天晴爛漫!・第9話
今回はインターバル回だった。小さいエピソードが幾つも繋げられている。
あんな事件があった事でレースをどうするかの検討があった様だがレースは仕切り直しで再開する事になる。但し、この町からは当面は最初に設定したルートからは変更されて北側を走る。まるで天山南路から天山北路に切り替えたみたいなルートだ。遠回りになるなとか言うけど、地図上は短くなってる様に見える。
ともかくこれで車を整備する時間も出来た。リチャードは自分では危険だから棄権すると言って離脱。
ホトトはディランに礼を言う。あの時のアドバイスで仇が討てたと。ところでクローディアって誰だ。吹き出すディランだが、今日のディランはこの辺りから調子がおかしくなって来た。
バッド兄弟がアップルパイを食べていたらホトトと遭遇。仇を討てたんだなとここでもホトトの仇の件。結局あいつがホトトの仇だったのか。チェイス・バッドはホトトに守るべきものと守りたいものの違いを示唆する。
天晴はアルからGMのカーターから何かIDを貰ったら良いと言われたので、GMのチームの所へ。そこでディランの車を興味深く見て廻る天晴だったが、そこにカーターがやって来て技術者達に休まずダブルチェックしろといいつける。そんなにやりたいのならお前がやれとひょっこり出て来る天晴。なんでここにお前がと言うカーターに天晴はガソリンエンジンの熱を回生して使う話をしに来たんだが、分からないならいいと言って行ってしまおうとしたが、カーターには分かった。そして天晴はディランの車に不自然な空洞があったと言い残す。
その空洞には意味があったのだ。嘗てのカーターの記憶が蘇る。カーターもまた昔は技術者であり、そして車の性能を上げる事に熱を持っていた。だが、コストに見合わない事などするなと言われて、その時の熱を失っていたのだ。
TJから髪型が変わったと言われたディラン。あれを気にしていたらしく、床屋に入る。ディランさんじゃないですかと陽気な床屋がカットを始めたので、これはまさかヤバい髪型にされるんじゃと思われたものの、それだとディランの今後の格好が付かない。でもそこに天晴が入って来た時は慌てて新聞で顔を隠す。
ディランが相手してくれないのでTJは暇を持て余す。そこにアルが声をかけて勝負となった。酒を呑む勝負と言うので、この時点で先が見えた。アルがあっさり倒れる。まあこの場面は前フリ。どうしたどうしたとアルを馬鹿にするTJにソフィアが怒る。何だったら俺と勝負してみろと言ったTJだったが、さっきのアルと全く同じポーズで倒れた。やっぱりね、ソフィアはあの場面に出た事でウワバミだと思ったよ。でもTJさん、そんなソフィアが気に入ったらしい。
小雨とシャーレンが勝負。シャーレンが棒で突いて出るものの、小雨があっさり切り刻んでしまった。やはり小雨は強いなとシャーレンは言うが、刀を使うつもりが無かったのに使わせたシャーレンも強いよと言う小雨。シャーレンは父親に鍛えられたそうだ。この先、女は色々差別をされるからと。そして強くなったシャーレンはこのレースに出る時に父を倒してやって来た。
そこにホトトがやって来る。小雨のお望みの場所が見つかったと。喜んで乗り出す小雨はシャーレンも誘う。それは温泉で、小雨はやはりゆっくり湯に浸かりたかったのだ。だが、先客が居た。そして彼等が入浴着を着ていたので、ここはそうかと思いつつ、小雨がどんな目に遭うかも予想出来た。
脱衣所で軽く女子トークに花を咲かせたシャーレンとソフィアが入って来て、同じタイミングで小雨が入る。何故同じ風呂にと驚きながら自分だけ全裸と気がつく小雨。そこに天晴も全裸で入って来た。まあ習慣が違うからねとあっさり許して貰い、日本での遊びにどんなものがあるかと聞かれて、風呂に入ってる時だからタオルでブクブクってのやるのかと思ったのに、あっち向いてホイ。この指が一度ならず二度までもディランにぶつかって、ディランが俺にもやらせろと言うから、チェイス・バッドとのあっち向いてパンチになっちゃった。
お前ら風呂ではしゃぎすぎ。
それに対して女子トークの方はちゃんと盛り上がっていたぞ。
こうしてお遊びの一日が終わって、愈々再出発。天晴の改造も完了したらしい。
ソフィアはまた鉄道で後を追うが、そこにご一緒したのはあのリチャード。
ホラ見ろやべーぞ。