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放課後ていぼう日誌・第11話

陽渚が背びれとかがトゲトゲしている魚を釣り上げた。夏海がそれを見て、気をつけろ、背びれとかのトゲを触ったら痛いぞと教えてくれる。動物って毒持ってるから嫌だよねえ。まあ陸上植物にもありますが。臭くてまずいからリリースしろと言う。しかしそれを見ていた部長はそれはうまいぞと言う。でも部長の言ううまいってのはこう言う臭いのある物もある意味うまいと言うおっさん臭い言い分なのだろうとリリースしてしまった。

しかし陽渚はまた釣り上げてしまった。またリリースしようとする二人を見て、部長は大野先輩に二人に教えてやれと言う。
分かりました(キラーン)。
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大野先輩に言われるとちゃんと話を聞く二人。まず危険な背びれなどはハサミで切り落としてしまいます。次に頭の後ろに背骨までハサミを入れて、パキっと割って内蔵を取り出す。うげええええ。内蔵が臭いから取り去ってきれいに処理をして刺し身にして出来上がり。二人は刺し身の臭いを嗅いでみたらくさくない。そしてうまい。と言う事でこの日は陽渚はバリを大量に釣って帰った。勿論その場で処理をしちゃってから。

帰って見せると、父はやっぱりこれって臭いやつだと反応する。それを聞いては陽渚は今日入れた知識で自慢するしかない。一方母は知り合いからおすそ分けして貰ったと言うキスを天ぷらにしてくれていた。キスの天ぷらを食べて美味しいと感動した陽渚は俄然キスを釣りたくなる。
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と言う事で、翌日部室に行ってみんなにキスを釣りましょう。これからはどんどん攻めて行くんだからと。しかし三人の反応が微妙だった。この時点では費用がかかるのかなと思った。

それはともかくキスを釣る為の道具を買いに釣り道具屋へ。キスの餌はこれだと言って青虫を見せたら陽渚は外のたこひげ店長にも聞こえる悲鳴を上げる。

たこひげ店長、陽渚が青虫は受け入れられないと聞いて、人工物のハイパーイソメを教えてくれた(本当の商品名はパワーイソメらしい)。何だそんなのがあるんだと、最初から教えてくれればよいのにと怒る陽渚。

それじゃ今日はあとは仕掛けとかも自分でちゃんと考えろと言われて陽渚は重りとか色々見ようとするものの、種類が多すぎて頭が爆発してしまった。

分からないなら店長に聞けと言われて、陽渚は何を揃えたら良いのかを店長に聞く。今回はキスを釣りたいと言う事で、店長はちょい釣りを教えてくれた。キスは砂浜の比較的浅い所にいるので砂浜でちょいと投げ入れるのだそうだ。そしてちょい釣りの道具として色々見せてくれた。初めて見るのは天秤。あれによって糸が絡まない様にするらしい。へー。こう言うのって、長年の経験則から生まれた道具なんだろうなあ。

合計で3,500円。釣りの部活は金がかかるなあ。登山の部活とかだったら最初の投資は結構するけど、その後はそれがだめになって買い換える迄は使えるから。一方で釣りって毎回餌代とかかかるよね。

浜で餌をつけるんだけど、当然陽渚は青虫の近くには寄れない。あの人工の餌を開けるものの、かなり本物っぽい。針にさして途中で切断する。指で切れって言うけど、ハサミで切ればいいんじゃ。力の弱い人ってそう言うのちぎれないんだよ。やったー出来たーと思った陽渚だったが、夏海の方は無造作に青虫を千切っていた。野生児め。

ちょい投げして釣れる迄を部長がお手本で見せてくれる。するとあっさりと釣れてしまった。これなら行けるかもと陽渚はみんなから離れた場所で釣りを開始した。青虫見たくないので。

しかしこの私もどんどん釣るよーと言うのは駄目フラグで、何度も何度もやっても全く釣れない。そのうちに夕方になって来た。夏海は見ていられなくて釣り方を教えて来ていいかと部長に言うが、それは駄目だと言う。陽渚が自分で考えて工夫して釣る様にならないと。だって特に今回は陽渚が自分でちゃんと進むと宣言したのだし。青虫と疑似餌とじゃ同じとは限らないって部長はサラッと最初に言ってたんだよね。

夏海が陽渚にもっとこう工夫をしたらどうかとじれてきた。それにどうやらあのハイパーイソメの入れ物にも何か書いてあるらしい。ああ、ちゃんと使用方法は読まなくちゃ駄目だね。

でも陽渚が聞いて来たらアドバイスしてやってもいいよと言うので、夏海と大野先輩は聞きに来いオーラを送りまくる。
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結局陽渚は一匹も釣れなかった。目が死んでる。
もういいやと言う陽渚。

部長はここで陽渚に宿題。何故今日は釣れなかったのか明日まで考えて来てねと。そう言われた陽渚は家に帰ってから父のPCで疑似餌でのキス釣りについて調べる。すると世の中には色々情報がちゃんとあって、そうだったのかそうだったのかと分かって来る事が多い。そうなったらすぐにでも実践してみたくなる。そうだよね、一度やって駄目で、あの時にああすれば良かったのかと言うのが分かると大きい。すぐにでも再挑戦してみたい陽渚であった。

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