NEW GAME!!・第12話・最終回
とうとうペコの発売。秋葉原のダイビルでは完成イベントが行われる。
ねねとツバメ、すっかり仲良しさんになったね。
壇上にはキャラデザイナーとしてコウが立った。晴れ舞台に立つとあってはりんが身だしなみを整えざるをえない。そしてこの時にいよいよコウがりんに自分がイーグルジャンプを出てフランスの会社へ行く事を告げる。
しずくの司会で進行していた完成イベントはメインデザイナーのコウの紹介。観客はフェアリーズストーリーの最初のリリース以来の看板デザイナーのコウの登場に沸いた。そしてコウの挨拶が終わったところで今回のゲームの本当のデザインは彼女が行ったのだと言って青葉を紹介する。その青葉に「ここまで登っておいで」と。
しずくが了解していなかったこの展開。コウによって青葉がやっと陽の当たる場所へ登らされる。そしてこの言葉は同時にコウの居る場所まで登っておいでよと言う意味でもあった。思わぬ晴れ舞台に驚き感謝する青葉。
そしてこの場面は紅葉にも感慨を与える。実はその前にうっかりハジメが漏らした言葉で紅葉は青葉に何かがあったのかをひふみに聞いていたのだ。ペコの本当のメインデザイナーは青葉、でもそれは大人の事情で伏せられてコウがメインと言う事になっていた。青葉の机に貼っていたキービジュアルのデザインはその時のだったのか。対抗意識を燃やしていた青葉に既にそんな試練があった、だから自分が負けませんと言った時に青葉があんなにあっさりと私も負けないよと言えたんだと。その青葉が今こうしてコウによって舞台に上げられる。
このイベントの後でしずくが初めてコウがフランスへ行く事を知らされる。しずくが驚くのは勿論なのだが、それ以上に衝撃を受けたのはさっきコウによって引き上げられた青葉だ。もう驚いてしまってどうして良いか分からない。コウにとって良い事なら祝福しなくてはならない。でも自分の素直な気持ちはそこにはない。
送別会でりんがしたたかに酔ってしまった。いつもならコウの面倒を見るりんの方がコウに面倒をみられそうになるまで。そしてとうとうりんの本音が出てしまう。ずっとそばに居て欲しいと。でもコウは離れていてもこれからもずっと甘えさせてくれと。なんでしょうね、普通のカップルならここで・・・
コウが日本を離れる日、朝一番に出社した青葉。物音がしたのでまさかコウがこんな日まで泊まっていたのだろうかと見に行ったが、いたのはもずくだった。もずくを相手にしている所へ今度は紅葉が出社。青葉はコウかもと思ったもずくを相手にしているうちに涙をうかべていたのだ。
これを見て紅葉が決心した。青葉は未だ言いたい事をコウに言ってない。今から空港へ行きますよ!と青葉の手を引っ張って電車に引きずり込んだ。中央線E233の中で紅葉は青葉にコウはどんな人だったのかを聞く。青葉は真っ先にぱんつを思い浮かべるがw、まあいいだろうとよく会社に泊まっていてその時はシャツとぱんつだけだったんだよと教える。そんな結構がさつでいいかげんな面があるんだと聞いて驚く紅葉。いやいやw、おまえも家で風呂上がりにぱんつだけになっていたじゃないか。はっ!まさかコウなきあとのぱんつ要員が紅葉だったのか。
フランス行きと言っていたのでてっきり成田かと思ったらこの風景は羽田。コウの見送りには当然ながらりんが来ていて相変わらずの面倒見。フランスに行っても毎日電話するとか言ってるが、今はどうか知らないが30年前にこれやって私は破産しそうになったからな。
そこにやって来た紅葉と青葉。紅葉は自分は付き添いだと言って青葉を押し出す。青葉はコウに向かって「八神さんはバカヤロウですよ!」と泣きながら言う。まあそうだよね。それ位は吐露しないと。そんな青葉をコウは抱いてあげて青葉が居たから自分は今の状態に安住してはいけないと思ってフランスに行くんだぞ、これでも認めてるんだ(この間言ったここまで登っておいでがいつまでも思っている気持ちだ)と言う。
青葉と紅葉だけかと思ったらみんなも会社をさぼって見送りに来てしまった。
そしてペコの発売日。ほたるも買ってくれて評判は上々。みんな次はあれをしたいこれをしたいと言い合う。
NEW GAME!!終わってしまいました。
一期の序盤の頃はうーんと思っていた作品ながら青葉の葛藤などあってかなり印象に残る作品となりました。
原作ストックが尽きたそうなので簡単には三期は無いと思うけど、オリジナルOVAとかあってもいいんじゃないかと。