このはな綺譚・第12話・最終回
年末の大掃除で女将の部屋の片付けを手伝う柚。何か巻物があったが、女将は忙しいのもあってよく分からない物だから捨ててしまって構わないと言うものの、気になった柚はそのまま手にしてしまう。
そして年越し蕎麦をみんなでいただきます。蓮が作った年越し蕎麦、ちゃんとお菊や瓜乃介にも。そう言えば今年の年越し蕎麦の準備しておかなくちゃ。
そしてみんなで二年参り。柚がさっきの巻物を見せると、それは眷族じゃないと開けられない物みたいで、神社で聞いてみたらどうだろうと言われたので持参する。外は寒いからと何も持っていない柚には蓮が赤い頭巾を貸してくれた。嫌に目立つ色だなあと思ったのだが、これは目立つ意味があったんだね。

お参りをする訳だが、今年一年無事だったのを神様に感謝するのだそうだ。困った時だけ来て頼み事をするのは人間くらいのものだと。うひー、作者ともどもwすみません。
ところがここで事件発生。そうなるだろうなあとは思っていたが、柚があの巻物を神社の誰かに聞いてみようとウロウロしている時に人に当たって巻物を落としてしまい、それを追ったところで神様の世界に迷い込んでしまった。
なんだかみんな忙しそうに走り回っている中、ある人にぶつかった拍子にその巻物を見られるとなんだ仲間かと言って手を引っ張られて行ってしまった。そこではみんなが忙しそうに働いている。柚を連れて来た眷族、どう聞いても女将。

実はそこは稲荷神社の眷族が働いている場所。お参りする人達の願いを書き留めて眷族がその中から叶える願いを選んで叶える。眷族達によると自分の願いは叶えてやらない、それは自分の願いは自分で努力して叶えるものだかだと。いや、病気平癒の願い位は聞いて下さい。あとお賽銭入れてないのも駄目とか言っていたが、でも小さい子がおっ母の咳が止まりますようにと言うのはお賽銭入れてないけど叶えてやろうとしていた。どうも所謂「人情」が働いているみたい。

これを聞いて柚は素晴らしいお仕事ですと感動する。これでやっと柚がここの眷族ではないと気が付いて貰えた。しかしだからと言って、柚は元の場所には戻れないだろうと言う。それは時空まで超えてしまって、この世界には此花亭が無いからだ。
そんな時に眷族の一人が過労で倒れる。困ったと言っている眷族達に柚は自分は読み書きが出来るからお手伝いしましょうと言った。八百比丘尼に習ったからと。
比丘尼の知り合いと聞いてここに宇迦之御魂神がやって来る。「いなり、こんこん、恋いろは」のウカ様と同じでCVが桑島さんw

このウカ様、温泉に入りたいとかなんだか結構怠惰なんじゃ。ウカ様登場でひょっとしたらお風呂に入りたいのでしたら此花亭に来て下さいと言うと柚を連れて行くとか、この間のアワナミ神が遊びに来て柚を助けるとかそんな感じの展開かなと思ったが、それは違った。
柚が手伝ったおかげで年内の仕事は無事に済んだ眷族達。どうせ帰れないのならここで眷族になったらどうだと言う。そんな旅館の下働きしてるより良いだろうと。それにどうせ年月を経たらそこに居る人達だっってみんな各々の道を進んでいくだろうとも。
でも柚は泣いて戻りたいと言う。いつかはみんなと離ればなれになってしまうかもしれないが、それでも出会ってしまった人達だから、自分が戻れる場所はあそこなのだからと。

柚の様子を見て心ない事を言ってしまったと反省する眷族達だったが、かと言って眷族達の力では柚を戻せない。数百年とか生きている眷族ぐらいの力なら出来るだろうにと言うものの、柚を引っ張って来た椿だって未だ眷族になったばかりだった。
その椿の事情を他の眷族が話してくれる。椿は元居た神社が壊れてしまってそれ以降落ち着く先が無くて転々として今ここにいるのだと。椿には戻る場所が無いのだ。それを聞いた柚はすぐに巻物の方へ行く。椿さんにあたたかな家ができます様にと。
これを後から見つけた椿はその隣に願い事を書く。右の者が道に迷った時この者の帰りを待つ人たちの元へ戻れます様にと。
その頃だった、戻って来ない女将が早く帰って来いと思ったのは。巻物が発動して柚は元の世界へ。皐は柚が居なくなったと必死で探していたところへ落ちて行く。皐にまた会えて泣いて喜ぶ柚。

新年を神社で迎え、此花亭に戻ったみんなだが、それを迎えた女将が柚が真っ赤な頭巾をしているのを認める。そして思い出すのだ。そう言えばあの時、迷い込んで来た子狐が羽織っていたのがあの赤い頭巾。なんだ、あの子は柚だったのか。柚のあの願いが叶って此花亭が出来て椿が女将になった。
此花亭は今日もお客さまを迎える。

はぁ~、本当に良いアニメでした。
序盤はどう感じたら良いのかピンと来なかったけど、柚達のやさしい世界に身を沈めて見ればいいんだと感じてからはこころ暖まる作品として毎週堪能して来ました。
時期を開けてからでも良いので是非とも二期を期待したいです。

