ネト充のススメ・第5話
林がひょっとしたら盛岡なのではないのかと思った桜井。しかし普通に考えたらネット上の相手がリアルでそんな近くに居るなんて事は無いので取り敢えず偶然の一致だろうと思う。その間、ネトゲではリリィがフリーズしていたので林が寝落ち?と心配してくれた。てっきりうとうとしてましたと答えるのかと思ったらコーヒーをこぼしてた、でも自分もPCも大丈夫と言うのはこれは良い答えだと思った。うとうとしていたらと答えたらもう寝た方がいいですよと言われるだろうから。
食事に行く事になった盛岡は一年間のニート生活ですっかりボサボサになってしまった容姿を何とかしようとストッキングその他を買いに出る・・・ってそれもコンビニかよ!なんて贅沢なヤツなんだ。コスメの品とか悩んだ末に取り敢えずストッキングだけカゴに入れた感じだが、レジでは例の藤本が相手をする。
この藤本、前回はWebマネーを差し出したからそのまま話が出たのは未だ許せるが、今回は全く関係なくストッキングのバーコードを読み取りながら盛岡にプライベートな話をしはじめた。これはコンビニの接客として激しくまずいだろう。さっきまで居た店長どうした。
その結果、藤本が同じネトゲで同じサーバに居るのみならず、カンベだと言うのが分かってしまい、盛岡が林だと言うのを知られてしまった。あーあ。
カンベ=藤本にはネトゲ内でリアルの相談は、特にリリィにはするなよと釘を刺された盛岡だったのに、ライラックと会った時に思わずネナベとか退かれちゃうかなあと言い出す。ライラックは自分の友達がネナベやってるのでそれを馬鹿にされたのかと思って怒るが、そう言う意味じゃないと弁解しているところをカンベに見られて睨まれた。
ところが林は懲りずに今度はリリィと二人の時に今度食事に行くんだけど、何を着ていけば良いのかと相談してしまった。これはリリィ=桜井には例の小岩井が盛岡と約束したと言うのとまたも合致して焦る事になる。ところがそれは何時なのかと桜井が聞いたら盛岡は明日だと言うのだ。でも桜井の記憶では小岩井は明日は出張中で明後日食事だと言っていた。だからやはり別人なのかと思った。この時、私は盛岡がわざとリアルの予定をずらして伝えたのかと思った。そんな話をしているとまたもカンベがやって来た。俺も混ぜろと。
実はリリィ=桜井は女性ならどんな服を着ていくのかと林に聞かれて、中味が男の桜井なものだから困惑していたのだが、カンベがやって来て話がそれそうだったのに、カンベがその話を続けてしまって困り果てる。そこで無難な答えを捻り出した。この時のカンベの口ぶりだとリリィの中味が男だと知っている様だ。
次に髪型の話になってしまう。これまたリリィ=桜井は困ってしまった。ところがカンベがショートが良いと言ったのに対して桜井は断然ロングが良いと対立。ロングのお手入れしている女の子の気持ちを分かってないとか言うリリィにモニタの向こうでは盛岡がまたもローラーのゴミ取り。この行動パターン面白いw
何はともあれボサボサになった髪の毛を何とかしようと盛岡は美容院へ行く。ショートかロングか迷ったままだが、店員もロングがお似合いですと言うのでロングに傾いたのに、中間をとってしまった。あそこまで長いのに勿体ない。もっともお手入れ大変なんだけどね。
そして次は服。値段を見る度にガチャを何回回せるとか考えてしまう自分を抑えて、しめて1万円近くを投入。
こうして当日、盛岡は新調した服で約束の場所へ。桜井は小岩井に確認してみたらやはり未だ出張中。まさかまさかと思う桜井。ここではてっきり小岩井が間違いに気が付いて桜井に電話して自分の代わりに行ってくれと言う展開になるのかと思った。でも小岩井なら軽い感じで「ごめん!日にち間違えた」って電話するか。
桜井はネトゲでカンベ達と今日のクエストを始めようとしていたが、どうにも気になって突如急用で落ちます!と言って離脱。急いで約束の場所へと向かった。とっくに約束の時間は過ぎている。盛岡は一時間待ってからかわれたのかなぁと帰る寸前だった。帰りかけた盛岡に桜井が声をかける。
来たよ!とうとうリアルで林=盛岡とリリィ=桜井が出会う日が!