はたらく細胞・第2話
今回はすり傷の話。
傷で出血すると言う事なので今期一番の期待キャラ血小板ちゃんが大活躍。
相変わらず道が覚えられない赤血球(主役)が先輩赤血球に道を教えられて上皮細胞の近くへ向かった。平和ですねーなんて言っていたらその平和が突如として破られた。文字通り破られた。
光あれ!
いや、普段は光が来ちゃいけないんだけど、穴(すり傷)が空いて光が届いてしまった。穴に吸い込まれる赤血球。擬人化されているからおかしいと言えばおかしいが、主に赤血球だけが吸い込まれる。あそこから外に出たら二度と戻れない。まあそうです。
だが、本当に恐ろしいのはその穴から侵入して来る雑菌類だった。
親玉が黄色ブドウ球菌かよ!
人間の皮膚などの常在菌で、普段はどうと言う事はないが体内に入ったり、身体が弱ったりしたら暴れる。特に薬剤耐性を得てしまうと手に負えられない。有名なのがMRSAで、日本語で書くとメチリン耐性黄色ブドウ球菌、元の綴りはMethicillin Resistant Staphyrococcus aureus(Staphylococcus aureusが黄色ブドウ球菌)。
次から次へと侵入して来る雑菌と戦う白血球(好中球)。中原さん声の黄色ブドウ球菌に言わせればすぐに出動出来ない他の連中が来る前に好中球のお前らを倒せばこっちのものだと言うのだ。
しかし白血球も待っていた。彼らの強い見方、血小板ちゃん達を。
なんだそいつらはと見下していた黄色ブドウ球菌らを尻目に血小板がどんどんフィブリンを使って穴を塞いで行く。あのネジみたいなのは凝固因子だったのか。凝固因子は第I因子から第XIII因子まであってフィブリンポリマーを架橋するのが第XIII因子だそうだ。するとあのネジみたいなのは第XIII因子だろうか。まあ最初からあまり突っ込まないでねと言われているので突っ込まないけど。
こうして血栓が出来て止血完了。しかしそこに赤血球(主役)と白血球(好中球)が巻き込まれてしまい、後日プラスミンで溶解されるまでこのままなのだ。