魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~・第9話
200年前の回想から。アノスが果てしない戦いを終わらせる為にカノンに会いに王都に来た場面。カノンはちょっと心が動いたが師匠と言うジェルカが魔王の言葉に耳を貸してはいけないと出て来る。あっさり倒されるけど中の人が大塚明夫さんで、大者過ぎてこれだけの登場とは思えない。
そして魔王学院。前回エミリア先生は度重なるアノスへのちょっかいによりとうとう懲罰を受けて何度死んでも必ず混血に生まれ変わると言う呪いを受けてしまい、学院の教師は続けられなくなったらしく新しい担任が赴任。メノウ先生と言う。この人は現時点では特段アノスを敵視してないな。
さて今度勇者学院と交流授業があると言う。ところが魔王学院の生徒は勇者って何だっけと言う程平和ボケして知識が無くなっていた。誰か分かる人と言ってメノウ先生がアノスを指名するとさすアノのアノス様、淀みなく解説。
交流授業と言う事でアノスが班のメンバーを鍛える…あれ?ファンユニオンは未だこう言う事をして貰える対象じゃないの?レイは剣を失ってしまったのでミーシャが生成するが、こんな場面でいきなり生成した剣では役に立たない。ミーシャに生成の指導と、レイには剣を失った場合の戦い方の指導。そしてそもそも弱いミサには弱さを自覚した戦い方の指導。
メルヘイスの報告によるとあのガイオスとイドルは無事復活を果たしたらしい。やはりアヴォスに根源を乗っ取られていた。こうして最初のアイヴィスを加えて七魔皇老の中で四人が目覚めてアノスの配下となったが、残り三人はアヴォスに操られているだろうと予測される。でも繰り返しになるがガイオスとイドルって全然強さを見せなかったからなあ。4対3って言っても、4の中の2がこの二人では。
レイにはアノスが持つ剣の中から好きなのを与える事にした。あの宝物庫か。レイが手にとった剣は持ち主の気持ちが集中していないと何物も切れない剣。嘗てこれを使えたのは勇者カノンだけだと言うが、あのシンさんはどうだったんですか。
そして愈々勇者学院へ交流授業の為に出発。十日以内に到着出来ない場合はその時点で失格だそうだ。因みにメノウ先生は二日で到着したと言う。と言う事でみんな出発するが、我々もとアノスに言ったものの、何を言うかあんな場所は1秒で着くとガトムで一瞬にして到着。王都は今回の冒頭の回想で登場した場所だから行き先のイメージはしっかりしていた。
メノウ先生ですら二日かかると言うので実際の交流授業には未だ時間がある。と言う事でレイとミーシャは街の様子を見に、アノスとサーシャは学院の方へ行った。歩きながらアノスはサーシャにお前の澄んだ目が欲しいと口説き文句を言うので、動揺するサーシャが周りに影響を与えてしまうが、でもアノスの本心としてはサーシャに本当に力になって欲しいと言う事で、自分の目が届いていない場面をフォローして欲しいのだ。これって目の届いていない場面がこのあとありそう。
勇者学院に着いてあっさりアノスが門を開いて中に入ろうとしたら「僕xだぞ」娘登場。勇者学院の生徒、エレオノーレと言うのだそうだ。アノスとサーシャも名を名乗る。でもアノスと聞いても何も反応が無い。ともかくこのエレオノーレが案内するから中に入れと言う。あれですね、会社で外部の人間が外部人間用のブロックではなくて、特別に中のオフィスに入る時に、その会社の社員が付き添って入館証をつけていれば入れるってヤツですね。
勇者学院の中には大きな図書館があった。エレオノーレは勇者の事を知りたいのならこの本が良いと言って一冊の本を差し出す。その中で勇者と魔王の事がどう書かれているかと言うと、勇者が魔王を倒した事になっている。そして世界を隔てた壁はその後で勇者が作ったと。アノスの事をないがしろにする歴史にサーシャは怒る。だがそれをアノスは止めて、では魔王の名前は何だと聞くとアヴォス・ディルへヴィアだと言う。魔物の世界だけでなく人間の世界でも歴史が歪められていた。
勇者カノンは転生したのかと聞くと、そのままでの転生はなかった。そこにやって来た二人、一人目はカノンの一つ目の根源からの転生のレドリアーノ・カノン・アセスチェン、二人目は三番目の根源からの転生のラオス・カノン・ジルフォー。ラオスは短気で、アノスに勝負を挑んで来るが「まばたき」ひとつでラオスの攻撃を吹き飛ばす。明らかに力の差のあるアノスにレドリアーノがラオスに代わって謝ったが、どうも胡散臭い。
そして二人とは離れた後でエレオノーレがカノンがどうして死んだのかを教えてくれる。
それは人間が殺したのだ。