ナイツ&マジック・第10話
よく劇場版でTV版の総集編みたいなのを上映する時があるが、今日のは特にそんな感じだった。どんどん展開して行く。
まずは前回ジャロウデク王国に攫われたクシェペルカ王国の姫様エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカの救出作戦が銀鳳騎士団によって決行される。シルエットギアを装着した銀鳳騎士団がラスペード城の尖塔へ向かう。しかし4本ある尖塔の中のどれに王女が居るのかは分からないので、四手に別れて同時進入をする。エルが進入した塔にはマルティナが居た。話は分かったが王女の救出が最優先だと言うのに対して同時進行を告げるエル。エムリスが進入した塔にはイサドラが。アディはハズレ。そしてキッドが進入した塔にエレオノーラが居た。しかしこのお姫様が面倒臭い。自分なんかが助かってもと言うので仕方なくキッドは自分が姫様のナイトになりましょうと言って籠絡する。この後もそうなのだが、エレオノーラの自分なんかと言う考えは、はっきり言って父王のアウクスティの教育の失敗だ。王族たるもの自分の血を絶やさずにそれによって王国の再興を目指す執念を持たねばならないのに、何故自分を助けるかとか言語道断。
クシェペルカ王国の王族を奪われて面目丸つぶれのドロテオはレビテートシップで追撃を開始。そこにいたオラシオ・コジャーソは面白そうだと同乗。コジャーソ卿はこの飛空船を開発した人物で、今迄圧倒的に勝って来たのをやっと手応えのありそうな敵が出現した様だと観戦を楽しみにしていた。
ここでエルが初めて飛空船を見る。自分の考えていた理論とは違う空飛ぶ船が出現したとあって大興奮。あれも自分の物にせねばと単身斑鳩で飛び出した。飛空船の方ではシルエットナイトが飛行して来たと驚愕。もちろん、コジャーソもそんなもの今迄見た事がない、シルエットナイトが飛んでる!とこちらもこちらで大興奮。
飛空船に取り付いたエルは色々観察を始めるものの、振り落とされてしまう。落ちザマに降下途中だったティラントーを全滅させてしまった。こうなってはマズいとドロテオは撤退を決めた。だが、同情していたコジャーソは空を自分の兵器以外で飛ぶなど許せぬと次に会った時は覚えていろとどうやらこちらも発明心に火が点いていしまった様だ。
逃げ帰ったドロテオはカルリトスに散々叱責される。だがドロテオの報告を聞いたカルリトスはそんなものがと驚きながらもフレメヴィーラの兵器らしいと聞いて納得した。ところでティラントーってフレメヴィーラからテレスターレを強奪した技術で作ったと思うので、或る程度の技術力はあるんだろうと思われていたのだろう。
逃げたマルティナ達はエルの取引、クシェペルカ王国のシルエットナイトを改良する代わりに鹵獲した敵シルエットナイトは全部自分の物にさせて欲しいと言う要求を飲む。そんな訳でクシェペルカ王国のシルエットナイトは一気に進歩する事になった。そんな訳でクシェペルカ王国残党を捻り潰しに来たジャロウデク王国のティラントー部隊は、城塞に「クシェペルカの案山子」が居ると見たものの、それはもう以前のクシェペルカの案山子ではなく、あっさりと追い払われてしまった。
意気上がるクシェペルカ王国残党。ところが肝心のエレオノーラにその気が無いので、その辺の説得はナイト様になったキッドに任された。男で変わったか、姫様。
この様な事態にジャロウデク王国のカタリーナ第一王女はヒエタカンナスにエレオノーラ王女暗殺と敵シルエットナイトの強奪を依頼する。報酬はクシェペルカ領への封建とヒエタカンナス家の再興。無理な使命だったが、ヒエタカンナスは家の再興と聞いて引き受ける。ほらね、エレオノーラもそう言う使命感があればね。
ところが今度の作戦は完全に銀鳳騎士団に読まれていて、エレオノーラの寝室に忍び込んだヒエタカンナスの部下はダミーを刺して失敗。その他の潜入部隊も以前の様にシルエットナイトを強奪しようとしたものの、以前の強奪事件を教訓にエルが起動にはキーが必要にしてあったので強奪失敗。部下が失敗したものの失敗したまま帰られないヒエタカンナスは自ら突入を試みたが、今度はエドガーによって因縁の戦いに敗れる。あっさり終わったな。
そんな感じで駆け足でクシェペルカ王国再興はスタート。