ヴァイオレット・エヴァーガーデン・第2話
カトレアの自動書記人形ぶりを見て自分も自動書記人形になりたいと志願したヴァイオレット。機械式タイプライターは使った事が無いが練習すれば問題ないと言うヴァイオレットにエリカはそんなものじゃないとぼそっと呟く。アイリスも認めていないみたいだ。
取り敢えず打ってみましょうとカトレアに促されてヴァイオレットはタイプライターの前に座る。指をホームポジションに置いてと言いつつ、手袋は外した方が良いわねと言うからヴァイオレットは手袋を外すが、するとあの機械の手が出現するのだ。
いきなり文章を見せて打ってごらんと言うけど、ホームポジションだけだといくらなんでもちょっと無理では。教則本を見てどの指がどのキーをカバーするのかを少しでも見ておかないと。
ヴァイオレットはそう言われて打ち始める。勢いよく打ち始める。あまりの音にカトレアがもっと静かに打ちましょうと止めた。あの程度でうるさい?w
さて、配達員のベネディクト、昼を受け付けの女の子と一緒に食べようと誘うがあっさりふられる。でもあれはちょっとそっけなさすぎではないか。これが初めてじゃないって事だろうか。同じく自動書記人形の女の子を誘うもののこっちでもふられた。もう髭のおっさんしか慰めてくれない。
そう言えば指をホームポジションに置く時に「エフとジェーに」と言うからまるで英語だなと思ったが打たれる文字はラテン系のアルファベットとは形が違う。違うだけで一意対応な気もするが。そしてベネディクトが「焼きそば」とか言うので、一体この作品の社会設定はどうなっているのだろう。
ベネディクトが二階に行くと、社長のクラウディアがカトレアに怪しい言葉を言われて迫られていた上に、クラウディアはヤバイ台詞を吐く。今月の俺の給料無いとか。これを聞いたらそりゃベネディクトもこの会社ヤバイと思うだろう。
実は自動書記人形の所へはタイプの依頼は来るものの大抵はカトレアご指名なのだそうだ。だからアイリスとかは宛名打ちばかりで面白くないと思っている。
そんな所へ依頼人が来た。カトレアが居ないのでアイリスやエリカが受ける。近くで仕事ぶりを観察するヴァイオレットだが、タイプミスを指摘したの迄はまあ良いとして、依頼人への対応がまるきし機械的でワロタw
なんだこの内容は、お前は何様だと怒る客相手に、ヴァイオレットは「エリカ様です」とか、自分の言っている言葉に思わず泣き出す客には「泣くな、仕事が進まないだろう」とかw
そして問題はカトレアを所望だったものの、居ないからあんたでも良いとヴァイオレットが引き受けた客の文章。相手の男の気持ちには簡単には答えられないけど一方でその男からはもっと押して欲しいそうしたら自分も受けると言う微妙な女心を、言葉の表面だけをなぞってそのまま打って相手の男に出したものだからその手紙は突っ返された。それを怒ってその女が怒鳴り込んできたのだ。
カトレアがヴァイオレットを連れ出してお茶を飲みながら事情を聞くと例の「愛している」と言う言葉の意味を知りたいから志願したのだと言う話を聞く。
その帰り、雨が降ってもそれを気にせずに濡れたまま帰って来たヴァイオレットをエリカが出迎えた。自分には向いていないのかと言う問いにエリカは自分の事から話そうとしたのにヴァイオレットは「あなたの事はきいてない」とばっさり。ホントにコンピューターみたいな子だw
そんな簡単なものじゃないと呟いたエリカだが、ヴァイオレットは軽い気持ちで自動書記人形を志望した事が分かる。そして自分もやはり足りない部分があるのだと。エリカはヴァイオレットの参入には納得したみたいだ。じゃあ残るのはアイリスか。
クラウディアは自動書記人形として接客するヴァイオレットの為の服を用意してくれる。そしてヴァイオレットが気にしていたあのブローチも闇市で見つけて買い取ってくれた。
後からカトレアはクラウディアにギルベルトの事を聞くが、クラウディアの言うもう戻って来ない、と言う台詞は前回の様子と今回の様子とを組み合わせるとまるでギルベルトはこの世に居ないみたいな感じなのだが、はたしてどうだろうか。