アサルトリリィ BOUQUET・第4話
さて今回はどの百合カップルのお話?
アバンで登場の郭神琳(クォ シェンリン)と王雨嘉(ワン ユージア)。字を見て中国系かなと思ったら、神琳は台北出身で雨嘉はアイスランド出身。台北は分かるが、アイスランドでどうして中国名なのか。神琳の所へ雨嘉がやって来た時に神琳とルームメイトになれて光栄ですと言っていた。
さてめでたくちゃんとしたシュッツエンゲルになった夢結と梨璃だが、梨璃がすっかりデレっとした状態になってしまい、このままではいけないと思う夢結。ところでこの二人の事を「ユリ」と呼ぶので、何の事かと思ったらリリィ新聞の号外で書かれたのが「夢(ゆ)梨(り)」と読めるので百合カップルにされてしまっていた。
そこで夢結は梨璃に指令を下す。あなた、レギオンを作りなさいと。レギオンと言われて何の事か分からない梨璃に二水がずっこけるが(どこに居た)、リリィ新聞を出してるのは二水なので夢結はすかさずお祝いありがとうと嫌味を。
レギオンとはローマ帝国の軍の単位のレギオンよろしく、こちらは9人でチームを組む戦闘集団の事。だってアールヴヘイムって登場していたじゃない。なるほどと理解した梨璃はさっそく夢結のレギオンを作ろうとメンバー集めに走り出した。いや、夢結の目論見は梨璃のレギオンで9人集められるかと言う試練の筈だったのに。でも主人公性格から見たらかえって梨璃レギオンの方が人が集まるんじゃないかな。
最初に見かけたのは同じクラスの安藤鶴紗(たづさ)だったがギロリと睨まれて声をかけられずに終わる。次に声をかけたのは六角汐里。でも二水はちゃんと調査してるくせに汐里が既にレギオン水夕会の副隊長なのを見落としていた。
さっきギロリと睨んだ鶴紗だったが、実は黒猫に弱い。すっかりデレデレになっている場面を二水に見られてしまった。流石鷹の目、どこで何を見かけるか分からない。見てはいけない物を見てしまったと思った二水、そこに後からやって来た梨璃を連れて一目散に逃げてしまう。
その二人にアールヴヘイムの二人が声をかけて、それにつられて他のアールヴヘイムの面々も寄って来たから梨璃が危ない連中に引き込まれそうと楓が助け舟を出す。その時に同じレギオンだと言うので、二人はこれで三人目。と言うか梨璃と夢結以外では初のメンバーだと喜ぶ。でも楓に言わせれば二水も既に同じレギオン。それを聞いて喜ぶ二水。
とは言えこれでやっと四人。あと五人。梨璃は同室の閑に声をかけてみるものの、閑は入学時から自分のレギオンを作ると言う志があるのだ。さらに閑は、あなたのレギオンに入った楓は8つのレギオンから声がかかっているとか、二水の鷹の目はレアスキルでやはり欲しがっているレギオンがあると教えてくれた。教えてくれたせいで梨璃は自分だけ何もないと思うのだが。
五人目は意外にすぐにやって来た。あの「じゃ」キャラなミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス。これでちびっ子2号参加。
そして次に声をかけたのが今回のメインの一人の神琳。神琳はあっさり快諾してくれた。同室の雨嘉にも声をかけるが、自分は姉と妹は優秀だけど自分はと口ごもる。そんな時に神琳が「自信が無いならおやめになったら」と。それを聞いて雨嘉は神琳がそう言うならやめておくと言うのだ。
でも梨璃はそれでは納得しない。神琳が雨嘉を以前から知ってる訳ではない。この春に初めて同室になっただけ。それなのにやってもみなくて分かる筈が無いと声をあげる梨璃にそれならやってみますと言う雨嘉。
実は雨嘉がこんな感じで居たのには理由があって、姉と妹はアイスランドでヒュージと戦っているのに自分だけ極東のこんな辺境においやられてしまった(いや、そうは言ってないけどw)。勿論百合ヶ丘女学院も優秀な生徒の集まる学院だけど、やはり一人だけ外に出されたと言うのが負い目になっていたのだ。
神琳が決めた実力判定は遥か遠くから雨嘉が10発狙撃する事。そして標的は神琳。それをはらう神琳。正確すぎるから着弾タイミングさえわかればはらえるのだが、ここで強風。それでもそれを把握した上での雨嘉の狙撃。最後は神琳の本来のチャームを使って跳ね返し。これであなたの本当の実力が示せたでしょうと言う神琳。
これで晴れて二人加入。しかもわだかまり感のあった二人がすっかり心を許せるパートナーとなって。