りゅうおうのおしごと!・第10話
あーきはーばらー・・・じゃなくて、あーろはー
竜王戦第一局の為にやって来たハワイ。しかし銀子が言うまでもなく相手が名人なんだからどう見ても弱っちい現竜王八一が浮かれている場合ではないと思う。桂香も一緒にやって来て(着くまで気づかなかったのか)僕の為に来てくれたんですねと喜ぶ八一にまた銀子が「ちっ」と舌打ちする場面かと思ったら私だってハワイ位来るわよ!と言う桂香さんの為の場面だった。
竜王の為に用意された部屋はでかい。まあそうだろう。ベッドはツインだし。だからあいがもじもじちらっちらっして私もこの部屋に泊まりたいなあと言うのだが、八一は無視。

対局開始前のレセプションでは八一にはあい手作りのレイ贈られる。そして今日はあいの誕生日だと言う事で(10月7日生まれ)月光会長のはからいであいに詰め将棋ケーキの誕生日プレゼントが贈られる。盤上がハート型の駒配置で、詰め将棋を解くまでの時間をゆっくりと食べて貰おうとしたのに、目の前であいがあっと言う間に解いてしまった。八一曰く詰め将棋に関してはあいはゴッド。
こんな感じで名人側をほっぽらかして八一側で盛り上がるレセプション、これってこのあとの暗転が待っていそうな予感。
八一が夜中にビーチに出てみたら銀子が泳いでいた。見に来たのかとか言われるけど、それ以前に夜中に泳ぐ方が、どちらかと言うとあまりないのではないか。銀子は八一からパーカーを借りてその後はビーチサイドを一緒にお散歩。アイスクリームもおいしくいただいて銀子的には良い雰囲気だった。なのに八一はこんな時でも小学生の事を気にかけているとこのロリコンめと責める。ロリコンじゃないのなら証明してみせろとちゅーをおねだりするポーズをするのだが、八一はご冗談でしょうと。まあね、普段の銀子の様子からだとからかわれていると思っても仕方ない。でも銀子は大いに不満。

そして始まった第一局。名人が八一の得意手の一手損角換わりで仕掛けて来る。八一は応戦するもののこの対局は八一の負け。この負けが大きい。自分の世界を破壊されたのだ。対局後にあいが未だ一回負けただけですよと言っても、その自分の世界が破壊されたのだからと怒りをぶつける。これはどちらも仕方ない。あいは小学生でまだそこまで分からないし、八一も自分の世界を破壊された高校生なのだから。小学生に大人げないなんてのはもっと老成してから言える話だ。
第二局は大阪で。あの大きな傷手から間もない事もあって、ここでも八一は負けたものの未だ第一局での敗北感の方が大きい。そして第三局は天童で。一見うまく攻めている様に見えたのに八一は持ち駒でその先名人に襲いかかる手が浮かばない。既に時間を使っていて考える余裕が無い。そこで目に入ったのは千日手。千日手をしている間に考えられると思ったが、その中で王手が入っていた為に王手を入れた千日手はダメなのだそうだ。そこで狼狽する八一に最早名人は溜息をつくしかない様だった。
こうして第三局も八一の負けで、もうあと一勝で名人が竜王のタイトルまで奪う所となった。八一は究極に追い詰められた。しかもその追い詰められ方が酷かった。一体どうやったらこの局面を打開出来るのか。棋譜を掠う八一。
そんな八一をあいがかわいらしく迎えるのに、ぷいと自分の部屋に入ってしまう。八一には打開策を考える事しか頭になかった。そこにあいが明日はマイナビ女子オープンがあるので一局勉強させて欲しいと言って来た。
ここでうるさいと言って追い返しはしなかったが、その後の対局が酷い。あいを完全に怯えさせてしまって、しまいには盤上の駒を手を叩き付ける様にして掴む。ここ、分からなかったのだが、原作者の解説によると、あいが負けが決まっていたのに粘ったのを、自分の勉強の時間が失われる事に苛立った八一の行動なのだそうだ。追い詰められた若者だから仕方ないかもしれないが、あいちゃんをこんな目に遭わせたのは許せぬ。

だから翌日のマイナビ女子オープンの時、対戦前から天衣はあいの異変に気が付いていて、対局で月夜見坂があっさりあいに勝って、雷に勝ったと聞いたから期待したのにこんなものかと立ち去れたあとで、あいは過呼吸で倒れる。
いよいよ終盤で八一にもあいにも試練の回。
八一はクズだけど、年齢を割り引いて考えてあげよう。

