GREAT PRETENDER・第5話
まさかこんな結末になろうとはなあ。
とうとう枝村博士の為の施設が出来てしまった。前回の最後でエダマメはFBIのディキンスにサラザールだけは見逃せと言ったが、ディキンスからは却下されてしまった。サラザールはカッサーノとローランと並んで重要なターゲットであり、そして捕まったら終身刑だろうと言う。なら手伝わないとエダマメが言ってもそれならお前ともども捕まえるだけだと言われてしまう。
こうしてエダマメはあの眼鏡をかけてサクラマジックの製造を開始。嫌だと言ってはいたものの、一応製造ビデオは暗記しておいたらしく、手際よく製造を進める。機械類の操作も滞りなく終わり、暫くねかせると言う事でエダマメは外に出た。勿論敷地内から外には出られないが。
外ではローランがエダマメを労った。君は良いコンフィデンスマンになるよと。
作業は続いて愈々サクラマジックの完成間近。ディキンスからは愈々だなと言われ、金との引き渡しの時に踏み込むと事前通告される。大丈夫だれも殺しはしない。そう、わざわざ殺しはしないと。
アビーがさっそく完成したサクラマジックに手を出そうとした所をローランが止めて、金と引き換えにねと。カッサーノは金を持ってこさせて確認させる。愈々引き渡し…の時にアビーが何か音を感知した。
外からノックする者ありけり。あの工事をした業者がやって来たのだ。流石にこの現場を工事した業者とあってはカッサーノの手下も彼を通した訳だが、それでもカッサーノは何故ここに直接来たのかと叱責する。そして次の瞬間、アビーはまたも別の者を感知したと思ったらFBIとロス市警が雪崩込んで来た。
エダマメはディキンスに言われたとおりにその場に伏せた。他の人間はFBIの指示通りに手を後ろに組んで跪く。そしてディキンスがFBIだと身分を明かして枝村博士はこちらにと誘導。これでエダマメが裏切っていたと知るカッサーノ達。
ここでアビーが動いた。銃を奪ってFBIの方に向けたからFBIは一斉にアビーを撃つ。それをローランが庇って二人同時に血の海に沈んだ。殺さないと言った筈じゃなかったのか。激高したエダマメが銃を奪ってディキンスを人質に取る。仕方なくロス市警のアンダーソンらはエダマメの言うとおりに銃を置いて引き下がり始める。この時にエダマメははサラザールにも来いと言った。お前を助けるんじゃない、トムを助けるのだと。
ところがこの騒ぎにかこつけてカッサーノが怪しい動きを始めた。タンクの方に行ってバルブを回し始めた。これでタンクの圧力が上がってとうとうタンクが膨満し、それに気づいたディキンスが全員に伏せろと叫ぶ。それと同時にタンクが爆発。工場が爆発。
エダマメの事はサラザールが身を挺して庇っていたので傷は負ってない。でも耳がよく聞こえない状態に。カッサーノは真っ先に逃げていたので無事だったが、それにエダマメがタックルして追いすがる。お前のせいで、お前のせいでと。
カッサーノの方が暴力行為には慣れているのだろう、エダマメを振りほどいて三角コーンで殴りつけていた所へサラザールがやって来て助けた。サラザール無事だったか。
エダマメはFBIの施設かどこかで気がついた。両手を縛られて動けない状態で。そこではカッサーノがディキンスに取り調べを受けていた。カッサーノは自分はあの場に居なかった事にすると言い張るがエダマメがメガネで撮っていた画像があるからね。
じゃあそれはいくらなんだ、とカッサーノは今度は買収に切り替える。最初はそんな金で正義は動かないと言っていたディキンスだったのに、これを見た部下全員の口封じには1億ドルは要るだろうと言う。カッサーノの現時点での全財産だが自由の身には代えられない。1億ドルをディキンスの口座に振り込ませてデータを受け取って自由の身。入れ替わりに入って来たサラザールを顎で指して、細かい罪は全部こいつに負わせろと笑いながら出て行く。エダマメはこれを見て怒り心頭。だがここでまたエダマメは気絶させられる。
次にエダマメが気がついた場所はどこかの島かビーチでハンモックの中だった。そこに元気そうにローランとアビーがサーフボードを持って海からやって来た。
はぁ?w
実はあのディキンスもローランの仲間。ディキンスに化けたシンシア・ムーア。そしてあそこに大量に居たFBIもぜーーーーんぶローランの仲間。なんちゅー大掛かりな詐欺。カッサーノを騙して(ロス市警も騙して)1億1千万ドルを騙し取っての打ち上げパーティー。
しかもサラザールにはカッサーノのデータをコピーしたのを渡して、これで本物のFBIと司法取引しろと解放する。ああ、サラザールが何もかも無事に済んだのは良かった。そして一方のカッサーノ。本物のFBI、その本物のディキンスに捕まって、あの女狐のディキンスに会わせろと叫ぶが、目の前のおばさんがやり手FBI捜査官のディキンスなんですけどw
自分とは比較にならない詐欺師のローランを知ったエダマメ、賭けは完全に自分の負けでローランの配下にはなるがあと三年待ってくれと言う。ローランはエダマメを見込んで待ってやるよと。
日本に戻ったエダマメ、警察に自首して今まで騙した相手にこのドル紙幣で償いたいと出頭した。
第5話でCASE1「Los Angeles Connection」完。
凄い騙しテクニックだったな。
CASE2以降は誰が引き続いて出るんだろう。やはりローランがメインか?