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八男って、それはないでしょう!・第10話

バウマイスター騎士爵領にヴェル達がやって来た。
ひょっとして死亡説が流れて遺産相続されそうになっているのの、按察使的な感じで来たのかと思ったらそうじゃない。そう言えばブライヒレーダー辺境伯から頼まれごとがあると前回言われていた。

と言う事でバウマイスター当主を挟んでヴェルとブランターク対クルトとヘルマンがテーブルに座る。ブライヒレーダー辺境伯からの依頼は以前の魔物との戦いの時の戦死者が森の中でアンデッドになっている筈なのでそれがリッチになる前に浄化して欲しいと言うものだ。場所がバウマイスター騎士爵領内なのでその了解などを得に来た。

ところがこの場でクルトが異様にヴェルにつっかかるし、取り分を過大に請求する。後ろで聞いていたエルがとうとう頭に来てくってかかろうとしたのをヴェルが止めて、浄化後の埋葬儀式などはヴェル達が別に行う事になった。
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ヴェルの逗留にはヘルマンがもてなし役になるが、あれだけの料理を出して大丈夫だったのだろうか。料理はヘルマンの妻のマルレーネが出してくれて、この女性はヴェルに非常に気さくだった。逆にクルトの事は嫌っている模様。あの戦いにはこのマルレーネの祖父も参加したそうで(おじいさんとだけ言ったのでどのおじいさんか分からなかったが)、もし発見したらお願いと言われた。

晩餐の席で何故クルトがあんなに自分に突っかかって来るのかと嘆くヴェルに、ヘルマンはクルトがバウマイスター騎士爵の跡目をヴェルに奪われるのではないかと疑心暗鬼になっているからだと教えてくれる。でもヴェルはもう独立しちゃってるのにね。知らないうちに兄クルトがモンスタークレーマーになっていたと嘆息するヴェル。

ところでこの晩餐の時に珍しくブランタークが酒を勧められても飲まない。
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そして森の中に入ってアンデッド浄化作戦。アンデッドって悪口言ったら寄って来るものなのか。エリーゼが浄化のエリアを作り、ヴェンデリンがそれを広げる。そこにアンデッドになった戦死者が近寄って来ては浄化エリアに足を踏み入れて浄化されて行く。これってエル達必要だったのか?

と思っていたらドラゴンが来ましたよ。それと共にモンスターのアンデッドも。ドラゴンは流石にあの浄化エリアに足を踏み入れてもすぐには浄化されない。モンスターの方も。だからモンスターの方はエル達が食い止める。そして大物は前回参加のヴィルマが首を切り落として倒した。ヴィルマ、参加してて良かったな。

これで終わりかと思ったら最後に老兵のアンデッドが。リッチになってると言うが、でもあれはマルレーネの祖父だ。近寄ってエリーゼが手をかざすと抵抗する事もなく、逆に孫を頼むと言って浄化される。

こうして大量の遺品が回収される。村に持って来て村人に遺品を手に取らせると、マルレーネを始めとしてみな感謝してくれた。

ところがここにクルトがやって来て、それを全部差し出せと言うのだ。領地では鉄不足となっている貴重な鉄を回収してまた武器にする為だと。せっかくの遺品を取り上げられそうになってご無体な話だと嘆く領民。

これにはヴェルがクルトの前に出て、そんなに鉄が欲しいのか、鉄があったら遺品の回収をしなくてもいいのかと言うと、そんなものお前に調達出来る訳があるまいと思ったクルトがそうだと言うので、二次元ポケットから鉄の塊を出して、これでもういいなと。領民の前で株を下げるクルトと株を上げるヴェル。

こうして無事に埋葬の式が出来る。遺体が無い代わりに遺品を埋めて。式は聖女さまたるエリーゼが行った。クルトはここに参加していない。代わりに妻のアマーリエが子供を連れてやって来た。アマーリエはヴェルの事は小さい頃から知っていてこちらは悪意を持っていないみたいだった。

未だ小さい甥達には、ドラゴン退治の時の話をエル達の三文芝居で教えてあげて、しかも水飴をプレゼント。おまえはどうしてそう日本の食べ物に固執するのか。ヴィルマも喜んでいたな。

これでさっさと戻れると思ったヴェルだったが、ブライヒレーダー辺境伯の所にも遺品を届けたらブライヒレーダー辺境伯は遺品を兵士の家族に戻す迄はそのまま居て欲しいと言われてしまった。仕方なくまたバウマイスター騎士爵領に戻るヴェル。ところがブライヒレーダーさん、ルックナー財務卿あたりの差し金でヴェルをこのバウマイスター騎士爵領に足止めしているみたいだ。
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ヴェルのところにバウマイスター家の家宰の様な役をやってるクラウスがお話があると言ってやって来た。この領地はクルトが継いでは駄目になってしまう。だからヴェルが継いで欲しいと言うのだ。ヴェルにその気が無かったのにそんな事がクルトに漏れたら本当に大変な事になってしまう。固辞するヴェルだが、クラウスはこれは自分だけの考えではない、恐らく周囲の力も働いていると言う。

この地にいて特別に情報を掴んでいる訳でもないのに、よくそこまで推測したなと言って現れたのはブランタークだった。何の話かと思ったヴェルに、これはクルトではなくてお前にバウマイスター領を継いで欲しいと思っている王室の企みだと言うのだ。

今回見て思ったのだが、この作品って冒険者とかモンスターとの戦いとか、本当はどうでもよくて、骨幹はヴェルが異世界ヘルムート王国の貧乏騎士爵家の八男から大栄達して行く(これには上記の冒険者としての活躍が仕方なく必要)過程での貴族とかの謀略の話が大事なんじゃないのか?

でもそっちだけだと一般読者なんてつまらないから異世界冒険者風を装いってるだけで。
私は貴族の謀略だけの話が好きだけどw

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