ゾンビランドサガ・第8話
とある工務店らしき所。お昼になって出前の注文を集めるが、豪剛雄だけは外で食べると出て行った。TVが嫌いなのだそうだ。ところがその豪が外でサガジンを見て驚く。おや、今回はこの巨大なおっさんが誰かを知ってるのか。
フランシュシュはサガロックで成功を収め、巽はさくらに今どんな感じじゃいと聞くと、さくらは以前は調子に乗るなと言われたので、それを避けたのに、今度は乗って行けと。どっちに答えてもダメなのか、考えているのか。そして巽は例によってリリィに迫ってサキがちんちくを怖がらせるなと怒るし。リリィとサキの関係性良いよね。
ともかく乗って行けと言う事で、次々と出演をこなすフランシュシュ。そして例のチェキ会。純子はそう言うのには顔を出さないキャラで行っていて、ブロマイドの販売だけをしている。その時にサキがあの豪を発見。あれはヤバそうだ。巽に金の取り立てに来たんじゃないかと思われたが、リリィの列に並ぶ。そして豪の番になった時にリリィをわしづかみに。そもそもアイドルは握手以外で触っちゃダメなのだから、サキの飛び蹴りが炸裂。一瞬、サキの身体の方がもげるのではと心配したが、見事にキックが決まって豪は吹っ飛ぶ。
事務室で事情を聞いてみたら、豪は9年前迄TVに出ていた星川リリィに6号が似ていたから思わず掴んでしまったと答えた。リリィを知っている人間が間近に来てしまった。
リリィに聞いてみたら、あれはパピィ(父)だと言うのだ。これは大変な事になって来ましたよ。と言うか、このシチュエーションを聞いただけで今回はもう胸が熱くなって来た。
水浴びから帰って来るの遅いねと探しに出て、リリィの所へさくらがやって来る。リリィは父との事を話してくれた。母が亡くなってリリィは父との二人暮らしに。でも父は優しくていつも一緒にTVを見ていた。父はTVが好きだった。ある時リリィが子役をやってみたらこれが当たって以来父は会社をやめてリリィのマネージャーとなる。しかしここから父は変わって行った。別にお金の為ではなく、リリィがTVに出てどう映っているのかどう可愛くとれているのかをばかり気にする様になる。そして運命の時が訪れる。
ある日リリィは部屋に閉じ籠もる。父は外からリリィに呼びかけた。
「足に毛がはえたから何だというのだ、まさお!」
え?
この辺りから強い違和感。部屋に閉じ籠もったリリィは鏡を見て驚いた。
「ひげー!」
こうしてリリィはショック死してしまった。
あ、うん、ゾンビ化して心臓が飛び出しているのがショック死だと言うのは分かった。でも、さくらが疑問に思ったのと同じ。さっきから登場する「まさお」って何?
リリィ、男の娘だったのかよ!!
皆、当然驚くが、今迄一緒に風呂に入っていたじゃないか。幼児体型だったから気づかなかったのか。サキはいいじゃねーか、ついていようとついていまいとと言うが、それを聞いてついてると赤らむ純子可愛いw
別の日のチェキ会。剛雄がリリィの列に並ぶ。XSのTシャツを買う。自分にはその位の子が居たのだと。そして怖がらせてごめん、もう来ないよと言って立ち去った。
剛雄にはどうしたら良いのだろう。もう来ませんと言って去った剛雄に。そんなの自分達に出来る事は決まっているだろうと、彼女らは(男の娘居るけど)歌で表現する事にする。そして巽の所へ行って新しい曲を頼んだ様だ。このリリィと剛雄の為に。曲作りも巽がやってたんだな。色々才能があるじゃないか。
そしてステージの日が近づく。剛雄の工務店にフランシュシュのチラシが入って剛雄はそれを受け取ったものの、握り潰す。当日、最後の曲が近づいたものの剛雄の姿は見えない。もう終わっちゃうと言う間際にドスドスと音を立てて走って来る大男がいた。剛雄だ。
それを見てサキは今日最後の曲は新曲で、メインはちんちくと紹介。そして曲が流れる。
その曲はリリィからパピィ剛雄への育ててくれた感謝の曲。全曲が終わる頃には剛雄の目には涙が溢れていた。
そして剛雄この日を境にまたTVの好きな剛雄となる。
途中、リリィって男の娘なのかよ!と言う場面はあったけれど、それはそれとしてまたも泣かせる話。第8話も良かった。ゾンビランドサガ、既に歴代アニメの中でも名作の境地だ。