アクダマドライブ・第1話
公式サイトの絵を見た時にこれはどうかなあと思ったが、始まったらすぐに面白い。あれ?目論見が全然外れた。良い方に。
登場キャラに名前が無くて、主人公らしき少女は「一般人」。定時でひけたと会社を出たその先は大阪の様に見えるが違う別世界で面白い設定になっている。見た目は昭和中期っぽい風景なのに、科学技術は結構発達していて(横断歩道にそれが現れているし、飛び出しにも車の制御が出来ている)、それなのにバスが飛行船みたいなのだ。そんな程度の輸送力ではこの大きさの都市の人員輸送は全く追いつかないよと言うのはもうその何分か後には放置する程の魅力のある街。
一般人がたまたまたこ焼きを買って帰ろうとしたのが不幸の始まりだった。先にたこ焼きを買っていた男が500イエン硬貨を落として拾ってあげたのに男は一度落ちた硬貨は縁起が悪いと言って受け取らない。そのうちに一般人向けのたこ焼きが出来たがこの店は現金だけでハンコ電子マネーが今どき使えない。詐欺だと店のおばさんに警察に電話をかけられて一般人は警察に捕まってしまう。
一般人がそんな目に遭ってる時、さっきの男運び屋の他に喧嘩屋、ハッカー、医者に今日公開処刑される殺人鬼を救い出せ、報酬は1億。ただ、運び屋にだけは輸送の依頼。こいつらが全員警察めがけて殺到する。署長の所へアクダマ達がこっちに向かって来ましたと報告が入るとどうしてこんな日にと頭を抱える署長。アクダマ、天晴爛漫で出ていたアウトローみたいな連中か。
一般人は警察で500イエン硬貨を持ってるのにそれで払わないのは詐欺師だと言われるが、その理屈はおかしい。一般人はあれを拾ったばかりで、未だ私有していないからたとえ持っていてもあれは一般人の物ではない。だからそれは使えないと言うのが理にかなっている。
そんな時にアクダマ達が突入。アクダマ達の睨み合いの所に一般人が放り出されて、なんだかこの場で一般人なんて言うと真っ先に殺されそうな雰囲気だった一般人はアクダマ達の仲間と言う事にして自分は詐欺師だと言う。だがハッカーがそんなデータは無いと言うので、詐欺師だから警察のデータも騙しているのだと。それを聞いて感心するハッカーw
そこに警察ロボットの強力なのがやって来てアクダマ達を一網打尽。特に運び屋は破壊された建造物の下敷きで一時的に動けず、そのままやられそうなのを一般人は自分の方にそのロボットの注意を惹いてやった。でも一般人だから犯罪歴無しなので隣のチンピラめがけてロボットが動き出すんだけど。これをチャンスにして運び屋は下敷きになっていた場所から飛び出してレールガンでロボットを倒した。
このドタバタで処刑寸前だった殺人鬼が自由の身に。そして一般人が助けた黒猫が実は大元の依頼主らしく一般人までも含めた全員に自分の首が吹き飛ぶ首輪を殺人鬼によってつけさせて、ここから話が始まる。
一般人、酷い巻き添えw