Fate/Apocrypha・第25話・最終回
天草四郎による大聖杯の発動は行われてしまう。一方で天草四郎は敗れる。セミラミスの膝の上で天草四郎は事切れてセミラミスも消滅。
ジークは勝ち残ったものの、大聖杯の端末によると既に大聖杯の残りのリソースのほとんどは天草四郎の願いを実現させる為に作動しており、それそのものの阻止は不可能となった。そこでジークが願ったのは××だった(後で示される)。アストルフォはそれで良いのかと問うがジークの決心をアストルフォは納得する。
ジークの望みを受けてアストルフォはカウレスとルーラーを連れて脱出。その先にはあるものが。これらの様子を見たシェイクスピアが成程こが彼らの書いた物語ですか!と満足して脱稿。願わくば自分が主役になりたかったと言いつつ消えて行った。
アストルフォ達が脱出した先に邪竜ファフニールが大聖杯を抱いて飛んで行く様子が見える。ジークは大聖杯に邪竜になるのを願ってその姿で大聖杯をヒトの届かぬ世界へと持って行き、それによって不老不死の世界をヒトから離そうとしたのだ。この姿を見た時のルーラーの「彼女は」が分からなかったが、既にジャンヌはレティシアから離れていて「彼女」とはジャンヌの事だったんだな。
結局世界は元のまま。カウレスは時計塔の学生となる。黒の陣営、ユグドミレニアの陣営の魔術師は三人残っていると言うのだが、三人って誰だ?と思ったらゴルドが残っていたか。そしてレティシアから離れたジャンヌはジークの所へ。もう二人を束縛する物は何も無い。
今シリーズのFateは両陣営の主役、ジークと天草四郎はあまり好きなキャラではなかった。それより周囲のキャラに魅力があった。男の娘のアストルフォとか、男前なモードレッドとか。
思想的には天草四郎の望んだ世界が良いと思った。と言うのはヒトは哺乳類の中でも大脳の発達が特徴的な生物なのだから、ヒトが目指す先と言うのは精神世界であり、思索に耽る生き方が出来るのが望ましい。だが、大聖杯の端末は精神性が失われるかもしれないと言っていたので、それではダメだ。
アストルフォとモードレッドは愛でる対象としてよかったけど、好きなサーヴァントはシェイクスピアだったw