リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)・第2話
アルクトゥルスの森から脱出する時にアッコはシャイニィロッドを発動。あれは夢じゃなかったんだと言うのをベッドの下にしまっておいたシャイニィロッドを改めて掴んで確認する。そしてまた魔法を使おうとするのだが、発動しない。と言うか、そもそも魔法を発動させようとして唱える命令が実際に叶ったら困りそうな内容ばかりじゃないか。ベッドが動き出したらどーすんだ。
アッコ達がアルクトゥルスの森に嵌った時にかけつけたアーシュラ先生だが、割合新任の教師らしい。でも朝の校長の訓辞中にあくびして杖を取り落とすのはいかんね。そんな感じを熟練教師からは窘められる。
魔法学校の授業が本格的に始まるが、魔術文字の授業はいきなり見せてこれが読める人と言うとダイアナ・キャベンディッシュが手を上げて読み上げる。あの黒板(みたいなの)一杯の文字がそれだけの短文なのかと思うが、冒頭だけかな。それにしても既知の文字なら事前に興味本位で勉強してる子がもっと居てもよさそうな気がする。ひょっとしたらスーシィは読めたのかも知れないが面倒なので手を上げなかったとか。
ダイアナはその後の授業でも英才ぶりを発揮。これもまあ事前に興味を持っていたら指摘出来そうな部分ではある。とまれ、ダイアナはルーナノヴァでは出来る子なのだ。
しかし一方でアッコは魔法学校の授業がつまらないと言う。途中で寝てたしね。でもこれはいかんな。魔法使いの家系じゃない一般の日本人なのだから基礎学習には大いに興味を持って臨まないと。
そうやって昼食中に文句を垂れシャイニィシャリオへの夢を語るアッコに例のダイアナはシャイニィシャリオなんて魔法使いは誰も評価していないと言ってきた。アッコは反論するものの、姿を消して10年経った魔法使いなどもう誰も気にしていないと言われた。姿を消して10年経つ声優さんは・・・
これに対してアッコはシャイニィロッドの本気を見るのですとばかりに、ダイアナにシャイニィロッド模造品と言われたのを実際に使ってみせる。今朝さんざん失敗して全く発動しなかったのによくもまあやる気になったものだ。当然庭の像はびくともしない。代わってダイアナが魔法を使うと像が動き出す(様に見えた?)。
シャイニィを過去の人呼ばわりされたアッコは当時必死に集めたカードを並べる。一枚だけ手に入れる事が出来なかったプレミアムカードを除いて全種類を持っていて、そのカードの中身も全部暗記していた。カードバトルする時にスーシィから「そんな事どこに書いてるんだ」と言われる程に。
さて、学園にはジェニファー記念樹と言うのがあったが、今ではすっかり弱っていた。このままでは早晩枯れてしまいそうに。校長達が何とかしようとしてアーシュラ先生に調査が命じられていたが未だ結果は出ていない。
ちょうどそこんいダイアナもやって来て記念樹が弱っているのを心配する。そして先生方が去った後でキャベンディッシュ家に伝わる秘法で植物にエネルギーを与える魔術を施した。これは見事に成功するものの、様子がちょっとおかしい。暴れた根がアッコ達の居た所でも土からはみ出して来た。
根に何かがくっついているのを見てダイアナは寄生虫にまで栄養を与えてしまったと驚く。アッコ達が駆けつけた時はダイアナが寄生虫のさなぎらしきものに魔法でダメージを与えていた最中だった。だがアッコは気が付いた。これは害虫じゃない。同じ頃アーシュラ先生も文献からこれが何かだと分かっていたらしいが、アッコはすぐさま気が付いた。
そしてなおも魔法を撃つダイアナに、自分が盾となって守ろうとした。カードを熟知していたアッコにはこれがあのパピリオディアのさなぎだと気が付いたのだ。そしてシャイニィロッドで羽化させようとするが、発音が正確には分からないと言うアッコにダイアナが正確な読みを教えてやり、今回はシャイニィロッドの魔法が成功してパピリオディアが一斉に羽化して飛び立つ。それを見た学園中が希望を与えられた。
記念樹の所に立っていたダイアナに校長達が流石ダイアナ、ルーナノヴァの誇りと持ち上げるがこれは自分がやった事ではないと言うものの、その先が言えなかったダイアナは肩を落としたまま立ち去るしかなかった。
第2話、なかなか良い構成だった。パピリオディアの件はちゃんと伏線として語られていたからすんなり入って来る。でもいくら希望を与えるパピリオディアと言っても樹を枯らすのではやっぱり害虫なんじゃ?w