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魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~・第10話

十日で到着出来なかったら失格と言われていた勇者学院との合同授業に何とか間に合った生徒。それに対してアノス達はその日のうちに到着していると聞いて、早速アノスに文句付ける黒服リーベスト・エイニー。どんな不正を使ったのかと。アノス様、それに対してあっさりとお前は二日で着いたと聞いているから充分優秀だと返すので、黒服にしては珍しく自分の発言を恥じてリーベストは証拠も無しに疑ったのを謝罪した。
参考資料

早速合同授業開始で、まずは勇者学院の学院長にして選抜クラスの担任のディエゴ・カノン・イジェイシカが自己紹介。カノンって付いてるところを見るとカノンの根源の一つを持ってるのか。前回登場のメガネカノンのレドリアーノ、脳筋カノンのラオス、そして今回ショタカノンのハイネも加わって4個の根源が集まったか。

それにしてもディエゴ、見た目や声が既に悪者感漂っていて、さっそく先ずは両校から代表を出して魔法を使い合う簡単なレクリエーションをやろうと言う。

勇者学院からは序列2位のレドリアーノ、魔王学院からは三回生首席のさっきのリーベストが出て来た。ああ、リーベストさん、完全に噛ませ犬のポジションですね。

レドリアーノは卓上のボロボロ剣をリヒドの魔法で鋭利な剣に変えて見せた。リーベストは籠の中に入っているネズミをメドラで魔物にしようとしたが、何故か魔法が効かない。何度やってもダメ。勇者学院の方は緊張でもしてるんだろうとせせら笑っていたが、アノス様の目は誤魔化せないよ。

人間と言うのは相変わらず罠を仕掛けるのが好きだなと、レドリアーノがリヒドのみならず、魔族の魔法に対する結界も張ったと明かした。そしてそれを破るとリーベストの魔法が有効になってネズミや花が魔物に。驚く勇者学院の連中にこんなものでは物足りないだろうとリヒドの魔法であの剣を聖剣にまでしてしまった。

これで両校険悪な雰囲気で合同授業のスタートとなる。アノスはアイヴィスに人間界の噂の調査をさせていたが、勇者が人間によって殺されたと言うエレオノールから聞いた伝承は確認されなかった。一方で暗闇が再び世の中を覆っても勇者がそれを薙ぎ払うと言う伝承が勇者学院の卒業生によって広められていた。

そんな所にミーシャとサーシャがやって来て、今晩は勇者ジェルカの生誕祭だと言って夜店に連れ出した。ジェルカってあの大塚明夫さんのキャラ。この夜店を歩いている時にレイとミサが一緒に店を回っているのを発見。どうしてレイが誘ったのかは分からないが、あ、ひょっとしてミサの母の剣のお礼か。そのお礼でネックレスを渡すが、これが後日何かありそう。

翌日は湖での合同授業。しかしそこにはエレオノールの姿が見えない。この時、エレオノールって誰だっけと思ったけど、前回登場の僕だぞっ子だった。この湖の中で軍勢魔法で戦うと言う。勇者学院からは選抜クラス。魔王学院からはとメノウ先生が考えたたらディエゴが余計な事を付け加えた。少しはマシなのを出して欲しいが、あなたの教え子じゃ多くは期待できないだろうと。

これには魔王学院の黒服が怒った。自分たちを出してくれ。まさかアノスを出す訳じゃないよねと。メノウ先生、やはりアノスは考えたがアノス班は10名に満たない。しかしアノスはファンユニオンも加えたら13名だぞと。そろそろファンユニオンも加えてのアノス班にしてくれそうかな。

だがここで今回の噛ませ犬君のリーベストが進み出る。メノウ先生を馬鹿にされて黙っては居られない。挑発だろうと受けて立つと。そこでアノスはリーベストに任せる事にした。実はメノウ先生も怒っていた。

湖の中での学院別対抗試験が開始となるが、その時にアノスはメノウ先生にリーベストの素性を尋ねた。リーベストは黒服の中では少し異質で、入学した頃は落ちこぼれだったが、攻撃をする魔法よりもみんなを守る魔法をとメノウ先生に諭されてからは努力する様になって今は三回生の首席なのだそうだ。うーん、それにしてもあの程度で首席とは。やはり魔王学院は平和ボケしすぎているのでは。

それはともかく、リーベストにはそれなりに大きな魔力と人を率いる人徳はあるらしい。それに従って三回生が魔王城を水中に作り上げ攻めてきた三カノンを迎え撃つが、またも仕掛けがしてあって魔王学院の生徒達の魔力が効かない。

何かがおおかしいとメノウ先生はアノスの魔眼の力を借りて見てみたら、湖には聖水が仕掛けられていて人間には力を、魔族には毒になる様になっていた。はいはい、またも罠を仕掛けるのが好きだな、人間は。

メノウ先生はディエゴに抗議したが、聞く耳を持たない。その挙げ句に魔王城は破壊され魔王学院の生徒達は水中で次々と倒された。今すぐ救出しろと言っても、今使い魔に人を呼びに行かせているから30分もしたら来るだろうとうそぶく。

じっとしていられないメノウ先生、自ら水の中に入ろうとしたのをアノスが止めた。あの聖水の中だから魔族には力がふるえないと。でも待っていられないと言うメノウ先生に5秒も待てないのかとアノス様。

アノス様、5秒で生徒たちを湖底から助け出す。メノウ先生が治癒の魔法をかけても魔族の回復魔法が効かない。聖痕がついてしまったのだ。こんな危険な事をとメノウ先生が抗議してもディエゴはこれほどそちらの生徒が弱いとは思っていなかったと。

アノスが治癒しようとしたが、リーベストはおまえの情けは受けないと拒否。見事な意地だと言うアノスだが、それでは未だ巣立つ前の雛鳥をこんな目に遭わせた親鳥を悲しませる事になると言われて、リーベストは自分の意地がメノウ先生を困らせると悟ってアノスの魔法を受ける事にした。そして後をアノスに託す。
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アノスは勇者学院に二回戦目を挑む。聖水に頼らねば勝てないのかと言われても地の利だとか言うレドリアーノ。ハイネがそんなに怖いのなら水を抜いたらどうか待ってやるよと言うので、アノス様、待たせはせぬと一気に巨大な湖の水を全部消し飛ばした。
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神々がもたらした聖なる水が消えてしまったと驚くディエゴ。さあはじめようかと言うアノスの挑発に生徒カノン達は乗った。レドリアーノはあれがあるから大丈夫だと言うのだが、さてはこの場に居ないエレオノールが道具にされているのでは。

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