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富豪刑事 Balance:UNLIMITED・第8話

神戸大助は見ていた。嘗て父が母を殺した現場を。

神戸はあの時の真相を探ろうとしていた。そして仲本もまた迷宮入りにさせられた事件をずっと追っていた。両者の思惑が一緒になってまた動き出す。取り敢えずは武井の尋問。警察での尋問は信じられないと、神戸邸での仲本による尋問となる。

仲本に神戸邸での食事としてヒラメのムニエルが出されていた頃、加藤は本署に当時の神戸小百合殺人事件の資料を取りに行っていた。そこに清水室長が入って来る。定年間近なんだからやめておけと言っていたのにと、でももっと残っている当時の資料を教えてくれる。仲本、それでロッカーを2個使っていた。
参考資料

加藤が持ち込んだ大量の資料。仲本は武井の尋問へ、自ずとこの大量の資料の調べ直しは加藤の役割に。神戸は別の方向からと言って加藤に押し付けた。でもこれが正解だったんだけど。当時、茂丸と小百合は第三研究所に所属していてそこで知り合ったと言うのだけは分かっているが、第三研究所が何をやっていて、どこにあったのかすら分からない。キーワードはアドリウムと言う薬だけ。

神戸はヒュスクに第三研究所などの質問を手を変え品を変え聞いてみたが全て「お答えできません」だった。どうも茂丸や小百合に関係する質問は全部封じられている様だ。

大助は祖母の喜久子に真正面から聞いてみたが、祖母はもう過ぎた話だと何も答えてくれない。確かにあの頃、父と母はアドリウムを巡って対立していた。そして母は出て行ったのだ。

加藤はあの資料の山の中で大助が両親と写っている写真を見たりしていたが、手がかりが分からないと放り出したところ、その写真の裏には場所不明と書かれていた。当時ここの場所が不明として扱われていた。だったら今の状況で場所を割り出せないか。

仲本はあの調子で武井の尋問に入る。日本酒じゃないが、高い酒らしいぞと19年ぶりに飲み交わしながら。武井は何も知らないと言うが、こうまで怯えるのはあの後に齋木部長が事故死したからだ。明らかに口封じされた。そうか、前回見た時に仲本が「あの人はもっと上に行く人だ」と言っていたのに、改めてプロファイルを見たら最終の地位が部長で、あれ?全然出世してないじゃんと思ったのは、直後に殺されたからか。

仲本は攻める。武井は黒幕の名前を知らずとも顔を知ってるんだろう、この写真の中に居るかどうか答えろと。怯えて答えない武井。

鈴江は第三研究所などをネットで調べていたが、その過程で気がついた事があった。検索に出てもそのリンク先を踏むと404 not foundになる。それに気がついて鈴江は神戸を連れて別室へ。そしてベッドに押し倒して毛布を被って覆いかぶさった。いや、何すんだよと思ったら、どうもヒュスクは自分達が調べている物を感知してそれを全部削除して回っている様だと言う。しかも我々の口の動きからも何を調べようとするのかも見ている。と言う訳でベッドの中なのだ。

そのベッドルームから出て来た所を加藤があの写真を持ってやって来る。何か勘違いしているけど、そうじゃないから。
参考資料

この写真では大助の両親は白衣を来ている。だからここはあの第三研究所なのではないか。二人の首から下がっている身分証明書を拡大して文字が読めないかと画像処理したが、光の反射で元の写真にもデータが無いから解析出来ない。だがさらに調べて後ろの建物に気がついた。そこは神戸家の別邸だ。山ごとw そこに第三研究所があったのだ。今は関連会社のロボットやドローンの試験場になっている。

早速神戸と加藤はそこに潜入する事にする。一方で武井はここから出してくれ、あいつがやって来ると言う。仲本、そりゃ好都合だとおびき寄せる事にした。念の為に仲本には非常脱出路のロックを外せる様にしておいた。

神戸は現地で正門に行く前に車を停めて加藤にはそのままジェットで飛びそうな何かを背負わせて鉄条網の切断にかかりだした。当然警報が鳴り響く。そこで僭越ながら鈴江が叫ぶ「バランスアンリミテッド」。

途端に加藤の背負っていた物からロケット弾が飛び出し、周囲を攻撃。あっちに潜入者が居るぞと加藤が囮になってそのスキに神戸が屋敷の方へ向かった。

一方で神戸の屋敷の方には侵入者があった。直ちに鈴江から大助に連絡が入ったが、侵入者は次々と防壁を破って仲本と武井の居る取調室へ向かっている。どんな防御をしても易易と突破していて、やがて茂丸の音声・光彩認証を使ってセキュリティを突破しているのが分かった。さらには鈴江の居るコントロールルームがシャットダウンさせられる。

加藤はその事を聞いて、すぐにヘリを使って一緒に戻るぞと大助に言うが、大助は調査を続行した。そこで発見したのは茂丸がつい最近この装置を使っていた痕跡。

仲本は侵入者の報を聞いて、あの非常脱出路を開けて武井だけ逃がそうとする。一緒には逃げない。なぜならこれからやって来る人間こそがずっと仲本が追い続けていた真犯人なのだから、姿を拝まずには、そして逮捕しないでは居られない。それを受けて武井も覚悟した。武井も逃げなかった。

だがこの事は惨劇を生んだ。
加藤は大助を責めた。だからあの時戻ろうと言ったのに。
清水は仲本を悔やんだ。だから定年間近なんだから手を引けと言ったのに。
参考資料

え?二人殺された?
立ちはだかった鈴江は無事だったのに?
年は行ってるけど警察官二人相手に一人でやっちゃったの?本当に茂丸だとしたらどうしてそんな力が。茂丸だって年齢行ってたろうに。それに武井は黒幕の名前は知らなかったのだから、茂丸だったら名前は出ていたんじゃ。

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