おちこぼれフルーツタルト・第1話
桜衣乃は岡山県からアイドルになる為に芸能事務所へと上京して来た。
憧れの東京。衣乃は東小金井駅でラットプロダクションのマネージャーの梶野穂歩に迎えられて会社の寮へ。大都会東京…あれ?東小金井って結構田舎?そうだったっけ?でも立川より手前だから家とか借りるとそれなりに高いよ。
衣乃がこれから行くラットプロダクション第4寮通称ネズミ荘は、既にそこに入っている関野ロコ(俳優志望)と貫井はゆ(ミュージシャン志望)と前原仁菜(モデル志望)が売れない為に寮を取り壊そうとされていた。それってつまりもう抱えてくれないと言う意味でもある?
ここに衣乃が参加。穂歩は三人に衣乃を加えてアイドルユニットを作り、それでお金を稼いでネズミ荘取り壊し計画を阻止しようと言うのだ。ユニット名は「おちこぼれフルーツタルト」。タイトルそのまま。
寮の取り壊しにまで来てるのは、朝からカレーを食べると言うのにも現れる。ずっと作り置きみたいだけど大丈夫か。
ネズミ荘存亡の危機は、管理・運営費が1億円と言う点に現れる。そりゃ取り壊したくなるだろうと思うものの、土地建物の3000万円とか設計費用とか何なの。とっくに建ってる建物なので、年間修繕費用とか不動産税とか、そっちだけじゃないのか。
これを見せられてはアイドルやりたくねーと言うロコも乗らざるを得ない。穂歩がまず持ち込んだ営業は5分の番組枠を貰ってそこに流すアイドル活動をすると言う物だった。衣装はもう出来ている。そして一回目の内容は駅前でチラシ配り。地道なアイドル活動のスタートではなかろうか。でもチラシの内容はスーパーの特売。
取り敢えずネズレンジャーの歌とポーズで注目を惹いてチラシ配り開始。これは結構ウケてお金を大分回収。でも衣乃は神聖な衣装で何やってんですかと。頑張るものの、なかなかはけない。そこでロコが見本をと言うが、転んで泣いてる子供扱い。次に仁菜の胸がはだけて別の意味で注目を浴びる。
そんな中でも衣乃は結構渡せていた。その秘訣は笑顔。衣乃は自分にはこれしかないからと言うが、笑顔は大事。主人公の笑顔の良いアニメは名作。
三人はそんな衣乃を見習って笑顔でチラシ配り。夕方になってやっと全部配り終えた。
笑顔の良いアニメは名作。
穂歩によると5分番組の視聴率は悪くなかったと言う。もっとも、その前後が視聴率の高い番組だからと言うのもある。そして5分の中で一番視聴率が上がったのは仁菜の胸がはだけた所で低かったのは最後の笑顔。視聴者、見る目が無いな。と言うか、そんな僅かな間でどうして視聴率が上下するか。