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GREAT PRETENDER・第12話

本物のモントーヤの絵と知らずに2000万ユーロ程度の相場のロンドンの雪を25,000ユーロでコールマンに売ってしまった事から始まる今回の詐欺計画。主導はシンシアで、過去にコールマンと何かがあったらしい。エダマメはエダマメで下宿先に申し訳ない気持ちで、そもそも発端がエダマメだった事もあって参加する事になる。

どうもシンシアに見える女性が喫茶店で働いており、そこに売れていなさそうな絵描きがやって来た。ほう、どうやらこの絵描きを釣ってコールマンにモントーヤのロンドンの雪の偽物を掴ませようとしてるのかな、それにしては随分と仕込みが早いなと思ったが、半分当たっていて半分違った。今日の話が始まった時はこの場面が現在進行中の出来事と思った訳だが、少し進んでこれがシンシアがコールマンに含むところがある原因となった過去のエピソードだと分かる。
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コールマンには色々な方向からアプローチ。エダマメと工藤は庭師としてコールマンが利用している資産家の女性のファラ・ブラウンの家に入り込み、庭の虫は駆除したがこの虫は小さくて家の中にも入り込むと脅す。家の中に入られては大変だとファラは庭師エダマメを邸内に入れて家の捜索をさせた。虫探しなので当然家具の下とか色々覗き込むが、これが盗聴器の設置に好都合。さらには紙や布を食い荒らすと聞いて恐れをなしたファラがエダマメに絵画の隠し部屋まで教える事になる。そこには沢山の絵画が飾られていた。これは予期せぬ僥倖だった。

ファラはコールマンの金づるだった。コールマンはファラと個人的な関係を築いてさらに自分の欲しい絵をファラに買わせていた。オークション会場ではこれぞと言う絵の時にコールマンがファラに競らせて落札させていたのだ。ペンを指で回す合図で。

一方、アビーには別の方向からコールマンに接近させていた。先日の画廊で案内係をやった知己からアビーはコールマンを尊敬しましたあなたの下で働かせて下さいと接近する。コールマンは面白がるものの、あの絵を見る目がなかったアビーにはこの業界で仕事をするべきではないと一蹴。とは言ってもこれは未だ唾つけ。

次にアビーがコールマンと遭遇するのはあのロンドンの雪のオークションの時だった。アビーがコールマンに助けて下さいと接近する。何事かと聞いてみたらあのフランス人が、画廊のお得意様ではあるがストーカー行為をして追いかけて来ると。これでコールマンにはローランがいかがわしいフランス人として印象づけられる。アビーはあのフランス人にストーカー行為されていると言うのも印象づけられる。でもこの時点ではまたぞろ自分に寄って来るアビーもストーカーだと突き放した。この時点では。

そして本日のオークション。次々と競り落とされて最後に登場したのがモントーヤのロンドンの雪。ここがちょっと分からない。だって事の発端はエダマメが価値を知らずにコールマンにロンドンの雪を売ってしまったのだから、今の所有者はコールマンじゃないのか。それをオークションでファラに落札させようとしていた。
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競りは1000万ユーロから開始される。どんどん上がって2000万ユーロになってそろそろ居ないですかねと言った辺りでファラが2200万。よしこれで落札とコールマンが思った所にローランが2300万を出した。ここからはファラとローランの競り合い。ファラが思い切って2600万と上げた次の瞬間にローランが3000万。焦るコールマン。もう一押しをファラにさせようとしたがファラの執事が止めた。これでロンドンの雪はローランが落札した。

オークションの後でコールマンがファラを責める。あれだけの絵、ファラの資産ならどうにでもなったろう。価値のある絵は年月が経てば経つ程にさらに価値があがるのだと。ファラはごめんなさいと言うしかなかった。ここであの忠実そうな執事はコールマンを主人にあだなすヤツと言う印象が強まったろう。

憤懣やるかたないコールマンが帰途につこうとした所でアビーと出くわす。ロンドンの雪を自分から奪って行ったフランス野郎はどこのどいつだと調べさせようとした所に、そのいけ好かないフランス野郎にストーカー行為をされているアビーが来たのだ。これは利用するしかない。なんでもやるな?よし、あのフランス野郎の懐に飛び込んでこい。

飛び込んで来ましたw

段々お膳立てが揃って来た。だが、ロンドンの雪を取り戻すのに真正面から3000万も使ってどうするのか。その金はどこから出るんだと言うエダマメにシンシアは事の発端となったエダマメに出させると言うが、当然エダマメにそんな金は無い。改めてファラにロンドンの雪を買わせて3000万は回収する。但しその時に使うのはロンドンの雪の贋作。それを今エダマメに描かせている…いや、いくらなんでもそりゃ無理だべ。

実は贋作を描く一級品の腕を持った人間が居る。それが…

そう、嘗て未だシンシアが垢抜けない娘だった頃。演劇のオーディションで棒な演技で(ちゃんとそう聞こえる様に話していたよ、流石だな)落とされていて、喫茶店ではバイトをしていた時に出会ったのがしがない絵描きのトーマス・メイヤー。トーマスがシンシアをモデルとして描きたい、自分が今苦しんでいるがシンシアを描いたらきっと先に進めると言って誘う。

ここから二人はどんどんと仲が進んで行く。街頭で婚約指輪を出す場面と出くわすが、あれはそれが二人にとっても間近である事を示していたのだろう。シンシアはどうやら演技のオーディションには合格したらしい。二人の未来はどんどん良い方向に進んでいるかの様に見えた。ただ、相変わらずトーマスの絵は売れない。今日も豆のスープかなと思っていたところにあのコールマンがやって来た。

絵を見てコールマンは驚いていた。しげしげと眺めるコールマン。シンシアはこの人誰?とトーマスに聞くと有名な画商にしてオークショニアだと説明する。絵の目利きだけは本物らしい。偽物にははした金すら出さない男。

そのコールマンがトーマスの絵をこれは凄いと言う。しかしコールマンが凄いと言ったのはトーマスのオリジナルの絵ではなかった。トーマスがあこがれているモントーヤの模写の方だ。この私ですら真贋が分からない程の模写で、これで古い絵の具を使ったら区別が付かないだろうと。

そしてコールマンはトーマスに言う、君は素晴らしい贋作絵師だと。
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あ、話が悪い方向に進みだした。これかシンシアがコールマンを敵と見る発端は。

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