まえせつ!・第8話
大阪二日目。ホテルのロビーで体育会系的に盛り上がるのはどうかと。
喫茶店で朝食を取りながら今日の予定。
りんが予定を話すのだが、行動予定って全部りん任せなのか。今日行く予定の場所はCOOL JAPAN PARK OSAKA。うーん、COOL JAPANって冠する物にろくなものが無い気がするのは先入観なのか。吉本新喜劇をやってるらしい。それならこの四人には意味があるだろう。
新喜劇は午後からなのでまふゆが行きたがっている道頓堀へ。前日も行ったんじゃなかったっけ。先に黒門市場へ行って(ホテルがなんばなのか、なんばスタート)大阪のおばちゃん店員と大阪な会話したり。xx万円や、っての都市伝説じゃないのか。
随分色々食べたと思ったのにまふゆは未だ色々食べたがっていた。少し早いけどそろそろお昼も近いと言う事でまふゆが選んだのはたこ焼き道楽わなか(千日前本店)。え?昼食にたこ焼き?
ここまででなんば周辺をウロウロしてるみたい。あまり大阪の地理には詳しくないので、都市規模感がピンと来ないが、ここからCOOL JAPAN PARK迄は30分かかると言う。え?マジ?山手線半周分も距離が離れてるの?近鉄日本橋から鶴橋乗換で大阪城公園迄乗換案内で12分と出たが。徒歩の時間も入れての30分か。と思ったら森ノ宮駅で下車してた。駅からホールへ行くのに地図を見るりんだけど、地図を歩く方向で上下回す人の案内は信じ切る事が出来ない…
それでも無事に到着。ホールの前に立ってたらそこの皆さんと声をかけられて新喜劇のチラシを貰う。この人は松浦景子と言う人 で、話の流れで自分達もお笑いやってて先輩から本場を見てこいと言われて来たと自己紹介する。そうだったの、と言う訳でだったら終演後に感想聞かせて、ロビーで待っててねと言われた。お話のきっかけ出来ました。この作品、実際の吉本の人を出してるので、りんが調べたとおりに座員紹介に載っていて「全国クラシックバレエコンクール 2015年優勝」と書かれていた。
と言う事で実際の舞台を見る四人。そこには松浦が出ていてラーメン屋相手にボケる。そして舞台上でくるくる回って見せるのだ。流石元クラシックバレエコンクール優勝者。
公演が終わってからロビーで待っていたら松浦がやって来る。どうだったと言う松浦に良かったと言う、りん本人も月並みなんだけどと言う感想を言うが、良かったものは良かっただからね。
ここでりんが松浦に聞いてみる。不躾な質問と思ったかもしれないがでもプロフィール欄に明示してる事だから別に何か負い目とかはないんじゃないかな。そしてそのとおりに松浦は人を楽しませたいからとクラシックバレエではなくて新喜劇に入ったのだった。その松浦が言うには他の人に無い何かを持つのが大事だと言われる。そしてやって見せたのがI字バランスだ。ああ、これもう半月程前だったら丁度バズっていたのに。
そろそろ東京へ帰る事を考える時間。でもここでふりいくっ!の二人へのお土産を買ってないのに気がつく。と言う事で吉本のお土産コーナーでキャラが書かれたクッキーを購入。男爵邸の人たちにも。どれが誰なのか分からなかったけど、新喜劇の座員紹介の所に行って絵を見てみたら、辻本茂雄さんとか、酒井藍さんとかは分かった。
もうちょっと時間があると言う事でまふゆの希望はまたたこ焼き屋を所望。わかなに行ったら今度はあのいかがわしいスパイクの二人がまた居た。今度はちゃんとご挨拶。進んで行ったのはふぶきだった。自分達もお笑いを目指していると。その時にどうしてコンビを組んだのかとか聞いたが、重要なポイントはコンビを長くやるのはどうしたらと言う質問の答えだった。コンビで何でも話し合えないと長続きは無理だと言う話。
でも前回から何かちょっと違ったふぶきだが、ここから少し様子がおかしくなる。他の三人は自分達も頑張るぞーと言う方向に無条件に刺激を受けたみたいだが、ふぶきはどうもそうじゃない。