戦翼のシグルドリーヴァ・第1話
初回が一時間かと思ったけど、これは一時間やって意味のある内容だった。
よくある謎の生命体ピラーによって人類が危機に陥った世界。アラスカに出現したピラーに対して米軍が通常兵器で攻撃をかけるものの歯が立たない。謎の生命体相手にB-2爆撃機で爆撃する必要はないのではと思ったけど、とにかくこれすらも時間稼ぎで真の攻撃はトマホーク。トマホークで良いのか?あいつはのろいぞ。しかも一発?後で会議メンバーが核兵器でも歯が立たないと言っていたがまさかトマホークに核弾頭積んだ?とっくの昔に核攻撃出来るトマホークは退役してる筈だが。
神だろうと悪魔だろうとすがりたい気持ちだと言うその場に神をなのる存在Xが出現する。最初は少年の格好をしていたのでそっちに気を取られるので存在Xはオーディンの姿になってくれた。
こうして反撃手段(この時点ではよく分からない)を手に入れた人類はピラーに対して攻撃をかける。その主戦力の一人クラウディア・ブラフォード、コードネームがシュヴェルトライテが欧州の戦線でピラーと戦い戦果は上げるものの、援護する味方の損耗率が99.9%と言う「死神」だった。本人はずっとこれを気にしていた。
そのシュヴェルトライテに転属命令が下る。日本に配属されていたオルトリンデが失われたから。欧州の戦線は押し返す勢いを得ている。そこに三人ものヴァルキューレは多いと言う事で、欠けた日本にシュヴェルトライテが行く事になった。
シュヴェルトライテとかオルトリンデとか言うので真っ先にヴァーグナーのヴァルキューレを連想したが、どうもこの作品の大本は指輪が大本とした北欧神話らしい。残りの名前を見ると指輪では出て来ない名前のヴァルキューレが居る。
しかし日本へ向かう途中で輸送機がクラゲピラーの襲撃を受けた。クラウディアは直ちに迎撃に出ようとしたが、そこに三機の英霊機が到着。しかし三者三様で秩序だった攻撃が出来ていない。クラウディアが出撃して作戦を組み立て、クラゲピラーの活動限界の時間まで引き伸ばして撃退する事が出来た。
賑やかしの様な三人だが、再会する事は早々無いだろうと思ったのにクラウディアが館山基地に到着したら三人の中のレッドが迎えてくれた。
着任の挨拶に行った基地司令がこの手の話ではよくありそうな昼行灯的な指令。まあ基地の中を案内して貰いなさいと、やって来たのがあのレッドの六車・宮古。クラウディアの事はクラウって呼ぶから自分の事はミコって呼んでねと言って基地の案内開始。
格納庫に行くと整備班が英霊機の整備中。整備班がブロンド美人だーとクラウディアに寄って行くがそこに怒鳴り声。班長は千葉繁さんか。こりゃ決まった、この整備班の腕は超一流w
ここにピンクの渡来・園香が合流して基地食堂に行くものの、警戒態勢で閉まっていた。でも外で炊事している。そこでカレーを貰って食べる三人。ふと見ると駒込・アズズが子供達にたかられていてヘルプを呼んでいた。と言う事でミコがカレーをかきこんで代わりに子供達の相手を。
すっかりゆるゆるな基地だなと思ったクラウディアだが、ここで鳴り響くギャラルホルン。ピラーが出現したのだ。ゆるゆるな基地だと思ったのに直ちに避難を開始する民間人。
早速クラウディアも含めた四人が出撃。短時間に完璧に仕上げられていたのに驚くクラウディアだが、整備班にとっては整備が戦場なのだと。ね、ここの整備班は超一流でしょ。
またあのクラゲピラーだが、今度は数が多い。しかもどうも見た感じではエネルギーを失っている様には見えない。真っ先に感じたのはミコ。何か変。こう言う表現は軍隊では怒られる。でも会社でも本当は同じで具体的な事を言わずにもやっと言って来る人が多くて、具体的に何が起きてるのか言ってくれと言うのはままある。
クラゲピラーはどこからかエネルギーを補充している。そしてどうやらそれは海中に居る大きなヤツからだと分かり、それを釣り上げて空中で叩く戦術に変更。海中に弾を打ち込んで引きずり出したのはクジラピラーだった。
しかしこの時点でミコは勇者砲を撃ち尽くしていて、補充に戻っている間に時間稼ぎ。アズズは英霊機にゾンダーなんたらと言う多連装ロケット弾を搭載してクラゲピラーに応戦。ピンクも負けておらずスーパーチャージャーで超高速飛行。クラウディアの知ってる戦乙女と英霊機ではなかった。
ミコが勇者砲を搭載して参戦。三人でクラゲピラーの防御を破壊して勇者砲をお見舞い。しかし未だヴァンドランデが破壊されておらず、どうするのかと思ったらミコが英霊機から飛び出して神刀で斬ってしまった。だが、その時の爆発にミコはおろかアズズも園香も巻き込まれた。全機応答せよの呼びかけにまたも応答なし。また自分だけが生き残ってしまった、自分は死神なのだと肩を落としたクラウディアだが、今回は三人ともちゃんと生き残っていた。クラウディアはレッドをやっとミコと呼ぶ。
館山基地に暖かく迎え入れられたクラウディア。ここでは誰も死神だなどと気にしないのだ。
面白かった。
基地の雰囲気はパトレイバー、敵性体とそれに戦う人類の構図はストライクウィッチーズ、そして過去の戦闘機はガルパンやコトブキみたいだが、そう言う構図はおいておいて、楽しければそれで良し。