メイドインアビス・第11話
リコを助けてやると言われてレグはナナチのアジトに連れ行く。そこにリコを横たえてリコを診るナナチ。腕が縛られて手がぱんぱんに膨れ上がっているのを見て一般の探窟者はこうやるけど、自分はこうしないと言って腕の縄を解いた。でもそうすると毒が全身に回ってしまうと心配するレグに、全身に回った毒はこれで消すんだと薬を取り出した。
「これは友達から作った薬を蝋で固めたものだ」
は?
友達が作った、じゃないの?
その薬を座薬としてリコのお尻から入れ込んだ。まあ解熱剤とかはこうするけどね。引き続いてナナチはリコの腕を外科手術する。砕けた骨を取り出して縫合する。血管や神経も繋げられるらしい。凄いな。これで取り敢えずの処置は終わる。
処置を終えてナナチは腕を肘の関節から切り落とした方が早かったのにと言う。どうして手首にしたのか、それはリコの指示だなと察知して、だったらリコは肘から先を失うのと手首から先を失うのとではその後の使い勝手が違う、それは即ちリコは手を失ってもこの先に行こうと言う気持ちだったのだろうと言う。凄いなリコ。
その時に奥の方から何か声の様なものが聞こえる。誰か他に居るのかと問うレグにナナチはミーティを見せてやった。深界六層の上昇負荷は「人間性の喪失」。このミーティはそれを受けた結果の「成れ果て」だそうだ。えええええ、人間性の喪失って精神的にダメージを受けるのかと思っていたら、こんな姿形まで変わってしまうのか。おっそろしい。
これを見せてナナチは言う。何故ずっとリコとレグを見ていてタマウガチに襲われた時に助けなかったのか。それは成れ果てとはこう言うものなのに、その中で人間の姿を保っている自分が姿を易易と見せる訳には行かないのだと。それを聞いてレグはそれはすまなかったと言うが、ナナチは「チョロいな」ともw
ナナチに言わせると今のリコの状態は未だ死に行くのを緩やかにしただけ。このまま放置しているとやがては死んでしまう。焦るレグにナナチは助けてやるから薬になるものを取って来いと言うのだ。期限は12時間。
そんな訳でナナチがメモした板には「なるべく大きいガンキマス」「オニツチバシの卵」「黄色く光る草」「水キノコが寄生したタケグマ」と、カッコイイナナチのサイン入り。確かにカッコイイw
それを集めて急いでリコの所に帰ってみたらナナチがリコを裸にしていた。何シてるんだと責めると、血の小便を出したので脱がしたと言うのだ。洗っておけと言う。荷物を見て凄いなよく集めたなとレグを褒める。水キノコがリコを助けるアイテムで、これは寄生したタケグマが弱ると栄養を与えて助けるのだそうだ。それをリコにも応用する。
あれ?他のは?
それはナナチの晩御飯w
時間制限があったのに晩御飯かよ!と責めるレグだが、お腹が空いて治療が出来なくなったらダメだろとナナチに言いくるめられてしまった。やはりチョロいな。
リコのズボンを洗いに行けと言われてレグは裏の方へ。そこにはトコシエコウが咲いていた。あのライザが好きだと言う花。ライザの墓標となる無尽槌の立っていた丘に咲く花。それを見てレグは幻想を見出す。あの無尽槌の立つ丘に居る自分。それは以前のライザとの記憶なのかもしれない。このままあっちの世界に行きそうな所でナナチがやって来て我に返った。ナナチ、女の子のパンツを見ながら茫然としているレグはポンコツになったのかと。
こうしてレグだけでなく、ナナチもアジトをあけて来た時、そこにはリコが居て、そしてあの成れ果てのミーティが居た。そのミーティがリコに迫る。
えー、ひょっとしてやばいんじゃ?
ところでミーティのキャストが???になっている。
これって分かるとネタバレになるのかな。