恋は雨上がりのように・第9話
夏祭りが二人だけなのかと思ったら、はるかの妹達がどうしてもと言って付いてきてしまった。それでもそれは気にしないでヨーヨー釣りとかを楽しむあきらとはるか。そうするうちに風と空の妹二人がトイレと言うので、二人を置いて翔大がトイレに連れて行く。
ふとあきらを見たらあきらの視線があらぬ方向を向いていた。近藤と勇斗も夏祭りに来ていたのだ。あきらはそちらに走り寄る。その様子を見てはるかがおや?と思うのだ。戻って来たあきらがバイト先の店長と言うその様子からまさかあきらがその店長を好きなのかと聞いてみるとあきらの反応が露骨なので分かってしまう。でもあんなおっさんでしかも子連れって。視聴者は近藤の事情を知っているからいいんだけど、あの姿だけ見たらまさかあきらは不倫?と思っても仕方ない。

何も言ってくれないと言うはるかだが、聞かれないから言っていないと言うあきらの抗弁にはるかは聞くなと言う雰囲気を出していると言う言い合いになってしまう。ありゃ、折角蟠りが解けたかと思ったのに。
近藤が横浜から高田馬場にやって来た(多分同じ日の夜)。飲み屋でどうやら誰かに会うらしい。それはやはりあの九条ちひろ・・・あ?は?男?へ?ホモ?いや勇斗って子供いるし、どう理解すれば・・・と言うのをこの場面で1分近く考え込んでしまったよ。
会話が進んでやっと話が見えて来る。近藤と九条は大学時代の友人で、同じ文芸をやっていた。そして九条の方が小説家としてデビューしたのだ。近藤、早稲田大学卒業だったのか。それが今のこの雰囲気から行くと文学部、そして後の橋の上での会話からするとロシア文学のコースだったのだろうか。学生時代に二人とも大学の文芸誌に寄稿していて九条は小説家、一方の近藤は小説家にはなれずに結果的に雇われ店長。文学部の就職って大変そうだ。因みにここでチラと出たのは元妻は「みどり」。
十年ぶりだと言うが、こんな悪友みたいな関係で東京と横浜ならもっと普段から会っていても良さそうなものだが、やはり思うところがあったのかな。仕事や家庭を持つと近くても会わなくなるけどね。
昔話に花が咲いてしたたかに酔っぱらって店を出る。歩いて駅まで帰ると言う近藤に九条がだだをこねるが(この辺りの奔放さが九条の方が小説家に向いていたと言う感じだろうか)、橋の上で月を見上げてロシア語で呼び合う二人。後で気づいたけどこの時は未だ満月じゃないんだよね、満月の直前。

九条がタクシーに乗って帰るその間際に言う、俺たちは大人じゃないだろ、同級生だろと。
近藤が翌日店に出ると(キッチンが別の日とだ。常時同じメンバーだったWORKINGと違うなw)、あきらに元気がなさそうだった。もうあきらとは「おともだち」の近藤だから気がかりで、夜になってゴミ出しをして来たあきらに近藤が声を掛けた。
友達と喧嘩しちゃって、もう仲直り出来ないかもしれないと言うあきらに近藤は空を指差す。そこには巨大な満月が。でかすぎるだろと言うのは、あきらの心象風景と言う事で、それを指して近藤は言うのだ。月に願いをかけて、今あきらとその友達が離れてしまっていてもまた近づける日が来るよと。ちょうど近藤と九条の様に。


