ACCA13区監察課・第2話
お酒は強くないんだからほどほどにねと妹に言われたジーンが重い頭を抱えて広場にいるとそこでは子供向けの「アッカくん」によるACCAの啓蒙活動が行われていた。・・・んだが、あのクーデターの話とかを子供にして分かるのか?そしてその結果として99年前に生まれたのがACCAだと言うが、なぜそれが民間組織なのだろう。それから5長官のひとりが護衛無しでぶらぶら歩いていて良いのか。
ジーンを敵視していたおかっぱのレイルは、たまたまジーンが忘れたライターを手にして放火の冤罪をどうやって着せようかと考えていた。ジーンの方は既に仲間にはライターを失っていたのを話していたので、冤罪はかけられてもすぐにはれるんじゃないかと思ったら、それどころか通報であっさりレイルの事を察知する。そしてレイルがタバコを横領している現場に行ってそれを指摘してライター返してと。
この時にレイルが自分を敵視している理由がレイル自身のコネやカネの無い立場に対して本部にいるジーンがそれを持ってるからと知るが、でもあのマンションに住んでいるのはたまたま管理人をしているからでコネもカネも無いと教えてやるのだ。ただ、人間の感情なんてそんな論理的な話しても収まらないよね。
ジーンが遠征して妹に頼まれたパンを買いに行くと、そこには常連客のモーヴ本部長が入って来た。縁がありすぎて何か意図的な関係を感じる。それはともかく、モーヴは次にジーンがジュモーク区に観察に行くと聞いてお勧めの店を教えてやる。
例のレイルはジーンのマンション近くの事件処理の現場で同僚からあれがジーンの妹だと教えて貰い、これは妹が嵌められてヤバイ事になるんじゃないのかと思ったら、いきなりかわいいとか言い出して、その後もストーカーされるので別の意味でヤバイ事になってしまったw
さて、5長官会議。未だに何の「5」長官なのかよく分からないのだが、ともかくACCAの支配権はこの5人に握られているのだろう。その5人がクーデターの噂の話をする。大抵はガセだが今回はモーヴが嗅ぎ廻っている点などから信憑性がたかそうだと言い、そしてその一味にジーンが居るというのだ。なぜあんな監察課の副課長にみんなそんなに興味を持つのか。タバコのせい?
そしてとうとう5長官直属の監視員を送り込む事にした。あのシルエットはどう見てもニーノじゃないか。代わりにモーヴ本部長が手を回していた監視員はストップさせられる。
そんな訳で監視されている視線が無くなったと感じるジーン。予定どおりにジュモーク区に到着するものの、何かおかしい。ホテルに着くと食事を部屋にサービスするのを半ば強制されるし、部屋に行ってみれば豪華だし、そして封書に入っているタバコ。これって観察に来た本部からの賄?
翌日、案内役のジュモーク区のコルリによって支部長に挨拶するが、コルリが小さいと思ったらこの支部長がやけにでかい。実はでかいのは支部長だけでなくてジュモーク区の何もかもがでかい。ジュモーク区の食べ物の影響らしいがこれは生物学的に何かヤバイ事が起きてる気がしてしまう。ネタだけだろうか。
監査しようとしたメインのサーバはトラブルで復旧中。バックアップのサーバもデータの再格納ですぐには終わらない。大変だなとジーンがモーヴお勧めの店からの差し入れを言うとみんな驚いていた。これって効果あったのかな。
このジュモーク区にあのニーノが来ていた。フリーの記者と言う事になっているので、ジーンは不思議がらない様子だった。二人は高校時代からの腐れ縁。どちらも周囲から浮いていたのが類友の様になったらしい。ACCA監察課の仕事に愚痴をこぼしながらも仕事をやめないなと言うニーノ。
ニーノが早々と物語の中で正体を見せる。グロッシュラー長官に自分に監視など不要だと言って、監視役を片付けた事を教える。そしてニーノは自信満々で、ジーン、お前は三十年前から俺の目には気が付かないと言うのだが、三十年前って、あんたいつからジーンを見張ってるんだ。
ジーンの「悪友」ニーノが早々とこんな立ち位置だと示されて、このずっと先はどう展開するんだろうね。