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宇宙よりも遠い場所・第1話

玉木マリは気がついた。母に窒息させられそうになって起こされた時に落ちて来た自分のメモには高校に入ったらしたいこととして「日記をつける」「一度だけ学校をサボる」「あてのない旅に出る」「青春、する」が書かれてあった。

何もしてなーい!

マリは友人の高橋めぐみに何もしないまま二年生になってしまっていたと嘆く。だからこれをしなくちゃと明日学校をサボってどこかに出かけると言い出した。めぐみも誘ったものの、そんな事には付き合えない、取り敢えず誤魔化しておいてあげると言ってくれた。

そうして決心したマリは翌日朝早くに家を出て学校をサボって旅に出ようと館林駅へ向かった。雨の中を。何も明日と決めたからと言って雨の中を行かなくてもよいものを。そしていつも行く学校とは反対方向の伊勢崎方面の5番ホームに立ったマリだったが・・・学校に来てしまった。
参考資料

端的に言えば日和ってしまったのだ。
それは分かる。
しかし日和らなかったとして浅草方面ではなくて伊勢崎方面の電車に乗ってどこに行くつもりだったんだ。単に「学校とは反対方向」と言うだけで路線図も何も調べなかったのだろうか。

ともかく自分が怖気づく性格なのを自分では嫌だとめぐみ相手にこぼすマリだったが、ひととおり話して茂林寺前駅から電車に乗ろうとした。学校は茂林寺前駅周辺と言う設定か。学校の舞台協力としてはEDに桐生市立商業高等学校って出ていたけど。

その時だった。自分を追い抜いて行った髪の長い女の子が封筒の落とし物をして行ったのだ。そしてそれには一万円札が100枚入っていた。

気が動転して警察に届けずに思わず持ち帰ってしまったマリ。しかも学校に持って来てめぐみに見せる。流石のめぐみもその金額には驚いた。マリは動転した上に、落とした子の制服が自分の学校の制服らしかったので、学校で会えるかもとも思ったのだ。

そんな訳でめぐみが手伝ってその子を探し始める。ロン毛の子はそうは多くないと言うのでめぐみが片っ端から何となくシャンプーの匂いのする子を探す。

ところがマリがすぐに見つけた。それらしき子はトイレに入って行ったので後を付いて入ると、個室から100万円と嘆く声が聞こえる。間違いない。出て来たその子に100万円の封筒を差し出すと滅茶苦茶喜ぶ。
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めぐみに聞いたら小淵沢報瀬は南極に行きたいと言ってバイトをしてお金をためて誰とも付き合っていない子で学校では「南極」と言われていたのだそうだ。

報瀬がそこまでして南極に行きたいのには理由があった。母が南極観測隊の隊員で「宇宙よりも遠い場所」と言う本を出していた。しかしその母は南極で行方不明になったまま。報瀬は母の遺品を探しに南極に行きたいと言うのだ。でもめぐみも南極には行けないと言う。いや、お金があれば確かに南極に行くには行ける。確かツアーがある筈。でも報瀬の目的は母の遺品探しなのでそんなツアーじゃダメだ。でもお金をためて一体どうするんだ。

報瀬が100万円をためていると言うのはどこから漏れたか(多分めぐみは言わないだろう、だからあそこで大声出してしまった時とか、あるいは全く違うルートで漏れたか)さっそくそれをたかろうとするヤツが出て来る。それをマリが見かけて先生が呼んでいると言う事にしてその場は難を逃れた。

その後、館林つつじが岡の東屋で事情を話してなーんだブラフかと安心した報瀬。マリは自分は報瀬を応援するよと言うと、報瀬はマリを試す様にじゃあ一緒に南極に行こうと言う。突然の事に驚くマリ。報瀬は今までにそうやって行って来た子が何人かいたけどこれを話すと大抵は引いてしまったというのだ。だから本気があるのなら先ずはここに行こうと言う。差し出したのは南極観測船しらせの一般公開パンフレット。

館林から東京とか横須賀に行くぐらいなら・・・えー!呉ですか!

試されるマリ。でもマリは決意した。その日、一度は旅立とうとホームに立ったのに引き返した館林駅から東武伊勢崎線に乗って東京へ出て、新幹線ホームへ。そこで報瀬を見つけて(よく見つけたな)、二人は呉のしらせ一般公開の場へ行ったのだ。
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