INGRESS THE ANIMATION・第11話・最終回
サラが消えて指輪だけが翠川のところに残る。これだけ残ったって意味ないじゃないかと嘆く翠川。でもサラが完全に消えた訳では無かった。
ポータルネットワークの最奥でブラントと対峙するサラ。ブラントはやって来たサラに対して、来ると思っていた、君の協力が必要だと言うが、既にサラの答は告げられたとおりだ。精神体になって合一すれば人類はもう争わない血を流す事も無いと言うブラントに対して、サラは今のままでも分かり合えると言う。ブラントと戦うサラではあったが、攻撃は効かない。
その頃、生きていた劉が翠川のところへ。おまえのせいで地位も目標もそしてサラも何もかもが奪われた。サラはどうしたと聞く劉に翠川は目を逸らす。この時点ではサラは吹き飛んで消えた事になっているから。翠川がサラを守りきれなかったと悟った劉は逆上。本当に何もかも奪ってくれたな、ただでは殺さぬ、苦しませて殺してくれると。これ、つまりはすぐには翠川が死なないって事で。
ポータルネットワークの中ではブラントがサラに二人の争いを見せる。ほら見ろ、外ではこんな争いをしていると。それでもサラは考えを変えない。これが翠川に届くのだ。サラは消えていない。だから翠川は自分一人じゃないと信じて戦ってついには劉を倒した。敗れた劉だが、自分の意志を貫き通した事だけには満足した様だ。
そしてサラに接触しようとする翠川。その頃サラはレジスタンスとエンライテンドの二つの翼を得てブラントに立ち向かう。それでそんなものでは私に敵わないと言うブラントに、翠川は自分には何が出来るかを探ると、そこに見えたのはレジスタンスとエンライテンドがこの事態に争いを止めて赤い色の侵食に対抗しようとしていた姿。
ここで翠川は慈恩に依頼。レジスタンスとエンライテンドの両方に訴えて力を貸してほしいと。慈恩さん、超有能でこの要請に応えた。そんなにあっさり拡散なんてしないものなのにあっと言う間にこの訴えが世界中に広まる。そしてレジスタンスとエンライテンドの双方の力がサラへ。
みんなサラに力を貸してくれ!
その後のCMタイムでドラゴンボールのCMが流れるのは単なる偶然ですか?w
緑と青の両方から力が注がれるサラに、ブラントは驚くものの、無駄無駄、シミュラクラと本体を同時に倒さない限り私は消えないと言う。ありゃー、フラグ立ててしまいましたね。
そのとおりの事が起きるのだ。ポータルの方へヨタヨタと歩む翠川を「ゴミ袋」と、初めて会った時と同じ呼び名でノーマンが来たのだ。ノーマンは翠川に肩を貸してポータルまで連れて行く。そしてここまでだと言うノーマンは自分の決着をつけに行くと。
別れにあたって翠川が「今迄ありがとう」とでも言うのかと思ったら、違う。もっといかした別れの言葉。「いい旅だったな」
ノーマンもそれに応えた。「お前も歩ききれ、自分の道を」
ブラント本体の所へ辿り着いたノーマン、嘗てブラントが、そしてサラがやった様にXMを自分の身体に注入する事で爆発を引き起こす。それと同時にサラがポータルネットワークの中でブラントに攻撃。バカなと言いながらブラントは消滅した。最後にノーマンの姿を思い浮かべて。これが君の選択だったのかと。
ポータルネットワークに残ったサラの所へ翠川。君の力で世界を救ってくれと告げる。その翠川を押し返して、サラはポータルネットワークの中から世界中の赤色を殲滅。
世界は平静を取り戻した。最後にサラが残した言葉はまたどこかで会いましょうだったらしい。翠川はそのままサラとノーマンを探す旅を続ける事にした。ハンク・ジョンソンと伴に。そしてそこにはADAも居たのだ。
この作品、ゲームのIngressの宣伝にはなっただろうか。知名度は上がったかもしれない。まあまあの出来映えだったから。でもそもそもIngressは世界中にプレヤーが既に居たのでそこにどれだけ新規参入があったろう。IngressにとってはそれよりもコミュニティにしていたGoogle+が消滅する方が痛手だったと思う。