転生したらスライムだった件・第13話
1クール目終了の節目。
リザードマン王国と同盟を結ぶべく、選りすぐりの戦闘部隊だけで出撃したリムル達。すると偵察のソウエイから連絡が入った。リザードマンの一人がオークと交戦中で苦戦している場面に遭遇したと。どうするかと聞くのでそりゃ助けるだろうと言うリムル。ソウエイは出来る男なんだが、一方で冷たい。リムルが到着した時にはソウエイ一人でオーク部隊を全滅させていた。
虫の息のリザードマンの女隊長。リムルが薬を飲ませてたちまち回復させた。助けて貰ったお礼をすると、相手が同盟を申し出たリムルだと分かってさらに頭を下げて謝罪する。と言うのも、兄のガビルが父リザードマン王国首領を捕らえてクーデターを起こし、リムルからは合流するまで先走るなと言われたのを破ってしまったからだ。その上で虫の良い話だが、父を救出してその上でリザードマン王国を助けて欲しいと言うのだ。
あー、アホのガビルのせいでそんな事になっちゃったのかーと思ったリムルだが、ここでまたシオンが独走。リムル様の御威光を理解したあなたにどうしてリムル様が助けないなどと言う事がありましょうかと。前回トレイニーの要請を安請け合いした時と言い、何だこの性格はと思ったが、リムルによると有能な秘書の姿そのままに仕事をどんどん取って来ちゃうキャラなのだそうだ。
どのみちオークとは戦わないとならない。だからリムルはここでリザードマン女隊長を首長代理と認めてリザードマンとの同盟を正式に受諾した。そしてソウエイにはリザードマン首長を救出する様に命じた。
ガビルが率いるリザードマン部隊は洞窟をうって出て湿地帯でオークと交戦中。確かにガビルが考えたとおりに湿地帯では鱗などで有利なリザードマンがオークに対して善戦していた。だが、ガビルの無知を責める訳には行かないが、このオークは普通のオークではない。倒した相手倒れた味方を食べてその力を我が物、しかも部隊全体の力に変えていたのだ。だから交戦すればする程相手のオークの力が増して行く。
それはこの湿地帯での動きについても言えた。一旦引こうとしたものの、いつの間にかオークに後ろに回られている。倒れたリザードマンが食べられてオークにも湿地帯での敏捷な動きの力が着いてしまったのだ。
すっかり包囲されてしまったリザードマン部隊。助力にと数に加えたゴブリン部隊が今度は足手まといになって脱出が難しくなってしまう。その時目の前に出現した巨大なオーク。さてはこれがオークロードだな、こいつを倒せば活路を見いだせると思ったのだが、その相手は自分はオークロードではない。オークロードには足元にも及ばないオークジェネラルだと言う。これでオークロードの足元にも及ばないとはと驚くガビル。
それでもガビルは一騎討ちをして何とかこの場を脱出しようとする。ところでオークの軍団って蹂躙せよしか言わないロボットみたいな連中かと思ったらちゃんと意志を持った集団だったんだ。
アホだけど胆力はちゃんと備えているガビル。オークジェネラルも面白いと言って一騎討ちを受けたので双方戦う事になった。この様子をリモートで見ていたゲルミュッドとラプラスはニンマリして計画は順調とほくそ笑んでいた。だが、そこに突如トレイニーが出現してジュラの大森林を乱す者には懲罰をと問答無用で攻撃。ラプラスは腕をふっとばされたが、ここまでオークの進撃が進んだらもう長居は無用と逃げ出す。しかしトレイニーはそんな面制圧できそうな攻撃が出来るのならオーク討伐を手伝えば良いのに。そしてやっぱりオークジェネラルの方が強かった。ガビルがここまでかと思われた所に助太刀登場。
ゴブタ参上!
「貴殿は!あの村の真の主ではないか!」
なんだそりゃと思うゴブタ。そして嵐牙も到着。リムル様の命によって助太刀に参った。リムルだと?なんだその聞いた事もないやつは。誰だろうと邪魔立てするのなら消し飛ばしてやると言うオークジェネラルの背後で大爆発。
おっと、トレイニーに面制圧の手伝いをなんて考えたけど、オーガ族の魔術の面制圧攻撃の方がずっと凄かった。これだけの事をしないと20万のオークを潰せないからね。
それでも動じないオークジェネラル。トカゲ共を助けに来た様だが無駄だと言うオークジェネラルに、さっきリムル様をバカにされて怒りの嵐牙が本気出す。一天俄にかき曇り、黒雷嵐が残ったオークを一網打尽。ついでにオークジェネラルも片付けた。その頃ベニマル達も他のオークを殲滅。
同じ頃、ソウエイはリザードマンの洞窟に入って、侵入していたオークをやはり一網打尽。リザードマンの女隊長は口をあんぐりと開けて驚くしか無い。救出されたリザードマン首長はこれを見てリムル村と同盟を結ぼうと判断した自分の決断は間違っていなかったと喜ぶ。これでリザードマン王国は救われる。
洞窟を出ようとしたところでこちらに侵攻して来ていたらしいオークジェネラルが立ちふさがるが、これもソウエイが糸で拘束した上で指のひと動かしで切り刻んでしまった。今度は首長が口をあんぐりと開けて驚く番。
オークによる侵攻が大失敗に終わりつつあるのを見たゲルミュッド。このままでは立場がまずい事になりそうだと慌ててどこかに飛び去った。
そして上空から戦いを見ていた総司令官リムル。やっとオークロードを発見。
年明けはオークロードとの対決ですね。