Fairy gone フェアリーゴーン・第1話
P.A.WORKSの今期のアニメで、妖精兵が出る、と言うのだけは知って視聴。
皇帝が担がれて統一戦争が勃発。熾烈な戦いに妖精兵と言うのが導入された。妖精の力で戦おうとしたが、おそらくそれは各国で用いられたのだろう。そして各国の降伏で戦争は終結し、統一帝国が成立した。こうなると邪魔なのは妖精兵。妖精兵は行き場を失う。
欧州の中世ではある時期から傭兵を使った戦争がメインになって行く。当然ながら戦争が終結したら傭兵は「行き場を失う」。欧州と言う大きな範囲ではある場所での戦争が終結しても他の場所で戦争が行われている場合があったので傭兵はそちらに行けば良かった。但し英仏の百年戦争の様に傭兵を大量に動員したのに和平が結ばれると傭兵はそれこそ行き場を失って未だレコンキスタをやっていたイベリア半島に大量に流れたりした。そうでない場合は夜盗になってしまったりして、その場合は面倒な存在となる。
この世界ではどうなったのか。それは恐らくこれから語られて、それが一つの話の根幹になりそう。
オークション会場の警備員として入ったマーリヤ・ノエル。しかしオークションの物品の付近でウロウロして、上司であるフリー・アンダーバーに見咎められる。大人しくそこで警備に向かわないであちこち見て回るから、ひょっとしてこいつがオークションを台無しにするのかと思ったが、そうではなくて強盗登場。
これが妖精使い。そう言う訳でタダの警備員では全く太刀打ち出来ない。そこに駆けつけたのはフリーで、タダの警備員ではないなと言われて警備主任だからと答えるけど、いやそう言う役職の問いかけではないだろw
さらにおっかけでやって来たのがマーリア。相手の強盗を見て「ヴェル」と叫ぶ。冒頭で二人で逃げた女の子同士か。一緒に逃げたのに片方は強盗、もう片方は警備員。この争いの最中に妖精瓶のひとつが割れて中の妖精がマーリアの中に。このパターンは強力な妖精が宿るパターンじゃなかろうか。案の定、フリーとヴェロニカの妖精同士が争っているのを無理矢理引き離す。
ヴェロニカは黒の妖精書をまんまと盗み出して立ち去ってしまった。マーリアに対してはもう関わるなと言うが、マーリアはそう易々とは受け入れられまい。
そして残ったフリー。実は初めの方で言われた様にもう妖精兵は居ては困る存在で、妖精使いの存在そのものが犯罪となる。そこでフリーはマーリアに言う。自分はそう言う違法妖精を取り締まる機関の者で、お前は違法に所持する事になった。
選択肢は二つ。犯罪者として捕まるか、自分の下で働くか。 こうしてマーリアは取り締まり機関に入る。そしてそのままヴェロニカを探す事になるんだろう。