グランクレスト戦記・第1話
アトラタン大陸で争う大工房同盟と幻想誌連合(もうこの名前だけで、なんじゃそりゃと言う感じなんですが)。しかしドゥーセ大公の息子アレクシスとクライシェ対抗の娘マリーネの成婚を機に和議を結んで平和が訪れようとしていた。しかしそれを目前にして事件は起きた。
学生代表として式場に向かったシル―カ・メレテスだが、そこに混沌の出現を感じ取り、新郎と新婦の制止は出来たものの、自身も止められて両大公を救う事が出来ず、出現したデーモンロードの結界の中で、両大公の魔力も及ばず頸を刎ねられてしまう。この惨劇によって結婚はご破算。でも新郎は手を差し伸べたのに新婦がそれを拒否した様に見えた。デーモンロードの出現時に倒れた弱さを見限ったのか。
それにしても最初からあの球体は禍々しい感じで、何を好き好んであんな場所で式を挙げようとしたのか。
さて、当のシルーカは魔法師として君主との契約を結ぶ事になったが、その相手が選ぶにあたって顔で選んでしかも露出の高い服をあてがったと言う好色君主と契約するのが嫌だった。そこへ向かう途中、途中の領主に唆された暴漢にシルーカは襲われる。
こんな連中と思ったシルーカだったが、そこにテオと言う青年が出現し、罪なき者を襲うなと言って辛うじてそいつらを追い払った。こいつは使えると思ったかシルーカは、何故聖印を自分で作って君主になろうとするのかを聞いてみると、困っている民を救う為だと言う。志はいいじゃないかと思ったシルーカは、魔獣をけしかけてそいつを倒して核を取り込めば騎士のランクにはなれると戦わせる。テオは苦戦してすんでのところで魔獣を倒し、騎士のランクへ。それを見てシルーカは無理矢理騎士と魔法師の契約を結んでしまった。これで嫌な好色君主との契約もしないで済むし。
その上でシルーカはテオを領主にさせようとする。先ずは自分を襲わせた領主の館に乗り込み、魔法師協会の規約違反を追求して向こうの魔法師の契約を破棄させた上にテオを戦わせて倒し、まんまと領主権を手に入れてしまった。
その上、周囲は同盟の領主ばかりだと言うのに連合へ加盟すると言う。戦いを誘発させて次々と平定して行くつもりだな。シルーカがテオを操ってどうして言うのかがこの話のミソとなりそう。