ゾンビランドサガ・第9話
今回はサキの話らしい。
生きていた時はレディースの伝説の特攻隊長としてやんちゃをやっていたサキ。「佐賀レディースチーム怒羅美」の初代総長にして親友の麗子からはそんな事をしていたらマジでいつか死んじゃうぞと言われて、あたしは絶対しなねーよと言っていた。その言葉の甲斐もなく死んじゃったけど。
さて今回の巽の受けた仕事は、佐賀県では全人口の9割以上が老人である(そうなの?w)からその老人の心を掴まねば佐賀の制覇は覚束ないと言う事で、老人会の鹿島踊りに参加するぞと。よぼよぼに見える老人を前にして自分達はここでこんな事をしていて良いのかと思ったが、鹿島踊りの音楽が始まった瞬間に老人達はキレッキレの鹿島踊りを始めた。それを見て愛も参加。他のメンバーも参加して全員で公園での鹿島踊りをする。しかしそれを陰で見ていて舌打ちする者ありけり。一瞬アニマエールで牛久花和がひづめがあんなチア同好会でと陰から見て舌打ちしていたのを思い出したが、こちらは理由が違う。
はぁ、踊った踊ったと言うちんちく・・・リリィとたえの前に万梨阿は現れて、誰の許しを得てこの公園を使って居るんだといちゃもんをつけて来た。お前、どこ中よ?と言われても、リリィは永遠の小学生だし。小学生はマズイですよと言われて、標的を変える辺りはそんなには悪い連中でもなさそう。でも新たな標的は相手が悪くてたえは例によって噛みつくのだ。リリィはやっちゃえやっちゃえと囃し立てるが、騒ぎを聞いたサキがやって来て何やってるんだと割り込む。そのサキにも何か言おうとした彼女らだが、サキの鋭い一瞥で完全にビビってしまった。恐れをなして引き上げる三人だが、その特攻服の背中には「怒羅美 八代目総長 霧島万梨阿」の文字が。ああ、その特攻服やはりサキが居た怒羅美のか。
嘗て九州制覇をしようとしていた怒羅美も今や三人。それに対して万梨阿にガン付けて来た以前はサキと麗子にコテンパンにやられていた殺女(コロスケ)は今も大人数だった。万梨阿を取り囲んで決着をつけようぜとすごんだ所をワゴン車で移動中のサキが発見して飛び降りる。転げ落ちて首が曲がったサキが睨みつけると殺女の連中はひびり、さらにはあのいつもの警官登場。役立たずではあるが、この場をしらけさせる役割は果たす。東鶴美沙は近いうちに決着をつけようぜと言い捨てて去って行った。
巽はサキがワゴン車から飛び降りてレディースと関わりを持った事を問題視していた。アイドルが暴力沙汰と関わりになったらサキだけの問題ではない。フランシュシュ全体の問題になるのだと。サキはフランシュシュ全体に影響があると聞いてその場は言う事を聞いたが、それでは済まない事になる。
万梨阿が帰宅した先の家で待っていた母親は、ああ、やはり嘗てサキの親友にして怒羅美の初代総長だった麗子だ。万梨阿が遅くなったのを心配し、危ない道を渡っているのを心配する麗子だが、万梨阿はうるせえと言うだけだ。万梨阿が危ない道を渡っていないか心配するのも無理はない。だってサキと親友でそのサキがおそらくバイクで死んだからだ。
麗子はサキと話していた時に、将来はレディースをやめたら普通の家庭が欲しいと言っていた。なんだそりゃと言うサキに、自分の両親は離婚して、だから自分は普通の家庭が欲しいと言うのだ。果たしてその通りにサキ亡き後に麗子は普通の結婚をして普通の家庭を持ち、そして万梨阿を普通に育てていた筈だった。それは万梨阿が小学生だった頃までは続いたが、中学生になって万梨阿は変わった。
これ、どうして変わったのだろう。自分の母親が嘗て怒羅美の総長だったと言うのを知って黙っていられたのに衝撃を受けてその反動で自分も怒羅美に入ったのだろうか。
果たし状を受けた万梨阿が家を抜け出す。万梨阿が居ないのに気が付いた麗子が果たし状を見つけて対決の場として鏡山へ向かったのを知ってとうとう抑えきれなくなり、昔のバイクを出して鏡山へ向かった。
今まさにチキンレースを始めようとしていたところへ麗子のバイクが到着。麗子は万梨阿を止めた上で相手に謝るが、万梨阿はそれが気にくわない。また謝ってばかりかと。この収まりそうにないところへバイクの音を聞きつけたサキが自転車でやって来る。自転車で飛びだそうとしたサキに巽が自分がやろうとしている事が分かっているのかと言われて「アイドル活動だよ」と言って自転車を走らせて来たサキが。
サキの胸には一日特攻隊長の襷が。まさにアイドル活動。万梨阿はお前には関係ないと言うが、怒羅美をやってるならお前も知ってるだろう。これで本当に死んだバカが居ると。本当に死んでしまった者の言う言葉は重いぞ。麗子はサキにこれで死ぬかもしれないんだと言うが、サキは返した「あたしはぜってー死なんばい」。
それをあの時のサキと二重写しにした麗子がまさかサキ?と声をかけるが、サキは「誰だそれ?」と知らぬふり。しかし寂しそうに笑う。
そしてサキがまさに一日特攻隊長として殺女とチキンレースを開始。
だがサキの気合いはそこらの連中とは違う。崖が近づいたところで一段と速度を上げるので殺女の特攻隊長はびびってブレーキをかけてしまった。だがいくらなんでもあのスピードでは止まれない。サキは麗子のバイクとともにまた鏡山の崖から転落し、大炎上。
ああまたチキンレースで、この鏡山で、と思った麗子だったが、そこから彼女は這い上がって来る。単車をお釈迦にしてしまった言うサキを麗子が殴る。もしもの事があったらどうすんだと。サキは万梨阿に見たかこのかーちゃんめちゃくちゃ気合入ってるじゃないか、怒羅美続けたいのなら真正面からこのかーちゃん説得しろと。
そしてここからが本当のアイドル活動だ。サキはバイクに立ってその場のみんなを誘うのだ。今回の特殊EDはサキメイン。フランシュシュは高齢者ばかりかレディースまでファンに取り込んだよ。