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神達に拾われた男・第1話

ファンタジーな世界で訳あって一人暮らしなリョウマ君。だが各種スライムのおかげで不便のない生活を送っていた。汚物やゴミを処理してくれるスライムって便利だな。一人暮らしを初めて三年が経っていた。その間、他の人間とは全く会ってなかったらしい。
参考資料

そう言う生活が続くのかと思っていたらある日森の中で騎士達と出会ってしまう。四人の騎士達は負傷した一人の騎士を治療しようとしていたが、治癒魔法を使える一人の魔力が尽きてしまって負傷した者は危機に陥っていた。

それを目撃したリョウマが声をかける。カタコトで。三年間誰とも話をしていなかったので普通に話せないらしい。騎士はこんな森の中に出現する相手に警戒するものの、薬があると言うのでそれを受け取る事にする。何しろファンタジーの世界だから相手の姿が少年だろうと本体が何か分かったものではない。薬を確認して負傷した男に飲ませると、痛みが引いたのか穏やかな顔になる。外傷に飲み薬?と思ったが、ショックを抑える意味か。そうしておいてリョウマは家に招く。ここまでしてくれると流石に騎士達もかなり警戒を解いてついて行った。

だが行った先は崖。リョウマは封印の魔法を解いて中へ入れる。ここである騎士が気がついた。調度品が一人分しかない。この子は保護者無しでここに住んでいるのかと。それを尋ねるとリョウマは三年前に祖父が死に、両親は知らないと答えた。

そうだったのかと思う騎士達。だが生活はリョウマが使い魔としているスライムによって支えられていると知る。途中でリョウマが話を逸らそうとして氷の入った水を出すが、騎士達は氷に驚くものの、魔法で出したのかと思う。確かにそうではあるが、魔法のある世界だと「こんな季節に氷が!」って反応無いのは寂しいね。

騎士達はこの特異な生活を送るリョウマの本性を探るべく水晶を取り出す。表向きはこのまま君が一人で生活しても大丈夫か納得する為と言うが、これで色々な事を計るのだ。赤色にならなかったので悪い人間ではないと言うのが分かった。そして本当に11歳である事も。だがリョウマが席を外した時にその水晶を取り出した騎士が言う。このレベルを見て欲しい、精神的肉体的な苦痛耐性レベルが異様に高い。家事レベルがこれまた10もある。何故こんな値に。

傷ついた騎士ヒューズも大体治って、そしてこの男が一番騒々しいがリョウマにはすっかり気を許している。特別にまずい薬で増血して貰い、この野郎よくもこんなものをと言いつつ困った事があったら俺に頼れと言う。そう言い残して騎士達は去っていくが、団長にして公爵のラインハルトはあの子をあのままにはしておけぬと王都に帰ってから何とかする算段を考えようと思っていた。

そしてそれを見送るリョウマ。騎士達に実は嘘をついていると呟いた。三年前に死んだのは祖父ではなくて自分なのだと。ふーん、何かの生まれ変わりかなと思ったらBパートでオチが。

そう、死んだのだ。通常の世界に居て、ブラック企業に勤めていた竹林竜馬は。にしてもガタイが丈夫そうな前世だったんだな。そしてブラック企業に居たせいで精神的苦痛耐性がついたのか。嫌な形での耐性獲得だ。

そんなある日竜馬は死んだ。そして三神の居る場所で気がついた。異世界転生に馴染んだ最近の日本の若者はこんな状況になっても慌てない。なるほどとすぐに納得してしまう。だが死因がクシャミを四回したせいだと言われてそれだけは納得出来なかった。

神々は竜馬に全ての種類の魔法を授ける。ただ、全部と言う事は防御力に極振りしたみたいな事にはなれず、逆に八方美人に陥る可能性があると言う。しかし死因以外は納得した竜馬は異世界でリョウマとして転生するのを期待して送り出される。

よくある異世界転生物語だったのか!w

こうして異世界で三年間一人で暮らしていたリョウマだったが、先日の騎士を助けた事から話が動き始める。OPで登場する可愛い女の子を連れてラインハルトがやって来た。

異世界転生物だったけど、この先の展開次第かな。でも第1話は結構好きだった。
魔法は全振りなせいでどれもこれもLv1で、あまりチート感無いから俺また何かやっちゃいました?みたいな腹立たしい展開にはならないのではないか。
それより、前世の記憶で何かするんだろうか。

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