アニマエール!・第11話
そう言えば合宿に来ていたのでした。それにしても海辺には「無料とびこみ」とか言う場所があるのか。これで何となく予想はしたのだが、やはりこはねがとびこみで高い所に慣れようとしていた。それを知らされて宇希が一目散にかけよって危ない真似はするなと手を引く。そこで揉めると他の人に迷惑なんですが。
ひづめはなるほどそうやって克服しようとしたのかと感心するものの宇希は危険だと言って対立。子育ての方針を巡って対立する両親の様に。
明日のフォーメーションではショルダーストラドルをやってみる事にした。トップが肩車で乗るのだ。しかし、今までのスタンツのダブルベース・サイ・スタンドから見たら高くなると言う事でびびるこはね。一方で花和はそんなに高さは変わらないのではないかと思う。そうなのかな。
そこでこはねが練習案を考えた。海の中なら視線が海面からの高さになるから怖くないのではないかと。と言う事でやってみるが、水の抵抗が不安定にさせるのではないかと思った以上に浮力でふっとんでこはねはお腹から水面に激突。
ひりひりするこはねに何か冷たいもので冷やそうと虎徹が冷たい飲み物を買いに行ったのに戻って来た時に何か予想と違う物を持ってる。おまけをしてくれたと焼きそばを買って帰って来て冷たい飲み物を忘れてる。
ショルダーストラドルは降りる時も注意しないといけない。と言う事で、その練習も必要だが、跳び箱があればそれで練習出来るものの、もともとここは剣道場で流石にそれは無い。と言う事で犬養先生動員。人間鞍馬になって貰った。なって貰ったが・・・あっと言う間に耐久性が尽きて「壊れちゃった」。
次は実際にショルダーストラドルをする練習。ダブルベース・サイ・スタンドからこはねの脚の間に宇希が頭を入れて肩車する。こはねはしっかりと脚ではさんでと言われたので、これは宇希が首を絞められて苦しむ展開ではなかろうかと思ったら、「ありがとうございます」の方だった。
もっと上半身を反らしてと言われてこはねは反らすが、これが少し反らしすぎ。そのせいで後ろにバランスを崩して危ないところでひづめが抱きかかえる。
こんな練習を重ねて翌日は本番。ユニフォームは持って来ていなかったので、水着の上からTシャツを着て裾を結んでユニフォームの感じに。足を滑らすといけないから足はスニーカー。いや、違和感ないよ。
順調にこなして最後はダブルベース・サイ・スタンドからショルダーストラドル、そしてそこからディスマウント。うまく行けるかとこはねの手が震えていたが、宇希がしっかり脚を掴んでくれた事で信用してディスマウントに成功。全部を通してうまく行った。
遅れていたけど来たよ、と何がと思ったらみんなでバイトしてユニフォームを買うお金を貯めていたものの、こはねがほぼ連日お皿を割るドジを踏んでバイトから戻るのが一人遅れたらしい。
三諭吉さんと言う大金を持って震えるこはね。次のユニフォームのイメージ図をこはねとかが描いて来るが、ひづめさん、また得体の知れない物を描いて来ましたね。例のチアショップに行く為にまたも表参道で待ち合わせ。店員さんに次の大会にあわせてユニフォームを新調したいと告げる。あまり日にちが無いのでフルオーダーは無理と言う店員にひづめがイメージ図を見せる。あれ持って来たのか。ここまで来たらひづめは自分の画力を何とも感じていないらしい。
色々着て試してみる。見た感じはやはり腕が出てる方がいいかなあ。虎徹が選んだのは黄色いが、別に食いしん坊キャラじゃないからねと。その虎徹の選んだユニフォームの伸縮性を見て、こはねがこれなら太っても大丈夫とか言うと虎徹の太らないからが怖い。
そしてあまりびよんびよん引っ張るので虎徹は今度はこはねのほっぺたに逆襲。
こうやってユニフォームを選んでいる所へ双子の根古屋姉妹登場。ひづめと花和が元居たチームの子。前のチームって、結構ひづめとデリケートな関係じゃないか。でも双子はあまり意に介さずに、花和に向かっては相変わらずガチ百合ねとか。二人が抜けたおかげでレギュラーになれたとか、随分遠慮ない。その分、ひづめの件については全然他意が無かったらしく、あの頃はひづめって周りを見ていなかったとかズバズバ言うのだ。そして最後にはチームのみんなも実は気にしていたが、ひづめが新しい仲間と楽しそうにやっていると言えば安心するだろうと言って去って行った。
ひづめはこれでまたぞろ心理的なダメージを受けたものの、こはねがそれをうまく受け止める。今のひづめはこんなに楽しくチアしてるってのを見せられると。この辺り、流石主人公キャラだろうか。
そしてやっと思い出すユニフォーム選び。色から決めようとみんなで思った色を指差したのだが、バラバラ。結局はひづめが選んだ紺色になったらしい。これにはみんなが納得したものの、理由はバラバラw
こはねはよーし、絶対失敗しないぞーと意気込むものの、失敗しちゃいけない、失敗しちゃいけないが圧力にならないかが心配。最後の場面の雰囲気は圧にはなってなさそうだったが。