富豪刑事 Balance:UNLIMITED・第10話
ワインスキーと戦っていた大助だが、茂丸によってスーツの能力がジャミングされてしまい極めて劣勢。ここで加藤が撃てるかどうかだが、相変わらず撃てない。だが、その撃てない加藤を見つけて大助が上の方をと顔をしゃくる。上にはコンテナが吊るされていた。
加藤がコンテナのコントロールの方に行ったのを見届けて大助はワインスキーを誘う様にしてその下に行く。加藤、銃は撃てなくてもコンテナは落とせるのかと思ったら少しずらして落下させた。それで大助はワインスキーからは離れられるが、何故潰さなかったのかと。自分は公務員だ、そこまでは出来ないと言う加藤。それよりも助けて貰ってありがとうは無いのかと。
大助を見失ったワインスキーはブリッジに戻って茂丸に軽く文句を。請け負った仕事は船のガードであって息子の躾は入ってないぞと。すると茂丸が軽く指を動かして口座に1億円入れておいたから躾もやってくれと言う。
鈴江の方も大助のサポートをしている。なんとかして助けないとと。船の状態を見ていたら船体の割にエンジン音が小さいのに気がついた。そしてエンジンルームの設計図を見ると普通の船と違う。恐らくそこにアドリウムがあってそれでこの船は動いているのだ。
それを聞いて大助と加藤は脱出ボートへ向かう。見張りに見つからない様にパイプ管の上を這いつくばって進むのだが、そこで加藤が発見した。大助がシークレットシューズを履いている事を。それを言われて大助が加藤を蹴飛ばすのだが、この場面ってそれだけではなくて、靴底に何か武器を隠してるとか言うのに繋がるんじゃと思ったんだが。
鈴江は大助を援護する為に大量のドローンを飛ばす。それらは船のレーザー砲によって悉く撃墜された。だが、その中にさらに小さいドローンが。
船内ではワインスキーが部下に二人を狙えと命令する。抵抗したら殺しても構わんと。クライアントの依頼は拘束ではと言うが、そんな都合は知った事ではないという。
と言う感じで狙われている二人。配管の上に居るのを兵士が見つけて、ここで終わりだと構えるが、二人いるので片方の大助にやられてしまった。迂闊な奴め。
大助は鈴江からアドリウムがエンジンルームにあると聞いてエンジンルームへ向かうが、加藤もついて行くと言うと、お前は外に出ろと。身を気遣ったのではなくて囮になれとw
加藤一人で囮になるのはかなり危険な行動だった。何しろ兵士もワインスキーも居るから。綱渡りで海に飛び込んだ事に見せかけたが今回これが一番危険だったな。
大助の方はエンジンルームに忍び込んで見張りの兵士を締め上げて冷却装置を聞き出す。意外と単純にバルブになっていてそれを閉め始めたところでワインスキー到着。この時点では未だアドリウムの動きは止まっていないので、大助は素手でワインスキーと戦う事になる。流石にプロとの格闘は不利。それでもこれだけ出来たんだから、やはり前回予想した神戸家男子は格闘術を習っていて、だから茂丸は仲本と武井を殺せたんだな。
そこへ加藤到着。それを見た大助は叫ぶ
「カトウ、赤いパイプを撃て!」
なおも揺らぐ加藤の腕。だが大助は続けた。お前はただの公務員である前にずっとヒーローだったじゃないか!
加藤、この言葉でやっと手の震えが止まる。そして赤いパイプを撃ち抜く。
冷却剤が吹き出てアドリウムエンジンは停止…どころか爆発を始めたぞ。相変わらず冷却剤が止まるとエンジンがただでは済まない設計してるな、人類は。
ともかくこれでジャミングが消えて大助のスーツが復活し、ワインスキーを倒す。
そして大助はブリッジへ。加藤もつきあった。ブリッジでは茂丸が待っていた。大助は警察手帳を投げ出してこれは神戸家の事だと言ったのに、でもやはり警官に戻っている。加藤に手錠を出させる。仲本と武井の殺人容疑で逮捕すると。
しかし茂丸はヒュスクを失っていない。脱出用のホバーバイクを要求して大助のスーツを解除させブリッジが爆発。そのすきに茂丸が逃げてしまうが、一方で大助の方にも鈴江からヘリが来ていた。
炎上する船からワインスキー達が救命ボートで脱出しようとしていたが、ボートが下りない。力が戻ったらしい大助がワインスキー達を捕まえてヘリで岸壁に戻って行く。岸壁で星野達に引き渡し。
大助はケリを付けに再びヘリへ。加藤もそっちへ向かうのを星野がどこにと聞くと加藤は逃げちまったラズボスを捕まえにと答えた。星野、ヒーローを目指した加藤が戻って来たのを知った。