シュタインズ・ゲート ゼロ・第13話
前回ラジオから聞こえたモーツァルトの魔笛で記憶が部分的に戻ったかがり。すっかりまゆりママに甘える子供の様になってしまった。だが記憶が戻ったのは部分的で、鈴羽とタイムスリップして別れてしまった辺りの記憶は戻っていない。だから子供が一体どうやって何年間も暮らせたのかは謎のままだった(空白の12年)。
鈴羽の方ははっきりと覚えている。だからかがりとは素直に向き合えない。だが、かがりが一部思い出した筈の記憶と食い違いがあった。これはなんだろうか。倫太郎がこう言う世界の人間としてミスターブラウンに聞いてみるとやはり洗脳の可能性があると言われる。
まゆりは記憶が戻ったかがりの為にサプライズパーティーをやってあげようと提案した。それに乗ってフェイリスやるか子も準備を手伝う。一方倫太郎は萌郁が見つけ出した小さい手がかりを探りに房総半島へ向かった。かがりが発見された地域で登記されていない場所に建物が一つ見つかったと言うのだ。萌郁の凄まじい運転で東京湾アクアラインを通って木更津へ。そして房総半島の山地帯へ。どこだろう。
その頃かがりは夕方5時から来てねとまゆりに言われて、まゆりの企みはバレるものの素直にその時間を待つ。ちょっと早かったものの外に出てケーキを買ってラボの方へ。だがその時に事件は起こった。親子で楽しむモーツァルト・クラシックコンサートの宣伝カーが通るのだ。
よりにもよってこれも魔笛のパパゲーノのあの部分を流すかよ!モーツァルトなら色々あるだろうに。魔笛だけでも序曲とか夜の女王とか。そしてかがりはその曲に反応してまた何かを思いだしたのだ。その記憶の場面にはどう見てもあの教授が。怪しいとは思っていたけどさ。そしてAMADEUS SYSTEM SAMPLE K6205の文字。Kってケッヘル番号かよ!魔笛はK620だぞ。
かがりは思い出して彷徨い始める。
時間になってもやって来ないかがりにラボではどうしたのだろうと心配しだした。鈴羽が何かあったのではないかと飛び出して探しに走った。落ちたケーキは気が付かないが、あのスマホカバーだけは分かった。嬉しそうに見せていたカバーなのだから。
一方倫太郎は萌郁に導かれて山道を進み、大きな研究所の様な建物に辿り着く。萌郁に言わせれば廃墟の偽装はされているが、つい最近まで使われていたものだろうと言う。そして二人が辿り着いた部屋は!
うわー!
どう見てもかがりが監禁されていた部屋ではないか!
「失敗した失敗した失敗した」みたいな心の叫びがまたも見せられてしまうとは。
衝撃の事態のまま来週は放送お休み。