NEW GAME!!・第10話
ツバメがミニゲームのプログラムを仕上げて来る。はじめがそれをチェック。クマとペコがだるまさんが転んだをやるゲーム。ちゃんと動いているのだが、はじめは何か物足りなそう。ツバメは仕様書どおりに作ったんですがと言う。まあそうだよね、仕様書通りに作って作った人間に文句を言っちゃいけない。とは言ってもゲーム全体の完成度を上げるにはやってみて面白いかどうかも肝心だ。みんなに物足りなくないかと言われてツバメが、他にクマが居ないからじゃないかと言われてそれだと思うはじめ。そんな訳で仕様変更で他のクマ追加となったが、ツバメはそれじゃ納期はどうなるのかと言う。はじめは大丈夫大丈夫、余裕を持ってるからと言ってその場はまるめこんだ。
と言う事で他のクマも参加しただるまさんが転んだとなる。なるほど普通にだるまさんが転んだをやってる感がある。だがここで紅葉が気づいてしまった。私も見ていて「あれ?」と思ったのだが、あれだとペコの横に居るクマはペコの顔が見えてしまう。だからそこをうまくクリアする動きにしないとならない。とは言っても前後関係だけでは片付かないだろう。だって静止する時にペコはくるりと回れ左してるのだから。その変更は今からさらに改造工数がかかるから納期に間に合わない事になる。その責任はどうなるのかとツバメははじめを問い詰めた。そこではじめは上には自分のせいで遅くなる旨をちゃんと伝えるからと収める。
確かにね、インターンで来ていて何か問題とされてそれで就職出来ないなんて事にならないか、その点は神経質になるよね。一方でこいつを使うのは面倒だと思われるのも危険なんだけど。
完成したと思っても仕様変更が入るといいかげんくさる。それはうみこも同じでなんだかこの点ではうみことツバメが意気投合したぞ。
一方ねねの方は課題のボールゲームを作っていた。途中でボールがあらぬ方向に飛ばない様にと祈る様にして動きを確認している。ひととおり完成して時間が出来たものの青葉は忙しそう。どうしたものかと思っていたらツバメに煽られてもっと凄くなるんだと言ってしまいそれを取り入れた版を作り始めた。でもこれは難しい。
様子を見に来たうみこが動作確認をしてみる。EASYモードは当初の仕様で完成していた。HARDモードは画面が固まってしまった。でも元の課題はもうクリアしているのでこれはよし。
そうなるとねねはこの後どうするかと言うと、今更プログラミング現場の修羅場には投入出来ないし、ここはひとつ優秀なデバッカーとして活躍して貰おうという事になった。それはそうだろう。とくにねねは昨年のデバッカーとしての実績があるからね。
そうこうするうちにもう秋。制作の方も今回のデザインはシンプルだったからと順調に進んでいて、今日はみんなも早あがり。18:30なんだけどね。
秋だから今日はみんな鍋だった。ひふみも一人で鍋だし、紅葉とツバメもシェアハウスで鍋、そしてゆんの家でも鍋をやるからどうかとはじめが誘われた。
会社に残ったコウとりんなのだが、なんだかコウが黄昏れている。今回は青葉とかに任せて随分楽だったからと言うが仕事に物足りなさを感じたのだろうか。そしてさらにはりんにプレゼントがあるんだと言って腕時計を贈る。うーん、どうしちゃったんですか、コウ。何だか変ですねえ。
さいごはいつものコウだったけどw
ところでオフィスでキャンドルとか火を使うのはまずいんじゃ?