やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完・第2話
やはり雪乃の状況を思い出しきれていないのでイマイチすとんと入って来ない部分もある。葉山から大変だったみたいだねと言われて八幡は妹の小町の事と思うが、葉山が言ったのは雪乃の方。でもそんなのどこから聞きつけたんだ。一方で小町の方にも言葉を送るものの、八幡の拒否の仕方が良い。なんで伝えなきゃならないんだ、でもその気持はありがとうと。
話が遡ってその雪乃がマンションに戻って陽乃と話す場面。八幡と結衣も同席したのだが、陽乃は酒を飲みながらかよ。酒飲みは人生の潤滑油だとか言うが、飲まない人間からみたらどんなに酒に強いと言ってもアルコールが入ると論理的な思考能力が落ちている様にしか見えない。私は酒の入った相手には論理的な相談事はしない。
あまり思い出せない雪乃の家庭事情について、雪乃が母親にはっきり言うらしい決意で実家に帰ると陽乃に言う。陽乃から一回帰ったら当分戻って来られないよと言われて雪乃もそのつもりだが、じゃあと言って結衣が荷造りを手伝ってあげると申し出た。雪乃が遠慮するが、八幡が無料の労働力だと普通に聞いたら悪い言い方をして、でもそのおかげで雪乃は結衣に手伝うのを頼める様にする。
荷造りの話が決まって陽乃はコンビニへ買い出しに。八幡は流石に女の子の荷造りは手伝えないから帰る事にするが、マンションの出口で陽乃が待ち伏せしていた。そんなに八幡と話がしたかったか。八幡が陽乃を導いてくれる相手と認めているのか。
翌日学校で結衣が部活行くのかと八幡を誘った。その時に膝掛けを持っていて、八幡がもうお前は既に持ってるだろと指摘したら、ちゃんと見ていてくれている事を喜ぶ結衣。しかし部室の扉の鍵が開いてなかったので八幡は先生の所へ鍵を貰いに。この先生、学校内でタバコ吸う人なんだっけ?
結局行き違いで雪乃が鍵を受け取っていた。そして部室でいつもの様に座るが…
ああ、奉仕部ってこう言う座り方するんだったな。そして今でもそうなのか。
雪乃と結衣が隣り合って座って、離れて八幡が並行状態で座る。そして雪乃が昨日の話を結衣の方に顔を向けて話すと、結衣は一瞬自分の事だと思って返すものの、雪乃が話しかけたのは八幡の方だった。結衣の延長線上に居るからね。しかしそれを悟った時の結衣の表情が悲しげ。この表情は何だとこの時は思ったが、今回の話の最後で分かる。
そこに乱入して来たのはいろはす。ああ、このキャラはよく覚えている。覚えているが、どんな立ち位置だったのか暫く見ていないと思い出せなかった。やはり5年のブランクは長い。いろはすはPCに小型プロジェクターを繋げてビデオを奉仕部と見る為にやって来た。結衣はこんな小さいのが?と驚くが、このサイズのは昔からあるんだよ。でも何年待ってもやはり小さいせいで明るさが足りなくてこうやって部屋を暗くしないとよく見えない。
ビデオの内容はプロムが出て来るドラマで、いろはすの言いたかったのは自分達の学校でもプロムやりたい、奉仕部手伝ってと言うものなのだ。雪乃がどうして今年からやらなくちゃならないのかと突っ込んだが、いろはすの回答がイマイチ分からなかったな。人間関係を忘れているせいなのか。
雪乃はそれを聞いた上で個人的に手伝うのを了解した。八幡と結衣は奉仕部として受けたと思ったのだが、雪乃は個人の気持ちだった。でも八幡がやってもいいんじゃねーのと言う事で三人で手伝う事になる。
雪乃と八幡のやりとり。これは結衣がさっき寂しい顔をしたのとつながっている。実は結衣は見てしまったのだ。あの荷造りの時に雪乃に電話が入ってちょっと外に出た時にパンダのパンさんのぬいぐるみの下に袋があって、その中に雪乃は八幡とのツーショットの写真を大事にしまっていたのを。
薄々とは気づいていた結衣。それが確証になってしまって、自分が入り込めないと知ってしまった。
おおおお、私は俺ガイルの中では結衣が一番好きなキャラなので悲しむ場面を見るとこちらも悲しいなあ。