« November 2016 | Start | Januar 2017 »

シックスハートプリンセス・第1話?

今期アニメ一覧で見たワンカットの3Dがしょぼすぎたので視聴計画に入れてなかったのが、未完成で放送すると言う狂った話題が流れて来たので見てみた。

噂では線画のアニメが流れるとか聞いていたから冒頭のあの落書きみたいなのがそれなのかと思い、これは5分以上見続ける忍耐が無いと思った頃にまともなアニメーションになった。

これが終盤までちゃんと続く。一応。
但し設定やらデザインやら全部過去に見た事のありそうなものばかりで、それどころかしばしば羽仁はるかの表情が20年から30年前のギャグ表情になる場面があった。その瞬間、まるで二十世紀に押し戻された様な気になる。
参考資料

そしてトドメが最後の変身の場面で、これが実はしょぼい3Dだから見なくて良いかなと事前判断した絵で、変身後のEDがまるきりプリキュアしている。
参考資料
ハトプリ?

何がやりたいんだこの作品。

| | TrackBack (0)

フリップフラッパーズ・第13話・最終回

正直詳細がよく分からない作品だった。大まかなながれは嘗てパピカがミミの所に行ってどうにかなって子供のココナと今は邂逅して、その挙句にミミがどうにかなって私の娘ガーと言う事態になったのかなと言う感じ。

序盤はそれでも辻褄合わせを頭の中でやっていたのだが、彩いろは先輩のおばあさんとココナのおばあさんが混濁した辺りからそれもおかしくなってしまった。結局第1話で描かれたココナの家がそもそも仮の姿だったのかなと。

最後のこれがピュアイリュージョンから出て来たリアルの世界なんだろうか。
制服違うし。
参考資料
しかし、だとすると福島県とか長崎市はピュアイリュージョンの中かw

そして一番なんだったのだろうと思ったのが後から登場した3人目のアモルファスの子供のニュニュで、一体物語の何を担ったんだろう、登場しただけ?

と言うのは置いておいて、雰囲気は楽しんだ。ああ言う絵は好きだし、CMでパピカが「フリップフラッパーズの・・・」と言って言葉が途切れるあの雰囲気が好きだった。

OPも良かったが、EDが今期の中では一番好きだった。
参考資料
やはり雰囲気で見た作品かな。

| | TrackBack (0)

響け!ユーフォニアム2・第13話・最終回

全国大会が終わって三年生は本格的に引退。優子が先輩達からの指名を受けて次期部長となった。でもあの承認会議って、いやに人数が少ないなと思ったが、パートリーダー会議か。異論が無さそうと言う場面で長瀬が「えー」って顔をしたのは優子で決まりが「えー」なんじゃなくて後藤が「いいんじゃない」と言ったのに対しての「えー」だったんだw

そこをその瞬間に理解しないと副部長の選出の時に夏紀が立ち上がって「私も指名を受けた」と言う発言が「皮肉か?」とその時は思われた。でも本当に二人が指名を受けた訳で、今後はこの二人の指導部体制で行く事になる。
参考資料
良い表情w

しかしやはり三年生が抜けた穴は大きい。それは指揮をした優子が一番分かる。音が薄い。当然滝にも分かる。特に滝は一年間育てて来たオケが一日にして音が薄くなってしまったのだから。しかし松本はこれはこれでまた一年から育てる楽しみがあり、それが学校の吹奏楽部なのだと。

ところでオケの音の薄い厚いはいくつか聴けば私程度でも分かる事で、一番驚いたのはカラヤンがベルリン・フィルとの来日公演をした時にライブで聴いた音。これが凄い。もの凄い厚みと言うか音圧でステージから音が飛んで来る。あの数の団員だからある意味当然と思われるかもしれないが、それなのに一個の楽器を聴いているかの様な音の乱れの無さで、全盛期(からちょっと過ぎていたけど)のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は凄まじかった。

三年生引退の喪失感は久美子にもあった。久美子の場合はそれだけじゃなかったけど。そんな会話をしている時に塚本が目の前を通り過ぎたのを葉月や緑輝に押されるのだが、多分あれだけなら行かなかったろうものを、何か貰ったんでしょとか言われたたらそれを質さずには居られまい。そんな流れで塚本の後を追う。でも考えてみれば塚本がわざわざそんな事を葉月と緑輝に言う訳が無い。どうやって知ったんだ二人は。やはり譜面台に置いたのが見咎められたのか。緑輝に聴いたらハイテンションで答えてくれたと言うが、それははるか以前の誕生日の時だから今このタイミングで囃し立てられるのも時間軸が合ってないと言うか。

そもかく二人の所をあすかと葵に見つかる。例によってあすかにはからかわれるものの、あっさりと立ち去るあすかに対して久美子はもう行っちゃうんですか?と。そういう久美子の吹くユーフォは傘木と鎧塚からはあすかのユーフォの音にそっくりだと言われた。久美子はあすかの影を追っていたのだ。

そして吹奏楽部の卒部会。出し物とともに思い出が交錯する。そして先ずは三年生の卒部演奏・・・ってこんなに三年生が居てこんなに抜けるのか!27人は居た。

お礼の優子のスピーチ。でも肝心の場面で噛んじゃうのが可愛い。
参考資料
それに続く送別の演奏があの「三日月の舞」だった。在校生が演奏するのを後を頼んだ三年生が各々自分を託す様に見つめている。

とうとう卒業式。式が終わって各々が別れを惜しむ。モブキャラだろうと名前が決まってる筈の面々が様々な別れを。
やはり優子可愛い
参考資料

その中を久美子があすかを探していた。探しに探して校門まで来た所を逆にあすかに発見された。またもあすかは恋愛相談?と茶化したものの今日の久美子はその通りだと言ってあすかへの想いを溢れさせた。

それに応えたあすかはあの父のノートをもう自分には必要ないから今度は久美子が持っていなさいとユーフォの音を継承させたのだ。そしてさよならは言わない、またねと。


北宇治高校吹奏楽部の音楽は未だ続くだろうが、ここで大きな一区切り。
Wikipediaで原作との差異をちょっとだけ知ると、それだけでも京アニがこの作品をとても上手にアニメ化したのだなと言うのが分かるし、実際に良かった。

区切りがついたものの、続編は見たい。
劇場版になりそうかな?

最後に、一期では葉月推しだったが(でも二期でほとんど出ない)、二期では優子推しだw

| | TrackBack (1)

信長の忍び・第13話

竹中半兵衛による稲葉山城の乗っ取り。この辺の歴史の詳細は知らなかったので(信長が美濃を併呑した程度w)調べてみたら史実なんだね。千鳥が登場する以外は全部その通り。20人居た兵を3人減らして17人の手勢(減らしたのはネタ)で陥落させたらしい。

竹中半兵衛が稲葉山城を乗っ取ったと聞いて信長も驚くが、千鳥が一緒だったと聞いてもっと驚く。しかし無事に帰って来た千鳥に安堵してナデナデ。
参考資料

信長の忍び、第2クールに続く

ところでいつも思ってるのだが、直後のCMで「桐山零も」「千鳥も」のあの絵の見せ方良いなあと。沢山の無関係のコマをコマ送りして動いてる様に見せてる。

| | TrackBack (0)

3ねんDぐみガラスの仮面・第13話・最終回

そう言えば冒頭ナレーションで毎回「この冷え切った・・・」ってやっていたけど、あれがこの作品の主題だったのか。毎回それと無関係そうな奇妙な芝居やっていたので繋がらなかったw

ところが最後の日を迎えてマヤ達がクラスにさよならを言っても無反応でみんな教室から出て行ってしまう。地球そのものが冷え切っていたのよと言う月影先生だったが、教室から外を見てみたら沢山のバラの花。

私達の芝居は無駄ではなかった!
あれで何か伝わっていたのかw

まあ確かに白目は面白かったけど、一番面白かったのはEDの桜小路君のツッコミだねw
あれって梶裕貴さんのアドリブだそうで。
https://twitter.com/kiokioster/status/808274897097015298


これまで3Dアニメのキャラの顔ってどうしても2Dの作画から見たら可愛くないと思っていたが、この3ねんDぐみガラスの仮面はとうとうそれを打破してしまった。もっとも、デフォルメキャラの絵ではあるが、これはある意味画期だと思う。
参考資料

| | TrackBack (0)

はがねオーケストラ・第12話・最終回

おお、はがねオーケストラってバトルテックみたいなものだったんだな、と最終回にして分かる宣伝映像。そして最終回にして分かる(?)マーシャが敵方の要員(いや、初回にバラしてたか)。

最初からこうしてたら良かったんじゃないのか?と言うが、いやいや、ここまでの11回のあの積み重ねがあったればこその宣伝。と言うか、ゲーム宣伝アニメはかくあるべしと言うのを指し示した作りだったのでこれで正解。

そしてクリスが「最後にキャラを捨ててまで宣伝」ってのはまあ今となってはインパクト無くて、それよりもマーシャのこっちの方が記憶に残りそうw
参考資料
「男女交際は交換日記からですのよー」

マジではがねオーケストラはゲーム宣伝アニメとして良かった。
無理に30分アニメにして箸にも棒にもかからないばかりか、作画も含めて出来が悪すぎてゲームの印象を悪化させる様な宣伝アニメは今後絶対やめて欲しい。

| | TrackBack (0)

WWW.WORKING!!・第13話・最終回

猫組労働、最終回です。聖バレンチヌスは東田にお別れを告げに来るし。あまつさえ現世の東田と宮越の前に出現までして来る。

既に何回か前からみんな変化が現れ始めていたが、あの宮越までが聖バレンチヌスの教えを思い出して東田の為を考えて料理を作った。味見をして。おかげですっかり腑抜けた感じになった宮越を見て東田が家まで送ってやると家からただならぬ瘴気が。失敗した料理の数々がそこにあったが、その中で唯一完成した宮越チョコレートを東田が食べると死なずにマズいだけだった。宮越にこんな変化が。

だから東田が帰る時に宮越が聞く。東田はどんな女の子が好きなんだ、例えば髪の毛の長さはと言うと、東田が無造作に長い子と答えてそれを聞いた宮越が泣いて家に引っ込む。
参考資料

それから半年後、ワグナリア(旭ヶ丘店w)では大きな変化が起きていた。宮越は大分髪の毛が長くなり(半年であれだけ伸びるかな)、一方で永田はばっさり髪の毛を斬っていた。東田が長い髪の子が好きだと分かった日に斬ったと言うが、予め美容室を予約してあったと言うのでこれはもうとことん東田と縁がなかったんだなあ。

進藤はもうワグナリアをやめていて建設現場の仕事をしており、鎌倉はすっかりデレてしまっていた。朝から花を咲かせていた日があったと言うので、へーそれはひょっとしてと思ったものの、ワグナリアで会えなくなってからまともに進藤と会ってないと言うのを聞くと朝まで一緒だったとかじゃないんだ。

足立は村主に改めて話があると言って休憩室に呼び出し、ワグナリアをやめて自宅の寿司店の手伝いをすると言う。だから村主にうちで働かないかと言うのだが、そのタイミングで村主に母から電話があって「いいよ」と。どうやって見張ってたんだw
参考資料

東田は宮越に区切りがついたしおつきあいをやめましょうと言う。但しその後にわざわざ立ち上がったので、ああこれは改めてってヤツだなと思ったらそうだった。長い過程を経て宮越への興味が変わったらしいが、表情は変わってない。最後の料理事件以降に気持ちが変わったのだそうだ。だからあの最後の料理事件の直前では保健体育的な事は一切無いときっぱりと言っていたのかw

それにしてもこのお店、一気に三人もバイトがやめちゃって大変だな。そりゃ近藤も働かざるをえなくなる。
参考資料


猫組労働はそれなりに楽しかった。ただ序盤から話が進むと犬組と比べてキャラ同士が愛憎の憎の部分の方が大きく見えたのでそこのギスギス感がちょっとと思っていた。そうしたら最終回に向けて急転直下、犬組以上にくっついちゃったw

三人やめたし、くっついちゃったし、これだと多分続編は無さそうですね。

| | TrackBack (1)

クラシカロイド・第12話

家賃を納めろ、働けと大家がうるさいのです、とハローワークに仕事を探しに行くシューベルトだが、まともな履歴書に見られないでお話にならない。確かにフランツ・シューベルトって名前欄にかかれてもなあ。窓口の人も大変だ。

それはベートーヴェンやモーツァルトも例外ではないのだが、ベートーヴェンはアルケー社の新人アーティストオーディションを受けに来ていた。確かにそれでデビューしたらお金が入るだろう。その姿を見かけてチャイコフスキーとバダジェフスカは驚愕。先日のギター騒動が目にとまって案内状が届いたらしい。但しベートーヴェンにそんな世渡りの能力は無いので奏助がついて来ている。もっとも、あわよくば一緒にデビューを狙っているのだが。それにさらに面白そうだからとモーツァルトまでくっついて来た。

ベートーヴェンは勿論案内状が来たのでオーディションを受けるが、何故かモーツァルトも目をつけられて面接に。用がない奏助は外で待たされた。

その頃、音羽館の方では大量に買い物をして来た歌苗が落としたリンゴを拾ってくれた渋いおじさんが、実は歌苗の父響吾に用事があって来たと言う。

その渋いおじさんを見たショパンが驚く。髪型がいつもと違えどそれはあのバッハ。バッハはオルガンのあるホールに通されて音楽について語りだした。

音楽とは元々何の束縛も無い自由な形で奏でられるものだが、現実はそうも行かない。聴いてもらわれねばならない。その為には様々な制約も生まれたりする。自由と束縛の間に苦悩するバッハだった。

その姿が苦しんでいる様だと言う歌苗。そうか、自分は苦しんでいたのかとバッハは気付かされる。そして歌苗が続ける。もっと音楽を楽しんだらどうだろうかと。この音羽館にも好き勝手に音楽やってる連中が居て、ルールは守らせようとしてるんだが、こんな有様だと散らかった荷物を片付ける。

それを見て適度な自由と適度なルール。それがここの居心地の良さなのかもしれないと思うバッハだった。
参考資料

それを感じさせられた時、アルケー社の方では騒動が起きていた。オーディションでベートーヴェンにぐだぐだと文句を言っていた連中、モーツァルトに振り付けなどの練習を強いて居た連中、これにベートーヴェンとモーツァルトがキレてムジークを発動。アルケー社は騒動の渦中に放り込まれてしまった。

二人のムジークには流石のチャイコフスキーも全く手が出せないと言う所へバッハ帰還。ベートーヴェンとモーツァルト対バッハのムジークの対決となる。バッハは二人の攻撃をかわすものの、我々を束縛しようとした事への回答だと言う攻撃にはやや怯む。だが、音羽館で見た歌苗の姿を思い出して、情熱と単なる欲望は異なる、自由と無責任な放埒とは異なる、その区別がつかぬ未熟者め!と。
参考資料

勝負に負けたものの、ベートーヴェンとモーツァルトは放免されて音羽館へ。モーツァルトはふてくされているが、ベートーヴェンは少しは自分の情熱がコントロールされていないものだと気がついたかもしれない。

それはともかく奏助はこの二人の中、バダきゅんとメアド交換して今回は大ラッキー
参考資料

今回、チャイコフスキーとバダジェフスカがバッハが普通に喋ってる場面で驚く表情も良かったw
参考資料
参考資料

| | TrackBack (0)

舟を編む・第11話・最終回

全ての見出し語のチェックが終わった大渡海は遂に印刷の段階に。一枚の紙に表面16ページ裏面にも16ページで合計32ページ、大渡海は約3000ページと言っていたのでそれに近い値だと32の倍数では94x32=3008と言うのが出て来る。大体こんな感じか。同人誌印刷も初めて出した頃は4の倍数でないといけなくて、本文がそれに満たないと白紙ページになるよと言われた頃があった。

馬締と荒木は大渡海の刷出し完成の報告を兼ねて松本の所へ御見舞に。海側から見て乗っている(筈の)江ノ電が右に走っているので藤沢方面から鎌倉方面に向かっている。降りた駅は形と言い海抜9.1mと言い稲村ヶ崎駅らしい。駅を出て西に向かって音無川を渡る。その後はどう辿ったのかは分からないが松本宅に到着。

奥さんの話では松本は起きていると言うし、すぐに出てこられそうだったので割合大丈夫なのかなと思ったが、端々にあまり大丈夫じゃ無さそうな様子が描かれていた。大好物だと言う洋菓子に手を付けない。
参考資料

刷り見本を見て松本は完成が待ち遠しいと言うが、その一方で辞書は完成してからが本番、刊行後も用例採集に努めて改版を続けないとならない。

庭を見ながら松本は馬締に海外の辞書事情について語った。確かに欧州や中国では国家プロジェクトとして辞書編纂を行った歴史がある。康煕字典が有名だが、康煕字典は字典として後世に名を残すのみならず日本の字体の基準となる康煕字体となっている。のみならず字典の文字順の規範になり、それはさらにはUnicodeの漢字コード配列順にもなっている。ド嬢じゃないが、名前だけ知っておいて損はないw

スペインでも国立言語アカデミーが統一国家スペインの公用語のスペイン語の規範となるべく辞書を国家プロジェクトで作った。カタルーニャ州独立運動で知られる様にスペインは複合国家なのだ。それ故に国家統一性の為の施策が必要でこれはその一貫。

康煕字典の方は康煕帝が自身の業績の一つとしての性格を考えていた面もあるが上述の様にスペインの辞書は違う。あとから松本が言う様に国が金を出す辞書と言うのは国の統制を受ける辞書と言う事になるのだ。日本でも明治以降にそれを考えた様だが事業は頓挫したとの事。

最後に松本は二人に伝えないとならない事があると言った。食道に癌が発見されたと言う。ああ、この歳で食道癌はもうどうにもならないだろう。そうでなくとも食道癌は治癒が難しいらしい。
参考資料

梅がほころびかけ、春の気配が見えてきた頃、大渡海の刷出しが完了したと言う連絡が編集部に届いた。感無量で何を言って良いか分からないと言う編集部のみんなのところに電話が入った。松本が亡くなったと言うのだ。

ああ、完成に間に合わなかった。

刊行を目前にして営業部では大渡海の販促計画を立てる。リーダーは宣伝広告部副部長の西岡。西岡、副部長様になっていたよ。確かにそっち方面の才能はあった。ただ、あの一件で上層部に睨まれてしまったらここまで来られないと思うのだが、成績がそれを上回ったかな。どうりで良さそうなマンションに住んでるしw

この辞書を一人でも多くの人に送り届ける仕事の一端を担っているのを誇りに思っていると結ぶ西岡。
参考資料

そして遂に完成。完成を祝って月の裏(あの香具矢の店)の座敷で打ち上げ。馬締は整理してから後から行くと言う。気持ちの整理をつけて行きたいのだ。一人残っていた所に西岡がやって来た。西岡の仕事、大渡海を売るのはこれからが本番。しかし編集部もこれから松本が言っていた様にこれからがある意味の本番。大渡海の後書きに西岡の名前が入ってるのはどうなんだと西岡は言うが、馬締も視聴者も思っている様に大渡海は西岡抜きでは出来なかったのだから当然だろう。

出版記念パーティーでは松本の遺影も飾られ、そのさなか受付から編集部の人宛の手紙が届けられた。松本の奥さんが届けてくれた様だ。中には松本が荒木に一つだけ訂正があると書かれていて、それは荒木の様な編集者には二度と出会えないと言ったのは間違いだった。馬締と言う編集者に出会えたのだからと。


舟を編むなかなか面白かった。地味な内容だったかもしれないが、久しぶりに辞書が買いたくなる話だった。ただ、今の私はもうきつい老眼なので紙の辞書は正直辛いのだ。若い人に言っておきたい。がんがん辞書をひいて辞書を真っ黒に出来るのは若いうちなのだと。

| | TrackBack (0)

響け!ユーフォニアム2・第12話

全国大会会場へ京阪バスに乗って移動。バスの中で鎧塚と傘木が描かれるのはやはり南中でのあの悔しい思い出がバスの中だったからだろうか。

前の晩はみんな結構リラックスしてゲームに興じている。久美子達がトランプで階級闘争してるのは分かるが、手前の子達がお手玉?渋いな。やがて消灯となって、みんなが寝静まったところで久美子が一人で部屋の外に出る。緊張してますか?と思ったらお腹が空いたのだそうだ。リラックスしてるなw

すると偶然秀一と遭遇。相変わらず久美子の秀一に対する扱いはぞんざいだな。一緒に飲んでいる時に秀一が渡しそびれていた誕生日プレゼントを久美子に渡す。ずーっと持っていたらしく包装がぐしゃぐしゃなのだが、久美子はその状態には「なにこれ」とは言わず中身を開けてみた。すると中はイタリアンホワイトの髪留め。こんな可愛いのを秀一が?と聞く久美子に、緑輝が超絶ハイテンションで教えてくれたのだと言う。ここの件、実は原作とは違うのだそうだ。

そして最後の練習。隣に座ったあすかに久美子は父に話したのかと聞くが、まさかと答えるあすか。それより葵が競争倍率の高いチケットを入手して来てるのだと言う。練習を終えて、晴香が部長として最後の挨拶をするものの、泣いてぐちゃぐちゃになり、副部長のあすかがそれを受けて挨拶をまとめ、最後に北宇治ファイトでしめる。

本番を待つ久美子に鎧塚が手を差し伸べるのだ。近寄って来る時も横ばいで来るし、鎧塚のキャラって面白いなあ。
参考資料

そして北宇治の番になった。
ひょっとして今週演奏を描いて発表直前で次回に繋げるパターンかなと思ったのだが、Bパート明けで麗奈が芝生の上で空を見上げているのが出て来たので、演奏を描かずにもう結果発表待ちなのかと。

各々、手持ちぶさたで、あすかと晴香は喫茶店にでも行ってようかと言い出すと、香織が他校の演奏も聴かずに?と。でもどうせ私達これが最後だからと三人で立ち上がる。この時にあすかがスペシャルチョコバナナジャンボパフェを注文するんだと言うが、無かったら作らせるとまで言い切るのがあすかの性格を表していた。

そして表彰式が始まる。最初に指揮者に対して。しかし全国大会に慣れていないメンバーが多い北宇治の生徒達はこれがあるのをすっかり忘れていた。他の学校は声を合わせて先生の応援コールをあげるが、何も決めていない北宇治は困惑する。しかも部長と副部長はステージに居るし。

そして滝の番になった時、麗奈がすっくと立ち上がる。
どんな声かけをするのかと思ったら、

「先生、好きです!」
参考資料

流石にこれには吹いたw
ここでこんな事を言わせちゃうか!
しかし麗奈が滝を恋愛対象として好きなんてのは久美子くらいしか知らないので、優子と香織はファインプレーとサインを送ったりしている。

そして一校目が銀、二校目が金、と発表が進み北宇治は・・・

発表場面が無かった時点で金じゃないなとは思ったが、記念写真を撮ってる時のうかない顔は銅を表していた。まあ仕方ないのかもしれないが、何しろ演奏場面無かったしね。

がっかりしていた中でも緑輝の気持ちは前向き。
参考資料

生徒達に囲まれた滝は正直顧問なんて嫌われているかもしれないと思っていたので好きですは嬉しかったですよと言うので、ここで麗奈は今度ははっきりと「私、本当に先生のことが好きなんです!」。流石にこれは本気の好きだとみんな気づく。が、滝はこれをうまくはぐらかした。教師冥利に尽きますと。

滝はあすかと一緒に居る久美子の所に来た。ユーフォニアムの二人に言う事があると言うのだ。そして進藤正和を知っているかと。さっきその進藤に会ってユーフォの子に伝言があると言うのだ。
「よくここまで続けてきたね。美しい音色だったよ。」
これはまさにあすかに向けた言葉で、知っている方ですかと言う滝の問いにあすかは控えめにちょっとした知り合いですと。

そしてあすかの喜びが爆発して久美子に抱きつく。
聴いて貰えた、分かって貰えた!
参考資料

みんなで話をしている時、久美子が姉麻美子の姿を見かける。慌てておねえちゃんと声をかけたものの、そのまま出て行ってしまった姉を、人をかき分けながら懸命に追いかけてやっと追いつく。

そして涙ながらに
「お姉ちゃん、私ユーフォ好きだよ!お姉ちゃんがいたから、私ユーフォ好きになれたよ。お姉ちゃんがいたから吹奏楽好きになれたよ。お姉ちゃん、大好き!」
参考資料
笑顔で「私も大好き」と応える姉麻美子。

そうか、冒頭でまたも姉との回想場面があったが今日の最後のこの場面に繋がるのだったか。良い最終回だった!

でも次の曲があるのです。

| | TrackBack (0)

装神少女まとい・第12話・最終回

超次元へ行き次元の穴を塞ぎ、そして母を連れ戻して伸吾と三人の普通の生活に戻る、そう願ってまといは超次元へ。その途中でまといは母が台所に立ってカレーの臭いが漂う過去の出来事を見て思わずほほえむ。

余裕ねと言われたものの、12次元ではあのクリードキラーのフェゴルが待ち構えていた。この低次元の生物達めと攻撃を仕掛けて来たものの、まといはフェゴルが初めて会った時のまといではない。ここを通してと言うまとになおも攻撃をかけるフェゴルに対してクラルスがここは自分が抑えるから先に行けと。

躊躇うまといをゆまが手を取って連れて行く。本来の目的はここじゃないんだから。残ったクラルスがフェゴルと戦うものの、既にレガリアは傷ついてもうボロボロの状態。それを見たフェゴルは放置プレイでクラルスが消滅するのを眺める事にした。あれ?だったらまといを追えばいいんじゃ?
参考資料

15次元で敵の攻撃を受けて進めない。だが、その時だった。フェゴルの前で消滅しかけていたクラルスがカリオテの言葉を思い出す。お前の意志で行き、お前の意志で戦って来いと言うのを。はじめてクラルスが自分の願いと向かい合い、自分の願いとは責務でナイツを倒すのではなく、身近の人達、まとい達を助けたいからここに来たのだ。願いが強ければ「神様」が応える。新に白い衣装を纏ったクラルスがフェゴルを一刀両断してまとい達の次元へ。攻撃を受けるがままだったまとい達を救出してさらに先の次元へ。

これでひょっとしてクラルスもまとい並みのレベルになったのかなと思ったら、やはりゆまもクラルスも超次元にまでは辿り着けない。まといに後を託して落ちて行った。

その頃、三次元では広がった穴からナイツ達が次々と襲来し、清玄達が総出で防戦したものの混乱は広がる。そりゃ、今迄数が限られていた纏創の巫女とかアンチクリードでナイツと戦っていたのに、数が多いからってそうじゃない人達まで頑張るんだから。

まといは超次元に辿り着いたものの、目的の扉にどうしても辿り着けない。もうダメだと諦めかけた時に母のお守りが反応した。あらゆる次元の八百万の神々の力を集めて母を連れて帰り父伸吾と普通の生活をしたいと言う願いを新に遂に辿り着く。

十年前にしおりが超次元へ行くのを躊躇っていた時に、そこにまとが出現して十年後の私だよ、きっと十年後に迎えに行くからねと約束した母の所に。
参考資料

三次元ではナイツの反応が消え、まといが次元の穴を塞いでくれたらしい事が分かる。

伸吾は自宅でカレーの良いにおいで目が覚めると長い夢を見ていた様だとまといに言うが、そこに居たのはしおりとまといだった。十年ぶりのしおりは全く変わっていない。なんですか、これは十年待ったご褒美ですかw

こうして普通の生活に戻ったはずのまといだったが、十年ぶりに再会した両親は傍目も気にせずいちゃつく。これ、神社と言う公衆の面前ですらこうなんだから、家に帰ったら大変だと思う間もなく、今度はゆまが退魔の仕事が入ったと言ってまといを引っ張る。そんな事言ってももう神様の力は無いんだからと言うまといの前にあの神様出現。離れた筈じゃなかったのかw
参考資料

それにしても、超次元の穴ってナイツ達がわざわざ開いた様な感じがしなかったし、ひょっとして今後も開く可能性があるから神様が戻って来たんじゃ。


装神少女まとい、面白かった。前にも書いたがゆまちんのノリがとても良かった。
EDは久々にスフィアのイイ感じの歌が聴けた。

| | TrackBack (0)

灼熱の卓球娘・第12話・最終回

三日目のメニューが終わってこの後は自由練習。くたくたになったたんぽぽ達はもう無理私達一年生だからもう今日はこれで良いよねと言い合ったものの、ハナビとほくほくが自分達の足りない部分を克服する練習を始めたし、あがりは決まらないスマッシュの他の練習をしようとしてこよりにダメだよ!あがりはスマッシュで攻めなくちゃ!と言ってるのを見て、一年生だからと言ってのんびりしていられないと感じる。そしてキルカに打ち方を教えて貰いに。

それにしても私について来て!と言ってあがりに肩車させたこより発案の練習は何だったんだ。

ムネムネ先輩は後輩の練習につきあったキルカに自分の練習を差し措いて大丈夫なのかと聞くが、キルカは自分が下級生だった頃に先輩から卓球を教えて貰って今の自分があるんだから今度は自分が後輩に教える番だと言う。その上で自分の練習も大丈夫だよと。

練習を一杯やるとおなかが空く。おかわりを一杯所望するムネムネ先輩。沢山食べないと大きくならないわよ。そんな話題で盛り上がっている時もあがりはごはんのしゃもじをラケットの様に振っていた。未だしっくり来ていないみたい。

合宿も最終日に近づいてランニングでひーひー言っていたこよりがあがりと一緒に走れる程に。そうしてとうとう最後のメニューも完了して合宿の全日程は終了。みんな、日本一先生にお礼を。
参考資料
ああ、ホワイトボードに三日間しかスケジュールが無いと思ったら、裏側に残り二日間のが書いてあったのか。
で、日本一先生って誰?(原作にも出ているらしい)

明日帰られる様に今日中に荷物はまとめておいてねと言う事で、ごはんも食べておふろにも入って布団に入ったものの、あがりは未だ手が動いている。荷物をまとめている時にもう少しで感覚が掴めそうと言っていたのだから。

そう言う訳で、むくりと起きてそれに気づいたこよりも一緒に体育館に行くと灯りが点いている。誰が居るんだろう?

そこには今回の冒頭でもう疲れたから私達一年生はもう自由練習はいいよねと言っていたたんぽぽ達が居た。
参考資料
いい絵だなあ。冒頭で練習はもういいって言っていた二人がもくもくと練習してるなんて。たんぽぽがあがりの真似をして  スマッシュ  を決めようとするが失敗。思わずそんなんじゃないとあがりが言って二人は漸くあがりとこよりが来ている事に気が付く。

台を譲ろうとする二人にいいよとあがり達は答えるが、じゃあと言ってたんぽぽはあがりにドライブの打ち方を教えて欲しいと言い、さつきはこよりにドキドキできる卓球を教えて欲しいと言う。

そうやって練習しているうちにどんどん他の部員も集まって来て、いつの間にかトーナメント戦になってしまった。

決勝戦はやはりこよりとあがり。激しく打ち合ううちにあがりがこれまでに無かった早いスマッシュを放った。あれが確実に決まる様になったら無敵だと言われるスマッシュにこよりが凄いよと思わずあがりに抱きつく。

翌朝は合宿に来た時に課題を抱えて浮かない顔をしていたのが今はすっきりしているとこよりに言われるあがり。ふたりでならどこまででもと言うこより達は、最後の場面では第1話で全国大会9連覇の強豪凰堂学園を破った隼学園と対戦する。雀が原のみんなのみならずもず山のくるりもこよりを応援。くるり、綺麗な目から元の目に戻って凄みが戻ったなw
参考資料

物語自体はこよりが卓球部に入部→こよりランク1位→キルカ復帰→もず山と練習試合→合宿しかしてないのだが、それをこれだけ熱く見せたアニメ化は素晴らしいと思う。
アニメ大量生産の影響で酷い出来の作品がいくつか見られるが、そんな中でこれだけの完成度と言うか、完成度以上の出来映えになるとは。OPも今期の中では一番好きだった。アニメ化される原作の作者は自分の作品がこうなってくれたらなあときっと思った事だろう。

二期があったら絶対見るよ。

| | TrackBack (0)

はがねオーケストラ・第11話

同人誌から原作に入る人が多いと言うので同人誌出しましょう。なお、同人誌って何だと言う説明は無し。同人誌は視聴者共通の知識となっている訳だが、そろそろ説明が必要と言う観念そのものも不要になる時代ではなかろうか。

しかしマーシャが同人誌なんて不潔ですわ!とアッー!な同人誌を妄想して鼻血を出す。いや、同人誌ってそう言うのばかりじゃないから。そう言ってカコが妄想するのもキマシな同人誌。だから同人誌ってそう言うのばかりじゃないから、ギャグ系の同人も見ようよ(お願い
参考資料

こうして同人誌を作って即売会当日。ビッグサイトの会議棟みたいなシンボルのある会場で開催。前日の徹夜は禁止で砲撃。開場ダッシュは禁止で砲撃。ローアングラーは禁止で狙撃。これはクリーンな即売会ですね!

流石公式の同人誌で壁クラスで頒布して完売してもネコやスイカで委託販売するからオークションで買わないでねと、これまたなんてクリーンな同人誌。

しかし、問題なのは彩の中での即売会で頒布したので新規流入者はゼロなのであった。そしてそれに気が付いたのは5回参加してから。コミケなら二年半やってから。でも「こんなの手に入れた」と言う画像付きツイートがRTされまくって、原作知らないけどかわいいからやってみるとか言う流入がゼロではないかもしれない。

| | TrackBack (0)

終末のイゼッタ・第12話・最終回

ランツブルックへの新型爆弾の投下を阻止すべくゾフィーによるV2号の離陸を止めに向かうイゼッタだったが、そこではゾフィーとゲルマニア軍が待ち構えていた。確かにこの作戦の肝はV2号の飛翔なので、万が一の為にイゼッタの襲来に備えていたのは分かる。

対イゼッタ対空兵器が砲撃を加えるものの、それをイゼッタは難なく防御。こうでなくては面白くないとゾフィーが戦いを挑んでくる。通常兵器など邪魔とばかりに友軍機を撃墜するゾフィーは自軍の戦闘機をイゼッタにぶつけようとしたり、対空兵器をぶつけようとしたりする。それをまたイゼッタは逆に利用して防御。人類の兵器役に立たねー。

イゼッタの目的はV2号を離陸させない事だったので、ゾフィーをおびき出して高高度にまで逃げる。設計局長のエリザベートは頭に血を上らせてあのバカ者がと、ゾフィーの代わりになるクローン体69を使うことにした。未だ不完全で無理に使ったら死んでしまうだろうと言われても、飛ばせさえすればよいと。

ヴェストリアの会議場へ向かっていたフィーネ達はバスラーによって発見されてしまったが、隙を作って検問所は突破し、車を下りて逃走する。そしてジークが囮となってフィーネ達を走らすのだが、ああ、ジーク、いくら冷徹なる性格と言ってもやはりヨナスを殺したのは悔いていたか。ゲルマニアの少年兵を見てヨナスと誤認し、躊躇したところを射殺されてしまう。

ヴェストリアの会議場ではハイゼンベルクが同盟諸国の代表を睥睨しながら新型爆弾の威力の映像を見せていた。以前の会議の時にも魔女懐疑論者だった自由テルミドールのブノワ将軍が今回もこんなもの信じられるかと声を上げる。ハイゼンベルクはせせら笑いながら信じられないのも無理はないが、そろそろこの新型爆弾がミサイルに搭載されてランツブルックに投下される。それを諸兄らに確認して貰うのがこの会議だと言った。
参考資料

動揺する同盟諸国の全権団にハイゼンベルクは国に持ち帰って検討しても良いが、どのみち今日ここで議定書にサインするのと同じ事になるだろうと。だが、ここでフィーネの声がその流れを断ち切った。

今、イゼッタがゾフィーの攻撃に行って彼女を倒し、このミサイルを阻止するところだと。ハイゼンベルクはフィーネにあなたは参加する資格などないと言うが、少しでも有利な話のフィーネの話を同盟諸国は喜ぶからみながフィーネは当事者だと言って迎え入れた。

自由テルミドールなどはエイルシュタットのイゼッタがゾフィーを退けてゲルマニアを倒すと聞いて喜ぶが冷静なのはアトランタ合衆国のスタンリー。既にイゼッタがゲルマニアの空母ドラッフェンフェルスを沈めた時から気づいてたが、イゼッタがゲルマニアを倒したとして、ではそのイゼッタを擁するエイルシュタットを一体誰が止めるのか。ソフィーがゲルマニアのオットー皇帝の様に世界征服を意図する様にならないと誰が保障するのか。それをソフィーに尋ねる。

ソフィーはそんな事は断じて無いと答えた。なぜならイゼッタはレイラインの魔力を全部吸い上げて最後の戦いに挑んでいるのだから。あのゼルン回廊の時と同様に、吸い尽くされたレイラインは枯れる。世界中のレイラインが枯れたらもう魔女は魔女で無くなってしまう。イゼッタは最後の魔女になろうとしていると。ゼルン回廊の時に「枯れる?」と思ったが、やはり枯れてしまうのか。

それを聞いてブリタニアのレッドフォードはイゼッタを知っているだけに心配した。そんな事をしてあの子は大丈夫なのかと。

あの最後の晩、イゼッタは単にフィーネと話をしたいだけで魔法を使って飛んで来た訳ではなかった。フィーネに最後の命令を貰いに来たのだ。レイラインの全ての魔法を吸い上げてゾフィーと戦う。それが何をもたらすのかは分かっているが、フィーネの願いを叶える為にそれを命じろと。泣く泣くフィーネはそれをイゼッタに託した。
参考資料

その頃、イゼッタはゾフィーと死闘を繰り返していた。ゲルマニアが駐留するパリに至り、列車を鞭の様に振るうゾフィー。エッフェル塔を倒すゾフィー。その倒れかけたエッフェル塔をミサイルの様に射出するイゼッタ。最後には魔力の塊を最大限に巨大化してぶつけ合う事になる。まさに自分の命をかけて最後の戦いをしていた。ゾフィーだって何故あれだけエイルシュタットに恨みを抱いていたかと言うと、王妃にはめられた訳ではなく、愛していたマティアス王が自分亡き後の魔女とエイルシュタットの将来を憂えて最後に裏切られたと言うのを憎悪の源にしていた。だがイゼッタはもう知っていた。君主たるもの多くの民の命を救うために泣いて犠牲を払わねばならぬ事もあると。

スタンリーを筆頭とした同盟諸国の代表団の疑問を涙を浮かべながらそう言って払拭したフィーネだが、バルコニーに出てからはもう戻っては来られまいイゼッタを思って激しく泣き出す。

イゼッタによって世界中の魔力が吸い上げられ、代替魔女によって離陸した筈のV2号も失速し、搭載された新型爆弾も、工場にあった新型爆弾も、なにもかもが魔力を失って行く。

巨大な爆発と閃光と光の柱によってイゼッタとゾフィーの魔力の塊は消滅した。それは直ちに皇帝オットーに伝えられ、魔女の力による世界征服が頓挫したと聞かされるものの、ならば通常兵器で成し遂げてみせようと言う。

しかしそこから情勢は変わる。フィーネの演説によって大戦の形勢は一変した。アトランタ合衆国は本格的に欧州の戦闘に参戦し、様子を伺っていたヴォルガ連邦も不可侵条約を破ってゲルマニアに侵攻した。追い詰められたゲルマニアは皇帝の自害によって戦争終結に至る。

三年後、とある山荘を訪れる人影。それを発見したのは三年で育ってしまった(笑)ロッテ。フィーネを認めたロッテは笑顔を浮かべて車椅子に座る赤毛の人物を連れて出た。イゼッタ、命は無事だったか。
参考資料
この山荘、多分幼少期にフィーネがイゼッタを護った、あの初めて出会った山荘じゃないかな。


なかなか良かった。オリジナル作品でここまでたどり着いたからこの後に無理に二期とかやらないとは思うが番外編があっても良いと思う。

作中でフィーネとイゼッタの百合百合な場面はなんだか強引だなあとも思って途中は見ていたが、この最終回は二人の愛情が無いと成り立つまい。そう言う意味では必要だったと思い直した。

| | TrackBack (0)

クラシカロイド・第11話

歌苗「親戚のおじさんが具合が悪いので御見舞に行くから暫く不在にします」

モーツァルトが一緒に行くと言うが、それは当然却下。問題は歌苗が居ない暫くの間音羽館の維持をどうやるか。そこで家事全般を誰がやるのか分担表を作成した。
参考資料

奏助は住民でもないのに家事仕事を押し付けられていると文句をたれ、モーツァルトは住民なのに家事仕事があてがわれていないと文句を言う。モーツァルトにやらせると100%の確率で面倒な事になるからね。他のクラシカロイドが未だ少しは成功を期待出来るのに。

分担に不満のあるリストは歌苗が居ない間の音羽館のシンボルになると言う。音羽館のシンボルなら家事を全部やれ。それを皮切りにモーツァルトはリーダーだとか言い出して、家事の分担はどこへやら。

ちゃんと決めろと言う歌苗の怒りに、じゃあジャンケンでとモーツァルトが言い出したのをシューベルトが否定したもののベートーヴェンもジャンケンと言うから掌を返してジャンケンで決める事になるが、ジャンケンすら満足に出来ない。

それではクジでとなるとモーツァルトがズルをしようとしてコレもダメ。でもクジの中身を書いたのが歌苗ならモーツァルトがズルしようとあまり関係ない気もする。

なんとか家事の分担の決定稿が出る。すっかり疲れた歌苗はさあ旅行だ、海月の伊豆の別荘楽しみーとガイドを見ていた。
参考資料
あれ?おじさんの見舞いだったのでは?

そこに奏助が入って来て聞かれてしまった。いや、レディの部屋にはノックしてから入れ。奏助はおじさんの見舞いの件は嘘で実は歌苗は海月と旅行に行くと知る。最初はバラそうとした奏助も旅行が潰れてしまうと泣く歌苗を見て流石にかわいそうになった。ここはてっきり嘘泣きかと思ったのだが。

そんな訳で奏助は歌苗を助けて家事分担に見回りに行くと、ベートーヴェンは洗濯機を満足に動かせないし、シューベルトはどんくさい掃除してるし。一方モーツァルトは雑ながらチャチャッと掃除を済ませた事だけは歌苗に褒められる。

図に乗ってモーツァルトは塔の屋根の掃除を始めた。だがうまく汚れが取れないと言ってピンクのペンキで屋根に音符を描いたりしてしまう。あまつさえ塔の上にあったト音記号オブジェを落とすし。

これを歌苗に知られたら大変な事になると、リストの指揮で屋根のペンキ落としを始めた。しかし雑巾が足りない。ふと奏助が見るとベートーヴェンが洗濯して干したシーツが見えた。(ノ∀`)アチャーw

折角洗濯が終わったと思ったのに、全部台無し。驚いたベートーヴェンだが、そこに歌苗が出て来た。今見られたらマズいとベートーヴェンに歌苗が外に出ない様にしろと指示が飛ぶが、ベートーヴェンの異様な本気度に歌苗が勘違いして「ごめんなさい」。

そこにペンキが落ちて来て芝生をピンクにすると、これを感づかれたらマズいとベートーヴェンはクラシカロイドはショックを受けるとピンクの体液を吐くのだとごまかす。ところがベートーヴェンの必死の演技も屋根の上の全員がピンクのペンキだらけで落ちて来たのでもうごまかせない。

静かに怒る歌苗は帰って来るまでに復旧させておかないとどうなるか分かっているなと出かけてしまった。

帰って来た歌苗の見た音羽館、屋根は綺麗になった様に見えたがト音記号オブジェは落下して来るし、またぞろベートーヴェンは台所で爆破させちゃうし、モーツァルトとシューベルトは掃除どころか廊下を荒らしてるし、ショパンはやっぱり役に立たないし、リストは象徴になるのに失敗してシャンデリアごと落ちてるし。
参考資料

こりゃもうダメだと歌苗が決めたのは無理矢理クラシカロイドの連中を連れて行く事。海月がちょっと待って無理と言うのも聞かずに電車に乗って伊豆の別荘に向かう。

海月の伊豆の別荘ってどんなのだろうね。
定番の大きなお屋敷みたいなのかな。だとしたら容積的には無理じゃないかもしれないけど。

ところで伊豆半島のリゾートマンションって安い物件は予想外に安い。
どうですか、この60万円の伊東(あまんちゅ!の舞台ですぜお客さん)の物件(賃貸料じゃなくて、購入費!)
https://www.homes.co.jp/mansion/b-1279530000180/
まあ管理費などが毎月賃貸料も払ってるみたいな金額になるんだけどw

| | TrackBack (0)

舟を編む・第10話

四校に「血潮」の項目が無い。用例採集カードにはある。血潮だけなら段落を少しづつ送る事で挟み込む事が出来るらしい。それは何より。しかし、漏れがある事が分かった以上、他にも漏れがあるのではないか。

いいかげんな編集なら見つかった物だけ弥縫しておけば良いと思うかも知れないが、大渡海を編纂している馬締としてはそんな事で済ます訳には行かない。他にも漏れている用例が無いか24万語全部を見返す作業を開始する事を決意した。

量的には途方もなくて、今回の話はこの途方もない作業を行う話になるのだが、一方で上限が決まっている作業は延々と行えばいつかは必ず終わるんだよね。それにこのあとアルバイトを大量に雇って分担するので、やる気でやれば終われると言うのは違うと思う。いつ終わるか分からない作業は辛い。

と言う事で大量のアルバイトを動員。この人達どう言う人達なんだろう。大学院生のアルバイトを雇う事があるとか言う関係者ツイートを見たけど、でも後半で明らかになるのは「家に帰らないで作業している」姿なので、そんな時間が取れる人達。

こうして膨大な作業の開始。馬締は大渡海を穴の開いた舟にしない為にどうかよろしくと御願いする。但しやはりバイトとなると色々な人が居て、意欲に温度差がある。
参考資料

そんな中、電話がかかってきて佐々木が不穏な声をあげるが、松本が入院したのだそうだ。驚いて馬締達は病院に見舞いに。見た目はなんともなさそうな松本だったが、検査入院と言うのは曲者だなあ。奥さんの答えも曖昧だったし。これで馬締は大渡海完成を遅らせる訳にはいかないとなおさら思ったろう。

ひたすら同じ様な作業を続けていると疲労も出て来る。そんな時に良いタイミングで差し入れしてくれるのが西岡。やはり異動はしたけど西岡抜きでは大渡海の編纂は進まない。後半でも進捗がよくなって来たと言うアルバイトの人達にラーメンを奢っているみたいだし。絶対西岡は今は部署は違えど大渡海編纂の功労者の一人。
参考資料

そうは言っても物理的な疲れはみんな出て来る。家に帰ってないとか。これは恐らく当初スケジュールから極力遅らせない為にこんをつめた作業となっているのだろう。流石に皆疲労があると言って、荒木の助言で一旦帰らせた。

早雲荘に帰ると香具矢が迎えてくれて食事を出してくれた。ところで香具矢ってお店はどうしたんだろうね。専業主婦じゃないんじゃないかと思うのだが。食卓を挟みながら松本先生の様子の話から何かに打ち込む人は何年経っても変わらないと言う話になった。私はここ十年ばかりで激しく老いたなw

そしてとうとう最後の「わづくえ~ん」の部分が赤く潰され、馬締達の最終チェックが完了して「血潮」以外に漏れがなかった事が判明し、チェック作業は完了した。最初は短調だと思っていたけどやりがいがあったと言うあのバイト君。西岡の時もそうだったが辞書編集に携わったこの話の登場人物はみんなこれに嵌って行く。アルバイトにも恵まれたな。

辞書の装丁も深いそれでいて鮮やかな青に決まり、デザインした人もやったと喜ぶので、あの製紙業者の宮本と言い、上述のアルバイトと言い、本当に携わった人間に恵まれたものだ。

そして西岡は販促マスコットの「海くん」を用意してくれて、岸辺の受けも上々。だけど最後に松本の居ない書斎が写るのは何とも・・・
参考資料

Cパートではタケさんの幸せそうな記念写真の場面があって、あんな老後だと幸せだなあ。

| | TrackBack (0)

冬のアニメ新番組

1月期の番組改編に合わせた録画計画メモ

曜日時刻番組名開始
24:00BS11ガヴリールドロップアウト1/9
21:55東京MX信長の忍び継続
23:00東京MXACCA13区監察課1/10
24:30東京MXハンドシェイカー1/10
25:00tvk南鎌倉高校女子自転車部1/10
25:35テレ東けものフレンズ1/10
22:30東京MXピアシェ~私のイタリアン~1/11
23:30東京MXAKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-1/4
24:00東京MX小林さんちのメイドラゴン1/11
25:05東京MXこの素晴らしい世界に祝福を!21/11
25:35東京MXCHAOS;CHILD1/11
22:30東京MX政宗くんのリベンジ1/5
25:00テレ玉あいまいみー~Surgical Friends~1/5
24:55フジクズの本懐1/12
25:58TBSうらら迷路帖1/5
26:28TBSセイレン1/5
24:30BS11スクールガールストライカーズ Animation Channel1/6
25:05東京MX幼女戦記1/6
26:05TBS昭和元禄落語心中~助六再び篇~1/6
09:30テレ東リルリルフェアリル~妖精のドア~継続
17:30Eテレクラシカロイド継続
22:00東京MX風夏1/7
22:30東京MXBanG Dream!1/22
23:00NHK総合3月のライオン継続
24:00BS11亜人ちゃんは語りたい1/7
08:30テレ朝魔法つかいプリキュア!継続
22:00東京MXエルドライブ1/8
22:27東京MXにゃんこデイズ1/8
22:30東京MXチェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~1/8
23:30東京MXアイドル事変1/8
24:30BS11リトルウィッチアカデミア TVアニメシリーズ1/8

最近になく曜日にばらけた。だが絶対数が多いのは変わらず、一昔前なら一晩に4~5番組あったらその日は週の中でダントツに多い日だったのに今やほとんど曜日がそうなってしまった。もう大量生産やめないかな。購買層の総購入金額なんて限界があるから一作品あたりの円盤購入額は作品が増えれば増える程薄まるのに。

今期スタートの中ではやはり内容も含めた出来映えが予め期待出来る昭和元禄落語心中とこのすばに期待がかかる。そして今期の自転車アニメこそ頑張ってくれないかと思うのが南鎌倉高校女子自転車部。でもこれって首都圏はtvkしか放送しないの?

| | TrackBack (0)

響け!ユーフォニアム2・第11話

あすかがちょっぴり大人になって帰って来た。でも流石に長い間練習していなかったので腕が鈍っている。ピアノ演奏が描かれるいくつかのアニメを見たけど、一日練習しなかっただけで格段に腕が落ちるってどれも描かれていた筈。だが、あすかの強さは夏紀にこんな姿を見せるのは今日だけだよと言える所。つまり明日にはもう立ち直っていると言う宣言だ。

久美子は麗奈から避けられているのを緑輝に漏らすと緑輝が「喧嘩ですか!?」と嬉しそうな反応をする。そうかな、嬉しそうな顔にあまり見えなかったけど。
参考資料

緑輝はこれは作戦会議をするしかないと言って、葉月と緑輝が下した作戦は待ち伏せ作戦だった。ストレートだな。しかし麗奈は一緒に帰ろうと言う久美子に対して用事があるからと言ってさっさと行ってしまう。全然心当たりが無い久美子は麗奈って小さい事に拘る面倒くさい性格だと漏らすものの、自分は悪くないんだからねと言う意味ではないと慌てて否定。

家に帰ると姉は本格的に居なくなっている。しかも親の作ってくれた通帳を郵便で返す程の本気度で。通帳を書き留めで戻さないとか。そして母と一緒に夕食を食べている時に麗奈からメッセージが届く。確かに食事中にスマホを使うなと言う親の言い分は分かるなあ。人と対面で何かしてる時にスマホで別の方向に顔を向ける(心理的な意味でも)は不愉快だ。

行ってみると麗奈は大吉山に行こうと言う。え?と驚く久美子。このあと暗いねと言う久美子の台詞などにいちいちつっかかる麗奈は、私が怒ってるの分かるよねと言う。理由は何だと思うと聞かれて久美子はなんとなくとか適当な答をしちゃうが、これは高校生らしい答だと思う。ついつい相手に合わせようとする答。

大吉山の頂上で叫んだ(アニメの登場人物って何かあると叫ぶよねえ)麗奈は何故何も言わなかったのかと久美子に怒っていたんだ。あれ?ちょっと待って、滝の奥さんの事に麗奈はあの写真で気づいたかもしれないが、何故久美子がそれを黙っていたと分かったのだろう、と言う疑問はすぐ分かる。橋本に聞いたら橋本が久美子から聞いたのか?とポロっと言ったのだ。他人の秘密を突かれた時に第三者の名前を出しちゃいかんのだなあ、教訓になったよ。

麗奈は久美子にどうして隠していたのかと聞くと久美子は麗奈を傷つけたくなかったと答えるが、それはそう思ってない事もないかもしれないが、やっぱり面倒だったからじゃないかな。だって久美子はあの時点で滝の奥さんが亡くなっているのを知っていたのだから。

そして久美子は添えた。もう奥さんいないんだよと。

麗奈は小学校低学年の頃に滝と出会った。どっちも音楽一家だから。もっと頑張ればと言った学校の友達からだって私の家には麗奈の家の様にピアノは無いんだと泣いて突き放された麗奈は滝に惹かれていく。そうか、ピアノだったのが滝の影響で管楽器になったのか。
参考資料

その滝から今この瞬間、全然ダメだと叱責される麗奈。その様子を心配して優子が来るのだ。建前は香織が心配してるからだと言うが、それだけであの香織と麗奈とのソロ争いの時に麗奈を敵視した人間は普通は来ない。二期で優子株が天井知らずに上がって行く。そして麗奈は優子に応えて建て直しますと言う。

その言葉どおりに遅くまで練習して、もう帰らないとならない時間になってまた久美子と一緒に職員室の滝の所まで音楽室の鍵を返しに行くが、その時に麗奈はついに正面から滝に問うた。奥さんってどんな方だったんですかと。

経歴を答えだした滝にそう言う意味ではなくてどんな人物だったのか(滝はどう思っているのか)を聞きたいと言う麗奈だが、滝がこれにちゃんと答えるのだ。いやあ私ならそんなプライベートな事を聞くなよとむっとする所なんだけどw

とても元気な人だったのに余命宣言をされてそしてあっと言う間に逝ってしまった。その奥さんの望みだった北宇治を全国大会で金賞にと言うのを受けて北宇治の顧問になったのかと突っ込むと滝の答えはそうでもある様なそうでも無いような答えだった。

帰りに麗奈は久美子に滝がどれだけ好きだったんだろうと言うと、久美子は結婚する程と答える。これも聞きようによってはふざけるなと言う答えだが、でも真実でもある。

そして翌日、麗奈が久美子に明日の朝つきあってくれる?と言ってきた。一緒に自転車に乗って行った先は墓地。新山に無理を言って聞き出したのだそうだ。これはまた、新山も困惑したろうなあ。そして墓前で手を合わせる麗奈。久美子が何を言ったの?と聞くと、「金賞とりたい 滝先生の夢を叶えてあげたい」と。私はてっきり滝先生をいただきに行きますと言う宣戦布告かと思ったよw
参考資料

そしてふっきれた麗奈がダム近くの橋の上でトランペットを吹く。
これは、最終回までに全国大会の結果が出る所まで行くんだろうか。

| | TrackBack (1)

装神少女まとい・第11話

まといと一緒に住む事になったあの日、新幹線ホームに遅れて行った伸吾を待ちくたびれていたまといだったが、すれ違いになると困るから携帯買ってねと言ったあの事を今でも忘れない。
参考資料
なのに、そのまといにちょっかいをかけてくるポチ、お前は一体何者なのだと。

しかし銃を向けられたポチは必死で否定する。一体伸吾が何を言っているのかと。だが、それを伸吾は証拠を突きつけて立証して行く。前回の引きではポチが黒幕そのものかと思ったが、ポチのPCから退魔少女のサイトに書き込みがあったとか言うから、こりゃポチには自覚が無かったんだなとここで思った。今時の警察の人間が自分のPCで身元が割れる様なバカな真似はしないだろう。と言う事は、ポチを乗っ取った何かがその辺の事情を知らずにホイホイと書いてしまったと思う。

案の定、伸吾が銃を撃つと弾はフィールドに妨げられ、ポチの目の色が変わった。しかし、その相手はあのナイツの様な感じではなく、もっと違う存在。どうやらナイツをけしかけてまといを覚醒させるのが目的だったらしい。十年前、超次元の扉が開いた時にそれを閉じたのはまといの母、即ち伸吾の妻のしおり。そして今回その役割を果たせるのはまといで、まといが覚醒出来る様に仕向けた。しおりに続いてまといまで。これは伸吾の嘆きはひとかどではない。

どうしたらいいんだろうと悩んでいたまといの所に弥生がやって来て、天壇の様な所へ連れて行く。十年前にしおりがここから超次元に旅立った場所だと言う。まといはその話をした弥生が自分も同じ様にして欲しいのかと聞いてみるが、そうではなくてその時にしおりが弥生に言った言葉をまといに話したかったのだと言う。しおりは世界の為に超次元に行ったのではなくて、伸吾とまといの居る世界の為に自ら進んで行ったのだと。

そもそも纏創の巫女は本人の願いが強くないと力が発動されないのだから。

クラルスのレガリアは先の戦いで相当に傷ついている。これでは以前の半分程の力しか出せないだろう。だがクラルスはまといと共に超次元へ向かうつもりだ。もう以前の様な間違いは犯さない。そう言って行こうとするクラルスにカリオテはそれはファティマの命令ではなく自分の意志で行くのだ、無駄死にはするなよと送り出した。

ゆまの方は父と祖父がゆまが能力に目覚めた時の思い出を語って、あの能力ではしおりの様に超次元へは行けまいと思ったものだと言う。これでいいんだと言う様な二人にゆまは目を覚ましてそれではダメだと。世界が滅んだら退魔少女としてちょーセレブになるというゆまちんの夢が台無しだと。それにまといだけ一人送り出すなんて出来ないと言う。

そこにメガネボインからみんなに話があると連絡が入った。IATOの調査で超次元との扉が小さくなりつつあると言うのだ。それはつまり今でもしおりが頑張って扉を閉じようとしていると言う事だとまといは喜ぶ。母は超次元で生きている。

ところでIATOの人達、何やってたの?
参考資料
観測機器の設置とか言ってたけど、あそこに設置する意味あるのか。

これでまといの決意が固まる。自分は伸吾達の為に超次元へ行って扉を閉じる。そして向こうに居る母を迎えてくる。

ゆまも巫女の姿となっていざ出陣。まといは朝早く、お気に入りのワンピースに着替えてそっと出かけようとしたら伸吾に見つかった。伸吾、もう全部分かっているのに敢えてそれを言わないでこんなに朝早くからどこに出かけるんだと。その服、似合ってるなと。そして危ない真似はするなよと。本当はちゃんと帰って来られるかどうか分からない危ない場所に行くのにそれを全部こらえて普通に送り出す。そして姿が見えなくなった所で泣き崩れる伸吾。しおりに続いてまといを送り出す伸吾の気持ちが痛い程伝わって来た。
参考資料

かくてまとい・ゆま・クラルスが天壇から超次元へ。
明日は学校があるから早く帰って来ようねと。

| | TrackBack (0)

灼熱の卓球娘・第11話

もず山との練習試合を終えて、大会の為にゴールデンウィークに合宿に入る雀が原。キルカはこの合宿で一段二段のステップアップをしないと全国に行けないよとハッパをかける。まあキルカの最終目標は全国制覇なんだけどね。きっと今は同居していないお父さんが全国大会の審査員(ry

まさに合宿に出ようとしていた所に口の悪い熊が登場する。このまま合宿回かと思ったのに奇妙なキャラが登場した。しかもあがりが何しに来たんだと結構険悪だったのに他の部員、キルカを筆頭にほくほくまでとは仲良さそう。例によって初対面の相手にはおどおどするこよりだったが、何とか自己紹介。

どなたですか?と言うこよりの疑問に昨年までは雀が原にいて燕女学園に転校した月ノ輪紅真深だと紹介される。「くまみ」っててっきり「熊美」かと思ったらこんな字を書くのか。その紅真深、こよりがあがりにべったりなのを見て目を冷たくするし、あがり分を補給するし、あがりがあんな感じなのに凄く親密感を見せて来た。

あがりはあの時の決着をつけようとこれまた意味深な事を言うものの、紅真深はこれを流してしまってそれではごきげんようと去って行く。最終回ひとつ前にこう言うキャラを挟んで来る意味は何かな。

合宿所は、どんな場所なのか期待した聖地巡礼者の気持ちを無視してバスがチラと出てどこかの山中の合宿所に到着してしまった。少しは「あそこかな?」って背景を見せてくれても良さそうなものを。

卓球台がずらっと並んだ体育館で今日から卓球尽くしの合宿が始まる。スケジュールはこれ。
参考資料
ムネムネタイムが色々気になる絵かもしれないが、私はそれよりも学校で出発前には卓球尽くしの五日間と言っていたのにスケジュール表が三日間しかない方がずっと気になった。

この合宿を組んでくれたのは日本一先生。
参考資料
誰?
あれ、説明無し?

スケジュール表に乗っ取って練習が始まる。卓球の事はよく分からないけど、そう言う練習をしてるのだろう。作画が上手いから凄くそれらしく見える。しかしキルカはこよりの出来映えを褒めるもののあがりのスマッシュは退屈だと言う評価。あの試合の時は急に逆を来られたから驚いたが今となってはどうと言う事はないと。確かにもず山の石榴の時もそれまでのフォアハンドのスマッシュはなかなか決まらず、急にバックハンドにした時に効いたから、即ちあがりのスマッシュは意表を突かないと決まらない事になってしまう。

それがまさにこの合宿に臨むあがりの課題。

この後のお風呂場面で浮かない顔をしているあがりが決定力不足だとこより達に明かした。しかしこの場面で明らかになったのはそれもさる事ながら、ほくほくがこよりを「桃ぱんつ」あがりを「白ぱんつ」と呼んでいるのにハナビはハナビだよと言う事から、ハナビはぱんつで呼べない状態と言う事が分かった(そうか?

夜になってこより・あがり・ハナビ・ほくほくの四人部屋であがりが寝付けずにロビーに行くとそれに気が付いてこよりもやって来た。こよりはあがりに何か気になっている事があったら私に話してと促して、ここでやっとあの今日の冒頭の紅真深の話になる。紅真深は燕女学院に引き抜かれて転校したのだそうだ。そして転校が決まった時に壮行試合をしたかったのにそれを受けずに行ってしまった。しかも紅真深はその一ヶ月前から自分と試合をしようとしなかった。それがあがりだけ紅真深に少し蟠りを持っている原因だったのだ。

卓球人たるもの、ラケットとボールで語り合うものだろうと。

話してすっきりしたのかこれであがりはふっきれる。そして翌朝、大坪さんキャラ達一年生が疲れ切って今日の練習に行こうとしているところをあがり達はやるきまんまんで練習に向かった。
参考資料

来週で最終回だけど、合宿で区切りになるのかな。

| | TrackBack (0)

はがねオーケストラ・第10話

いきなり学園部活物、しかも吹奏楽部。

それは定番の出会いから始まり、友情、ライバル、恋などが繰り広げられる。
恋?
参考資料

自律可動式チューバの制作に挫折。それ、ちゃんと動いたらチューバくんとでも名付けたのだろうか。ツバキさんは顧問。いや、年相応?w
そしてクレハのだと思って舐めたフルートが実はマーシャのだと知って涙にくれるカコと舐められたマーシャw

こんな吹奏楽部が全国大会ですってよ、あすかさん!

はがオケのオケは吹奏楽部のオケだったのか。

| | TrackBack (0)

終末のイゼッタ・第11話

力が欲しいか、ならばくれてやる。

ジークの先祖(メルダース家?)は嘗てエイルシュタットで王妃から命令されて魔女ゾフィーを陥れて始末した家系。ゾフィーが持っていた魔石を奪い、レイラインから離れた場所で葬り去った。その時に割れた半分の魔石を伝えていたのだ。
参考資料

あのゲルマニアについてるゾフィーが持っている片割れ。だからイゼッタもこれを使えばゾフィーの様に魔力を溜めてレイラインの無い場所でも魔法が使える様になる。但しこれには副作用があってこの魔石を使うと激しい痛みと命を削る代償がある。そんな話を聞いてビアンカはそんな事までしてイゼッタは魔法を使うなと泣いて止めるものの、イゼッタは自分の希望はフィーネの望みを叶える事なのだと魔石を受け取る。なるほど、ゾフィーが衰弱していたのはクローンだからと言うだけではなくて魔石の副作用だったか。

ゲルマニアはフィーネの落ち延び先を捜索していた。隠れ砦ではフィーネが無力感に捕らわれていて食べ物も喉を通らない状態だったが、そこをゲルマニアが発見する。直ちにゲルマニアの親衛隊が突入。同行していたベルクマンはフィーネ本人と会った事があるから検分が可能だと言って中に入る。

隠れ砦の中のエイルシュタット軍はあっさり制圧されてフィーネの隠れる部屋に迫る。ヘイガーは捕虜にしたエイルシュタット兵を一人づつ連れて来てフィーネが出て来ないと次々と射殺するぞと脅迫した為にいたたまれずにフィーネは手を上げて出た。

ところが自分が見を差し出すから他の者は開放しろと言うフィーネの言葉にヘイガーは耳を貸さず、外に出たら中の人間ごと焼き払ってしまえと命令してフィーネを連行。

ここにイゼッタ参上。確かここでは魔法が使えない筈だと思っていたヘイガーは狼狽してフィーネを放り出して逃走する。ゲルマニアの親衛隊が突入した時にフィーネが外出中だったと言うのはあの魔石に魔力を為に出ていたのだ。

逃走中のヘイガーにベルクマンに自分には暗殺命令が出ているのだろうと問い質すと、ヘイガーはあっさりそうだと言ってしまうから、逆にベルクマンによって射殺される。そしてベルクマンは銃を放棄してエイルシュタットに投降。このベルクマンによって色々と情報がもたらされるが、そのひとつはフィーネにイゼッタが魔石を使うと痛みを受けて命も削られると言うもの。

ジークによってベルクマンの尋問が行われる。ベルクマンはジークが物の道理と合理的な判断が出来る相手と知っていて、交渉材料の情報を全て流す。ゲルマニアが例の魔力を溜めた新型爆弾の開発に成功した事、今度同盟諸国と和平交渉を行うがその時に見せしめとしてランツブルックに新型爆弾を投下してまるごと消し飛ばすのを見せ、あの降伏勧告を飲ませようとしている事。

ジークはこの事をフィーネ達に話す。ランツブルックを一発で消滅させる兵器と聞いてフィーネは絶望感に捕らわれ、もう降伏しよう、これ以上の犠牲は出せない、やはり魔女の力に魅せられたのが間違いだったと言う。ゲルマニアの新型爆弾が悪魔の兵器なら、それと同じ様に魔女の力を先に利用したのは自分なのだと。

だが、そんなフィーネをイゼッタが叩いて目を覚まさせる。フィーネがここで諦めたらダメだ。自分は未だ戦える。この暴挙を何としても止めようと泣いて「フィーネ」を呼ぶ。
参考資料

これでフィーネの腹が決まった。新型爆弾搭載ミサイルが発射される前にそれを叩こう。ミサイルの誘導はゾフィーが居ないと出来ないから、投下される前にゾフィーを倒そうと言う。恐らくゾフィーの戦闘継続時間は長くても二時間だろうと言うベルクマンの読み。

一方でフィーネはゲルマニアが開く講和会議の席上に乗り込む事を決める。イゼッタがゾフィーを倒したら残ったイゼッタを抱えるエイルシュタットが世界最強になるが、それを擁するエイルシュタットが何を望むのか、それを会議の席上で自身が語ろうと言うのだ。潜入工作はベルクマンが段取りを行う。

こうして作戦の前夜、眠れぬフィーネが窓の外を見るとイゼッタが飛んで来た。フィーネは魔石を使うと体に障るのではないかと言うのをそんな事はどうでも良いと言うが、あまり良くないんじゃない?決戦前になるべく体力あ温存した方が良いと思うのだが、でもイゼッタは昼間にフィーネを叩いた事を謝りたかったし、フィーネも作戦前にイゼッタと話をしたかったし。

かくて作戦が発動。イゼッタの出陣を見送るロッテやエルヴィラ達。フィーネも最後の関門までは順調に会議の場所まで迫っていた。だがここまで。フィーネを乗せた車はバスラーに見破られ、フィーネはゾフィーに待ち伏せされている。
参考資料

次回最終回、どちらも命運を賭けた戦いに。
最終回前のサブタイが「フィーネ」で最終回が「イゼッタ」か・・・

| | TrackBack (0)

クラシカロイド・第10話

人間なんて信じられない。そう呟くショパン。
気の許せる相手になると思った奏助はあんなだし、一緒にやって来たリストは変な連中と仲間になったし、そもそも変な連中が居るし、大家は怖いし。ただ、大家は変な事しなかったら怖くないと思うのだが。今日もモーツァルトが拾ってきたロボット掃除機を修理しろとその変な連中が無理矢理ドアをこじ開けて入って来て修理させられた。

ふとネットにあった広告を踏んでアルケドールと言うのをインストールしてしまう。そんな怪しげな物入れるなよ。

アルケドールはバーチャルアイドル育成プログラムで、音声の調整や歌を歌わせ、そして踊らせる事が出来るものだった。音の調整とか作曲とかはお手の物のショパンはこの子にジョリーと名付けて手をかけているうちにどんどん愛情が沸いて来た。

ああ、こうやって誕生日祝う人達居ますねw
参考資料

このジョリーの為に色々買っているのをリストは地縛霊との禁断の愛だとか言って喜ぶがそこは喜ぶところなのか。

だが、ショパンが入力した言葉しか話せないジョリーに対して、ショパンはこんなの違うと言い出して、それでムジークを発動。ショパンのムジークの力によってジョリーは言うなりだけのバーチャルアイドルから自分の意志を持ったバーチャルアイドルに進化した。

これでますますのめり込むショパン。ジョリーは自分の歌と動画をネットにアップしたらたちまち人気が出て社会現象に。挙句の果てにクラクラよりジョリーだよとか言う声まで上がる様になった。

そもそもアルケドールは名前の通りにバッハの会社の三弦が生み出したもので、この中から有望なデータが生まれたらそれがアルケロイドとなると言う見込みだった。一応チャイコフスキーとバダジェフスカはクラクラの活動の邪魔すんなと文句を言いに言ったが、大バッハ様の目的をアルケロイドが叶えられるならそれで良いのだと言う。
参考資料
それって音羽館のベートーヴェン達のみんらずお前らクラシカロイドは全員不要と言ってないか?

ところがジョリーが増長しだした。ショパンに毎週新曲を作れと言い、ショパンとしては自分だけのジョリーで居て欲しかったと言うと、もうショパンは要らないと行ってどこかに消えてしまう。嘆くショパンに音羽館のみんなが事情を聞いて、ベートーヴェンはそんな女とは手が切れて良かったと思えと言う。いやあもっともな話。

だが、ショパンはジョリーが忘れられないと言ってムジークで電脳世界に入ろうとすると、こいつらは大して引き止めもせずあっちでも元気でやれよなと。良いのかそれで。

こうしてショパンがムジークを発動させたものの、電脳世界に入ったのはショパンではなくて、ベートーヴェン達。困ったなあと途方にくれていたら電脳世界の水先案内人のパッド君が出現した。話し方よりも声で分かれよ奏助。

パッド君の立案でジョリーのファンのネットイベントの招待状を出したところあっさりやって来る。みんなで創造主たるショパンをもっと尊重しろとか言うがジョリーは聞かない。だがここで異変が起きる。成績の良いアルケロイドのデータを取ろうと三弦がデータの取得を始めた。データを吸い取られて苦しむジョリー。いや、なぜ吸い取りになっちゃうかな。データならコピーでいいじゃん。

ともかくジョリー消滅の危機に、パッド君の知恵でショパンが今のウィルス感染の様な状態をムジークでクリアすればよいと言うが、どの道それでは今のジョリーは消えてしまう。悩むショパンにジョリーが話しかけて来た。どこの誰か分からないヤツに吸い取られるのならあなたにクリアしてほしいと。

こうしてショパンは泣きながらジョリーを初期化。画面には名前を入れて下さいのプロンプトが表示され、初期化された事を示していた。

三弦によるアルケロイドプロジェクトは失敗。
そして懲りないショパンはそうやら自分で新ジョリーを作成したらしいw
参考資料

まあねえ、初期ジョリーの方が確変したジョリーより可愛かったよ。
それに確変ジョリーは苦しみだしてからショパンにいい顔したからなあ。

| | TrackBack (0)

舟を編む・第9話

ファッション系用語を任された岸辺。さあやるぞと意気込んだものの、頭痛が。佐々木がそっとドリンクを渡してくれ、馬締は昨日は随分めれんだったと言う。めれんは初めて聞いた。岸辺が調べたら酩酊と言う意味だった。酔ってたなら酔っていたと言えば良いのにと思う岸辺。

ところが編集部の書棚の中から西岡のあのマル秘ノートを発見して、誰がどんな人なのかがざっと書いてある中に馬締もあり、と言わせ先に西岡のメールアドレスが書かれている。そこで馬締の事をもっと教えて欲しいとメールを出したらさっそく西岡から返事が来る。ところで岸辺はスマホから西岡にメールを出した。しかし西岡のメールアドレスはキャリアなどのメールアドレスではなくて会社のドメインだった。まあ、あのマル秘ノートの件なら西岡のプライベートアドレスよりも会社のアドレスの方が書いておくのは正しいか。

返事がすぐさま来て先ずは書棚にある「夜間飛行」を見ろと言う。岸辺がそれをパラパラと見てみたら次は資料室にある「週末倶楽部」を探せと言う。宝探しかよ。週末倶楽部を見てみたら何かが挟まっている。


ちょw、それは馬締が香具矢に出した恋文じゃないか。
それを岸辺に見せるのか、西岡酷い奴w

岸辺は漢字だらけのこの文章を最初は何だか分からなかったが、暫く読んでいるうちに宛先から見てラブレターだと気がつく。
参考資料

笑っている岸辺に松本が何か面白い物を見つけたのかと聞くと、岸辺は松本にまで見せちゃった。松本は馬締らしい恋文だと感じ、彼は言葉を沢山知っているがそれをどう使えば他人にうまく伝えられるかが出来ないのだと言う。その松本の話を理解した岸辺を見て松本は岸辺も言葉を愛している一人なんだねと。

馬締の辞書に関する考えも聞いて、愈々岸辺も辞書編集部での仕事に意義を見出して来た。それは帰宅時に会社から出て夕陽に手をかざして「手のひらを太陽に」を口ずさむ程に。しかしこれが伏線だったんだなあ。

大渡海の編集もかなり進んだ。4校に迄進む。夏が来て冷房が強すぎて温度設定の争奪戦が岸辺と荒木と佐々木で行われたり、夏が終わって冷房が不要となり旧館の前には落ち葉が目立つ様になった頃にあの製紙業者の宮本が新しい紙の見本を持って来る。

今度こそは?と思ったが馬締は今度はぬめり感が出たものの、強度に問題があるとNGを出す。肩を落とした宮本に岸辺が一緒に頑張りましょうと応援の言葉をかけてやった。おや、フラグが。

そして雪の積もる冬がやって来た。いや、都心でそれだけの積雪は大変な事なんじゃw
と思ったのだが、その次の夏の場面で「平成26年」の7月と8月カレンダーが出たんだよね。ひょっとしてそれに先立つ雪の場面はその平成26年の冬(1月と2月)の東京大雪の場面なのかもしれない。だとすると滅茶苦茶時代背景を細かく合わせている。だって東京大雪の年に合わせた冬景色なんて描くアニメはこの世に存在しないよ。
参考資料

そして街路樹の銀杏が黄色くなり始めた頃、また製紙業者の宮本が新しい見本を持って来た。それを心配そうに眺めるのは宮本のみならず岸辺もそうだった。馬締は今度はOKを出してこれで行きましょう、大渡海は絶対良い辞書になりますと。編集部を出た宮本に岸辺が素晴らしい紙をありがとうと追いかけてお礼を言う。二人の場面で岸辺がとうとう切り出した。今度一緒に食事しましょう、二人でと。驚く岸辺なのだが、じゃあお礼として私が奢りますと。それじゃ宮本の面目と言うか意図がw

愈々出版が近づいて出版部数を予算部門と折衝する馬締。こんなに刷って売れ残ったらどうするのと言われるが、他社の同様の辞書の部数から反論し、そして絶対これは売れると言う。今どきの普通の会社だと「その売れる根拠はなんですか」と言う反論が絶対あるんだけど、どうやら通ったみたい。

この頃になると松本の体調が怪しくなって来た。無理せずに休んで下さいとタクシーに乗せて馬締は松本を帰すのだが、これはそろそろヤバいかもしれない。松本が元気なうちにと言う気持ちも入った馬締だが、その一方で焦ってはいけませんねと言う松本の言葉も頭に残る。

そんな大詰めの頃、岸辺が四校を見ていたら「千入(ちしお)」の項目が目に入った。へー、これって「ちしお」って読むんだとあの「手のひらを太陽に」が浮かぶが、いやちょっと待って。「手のひらを太陽に」の「血潮」はどこに行った?
参考資料
採録リストには当然「血潮」はある。「千入(ちしお)」と並んで。急いで馬締に知らせる岸辺から、馬締は四校を手にしてこれは何かの間違いじゃないのかと呆然とした。そして同じ読みで収録漏れをしている言葉が他にあるのではないかと。

完成間近と思われた大渡海にいきなり暗雲が。
特に松本が長くなさそうなのに。

| | TrackBack (0)

響け!ユーフォニアム2・第10話

あすかの家に呼ばれ、吹奏楽部のみんな(後からこの「みんな」表現をあすかから否定されるんだけど)に期待をされていた久美子だったが不首尾を伝える。そもそもあすかの母親と会ってないし。でもその前のあすか関門を突破出来なかったから。

そんな話を聞いた夏紀は香織を見つけて話をしに向かう。優子がそれを邪魔するのはお約束。当然夏紀は久美子が説得出来なかったのを中世古に伝えた訳だが、あと少しに期限が迫ったあすかの猶予をどうにかしようと晴香に言うものの、晴香の反応が薄い。と言うか、それを晴香は「あすか派」って言うのか。

あすかで頭がいっぱいだった久美子はそう言えば麗奈とはあれ以来話をしていないなと言うのに気が付いたものの、もっと気が付いた家の中が焦げくさい臭いに台所へ行ってみたら姉がみそ汁を作ろうとして鍋を焦がしていた。

みそ汁を作るのにあの巨大な鍋を使うとか、みそ汁ごときで鍋を焦がすとか、この姉は家事能力がゼロだった。取り敢えず鍋を洗うのは姉に任せて久美子が料理をする。姉が料理をしてると言う事はつまり両親とは一応話をしたと言う事だろう。麻美子は鍋を洗いながら自分が親の言う事だけ聞いていればいいと思って後悔してしまった事を話してくれた。この麻美子の件が久美子があすかにも同じ事をさせちゃいけないと言う気持ちにさせる。
参考資料

それにしても焦げを洗った鍋が綺麗になったものの傷だらけって、こう言う絵を出して来ますか、京アニは。

翌朝、部屋に姉が居ないのを見た久美子が母に聞いてみると麻美子は向こうに戻ったとの事。久美子に後悔をしないようにと残した姉と本当は一緒に管を吹きたかったと言うのを思い出した久美子が電車の中で知らずに大泣き。
参考資料
こんな場面を女子高生に見せられたらどうしたらいいのよ。

後悔するなと言うのを身を以て知らされた久美子は昼休みにあすかの所へ。久美子が教室に迄来たのを知ったらあすかなら何があるのかはすぐ分かる。誰も居ない場所に行って取り敢えず愛の告白かとおちゃらけてみるものの、久美子が速攻で否定してその本気度を見せた。

でも久美子の説得が最初はうまくない。あすかがこれが部にとって一番良い選択なんだよと言う反論が部のみんなはあすかに戻って来て欲しいと思ってると言う。そんな説得はこの場合はダメだろう。みんなって誰だとあっさり切り替えされるし、夏紀とかの名前を出したってそれは表面上の話だろうと。

鎧塚と傘木の時も最終的には久美子は踏み込んでないで傍観者だったじゃないか。そんな人間に本心を話すだろうかと。ああ、これは痛いね。そうじゃないと思っても痛い。まさかあの鎧塚と傘木のエピソードで最後に久美子が第三者になってしまったのが、こんな所に使われ様とは。

あすかに押し切られそうになった所で漸く久美子が自分の心の底からの思いをあすかにぶつける。自分があすかに戻って欲しい。あすかの音を聞きたい。あすかだって本当は全国大会で父親に聞いて欲しいのだろう。子供なのが何が悪い。姉の件があるだけに気持ちがほとばしる。

久美子の本音を受け止めたあすかがそれを久美子の頭に手をやる事で伝えるが、但し自分の顔を見るのは禁止。あすかが溶けた瞬間だった。
参考資料

そして練習の時間。夏紀が席を立つのを見て、久美子がきょとんとする。なんだあすかから聞いてないのかと言う夏紀。あすかが戻って来たのだ。先日の模試の結果で全国30位以内を叩き出して親を説得して戻って来た。あの、久美子と別れる時に先生からの呼び出しがあったのはそれだろう。でもそうすると久美子が説得する前からあすかはこの手を打っていたと言う事で、結局久美子が説得しなくてもこうなったのか?なんて思っちゃうが、そこは久美子無しだと30位以内を取っても母親の説得に今ひとつ力が入らなかったんじゃないかと思えば、久美子の存在抜きで復帰は無かったと思うべきか。

でも既に次の事件は始まっていたのです。
残り3話で麗奈問題か。

| | TrackBack (1)

装神少女まとい・第10話

伸吾が病院のベッドに居てまといが看病。ああそうだった、前回伸吾にナイツが取り憑こうとして母しおりが守ってくれたんだった。

一方高次元の方ではサフィラスがやられてしまったとルードスが嘆いている。そして司令官らしきセトに何故サフィラス一人で行かせたのかと文句を言っていた。でもセトが敵の力を侮っていただけだと言うと大人しく黙るし、しかも自分は何をすれば良いとか主体性が無い。超次元への扉が開いた今、邪魔者を始末しろと言われてそれに従って動くだけ。
参考資料

カリオテは前回ラブホを逗留先にして失敗したのでクラルスとの潜伏先を変えたのだが、またぞろおかしな扱い。でもどうしてこうなったのか。クラルスがどう間違えたらこうなるのだろう。

ゆまは伸吾が無事だった経緯をまといから聞く。母しおりが守ってくれたと言うが、実際にその姿を見た訳ではなくて、その雰囲気を感じたのだと。そこにゆまの祖父の清玄がやって来てまといに話があると言う。このあと伸吾に着替えを持って行く用事があると言うのを差し措いての早急な話。

清玄はまといの他にヴァチカンのカリオテとクラルス、IATOの春夏、そして弥生も招いて超次元への扉が開いた事を告げた。ヴァチカンはそんな事を聞いてないぞと言うが、まといとゆまに外に出て見上げてみろと言うと、二人は空を見上げて確かに穴が開いていると気が付く。

実はこの穴はポチが伸吾の見舞いに行ってそれを見上げた時に綺麗な星がとか言っていたもので、ポチは一体何を言ってるのかとその時は思った。ただ、この時に伸吾が何故敵は我々ばかりを襲うのだと言う疑問を発したのにポチはにべもなく偶然ですよと力強く言ったのは確かに違和感があった。

この穴は実は十年前の状態と同じで、その時は纏創の巫女が超次元に向かってこれを閉じたのだと言う。そして何を隠そうそれがまといの母のしおり。超次元に向かって向こうから扉を閉じたと言うのでその後どうなったのかはこちらからは分かりようがないと言う。

これってつまるところ生け贄ではないか。あの扉が開ききったら世界がごちゃごちゃになってしまうから、この世界に住む人間としては仕方ない所行なのかもしれないが、しかしたった十年足らずで再来するとは。

これを出来るのは並みの纏創少女には出来ない。まといに行かせようとしている清玄に対してゆまが自分が行くと言うものの、ゆまには出来ない。そしてクラルスにはもっと出来ないと。

母が自分の意志で行ったのかと問うまといに清玄は一族の長として自分が命令したと言う。あの横からの口を封じた感じからそうではなさそうだが、それこそ一族の長として悪役を買ったか。泣いて外に飛び出したまといを見てゆまが猛烈に抗議する。

「泣かせたな!といちゃんを泣かせたな!」
参考資料
ゆまのまといを思う抗議が泣かせる。この台詞の出来と、大空直美さんの喋りがいい。

まといを追おうとしたゆまだが、ゆま父拓人は今はひとりにさせておいた方が良いと言う。軽いノリの拓人だが、力は無いけどそれなりの事は知っていたんだ。

だがここで事件が発生する。ヴァチカンがナイツの襲撃を受けてレガリアを全てやられてしまい、今この時点で動ける纏創少女はここに居るクラルスとゆまと、そしてまといだけになってしまったと。

そして襲撃をしたルードスはこの天海神社にもやって来た。拓人や清玄やあずちんが封じようとしても全く歯牙にも掛けない。それにクラルスもゆまも纏創しても歯が立たない。そもそも実体は高次元に置いたまま攻撃をかけて来ている。ならばとクラルスが高次元に向かうが、おまえらごときが辿り着ける次元ではないわと余裕の   。

ゆまのピンチの時にまといがやって来た。だが、ゆまはつらいなら纏創しなくていい、自分が何とかすると言うのだ。ゆまちんのまといに対する思いが今回はジンと来る。そもそもさっきはしおりに命令して十年前に超次元の扉を塞がせたと言っていたものの、肝心の纏創少女が願わないとその力は発動しない。今、まといはそれを願ったのだ。

今回の纏創でまといが完全覚醒。剣と盾を持ってルードスに迫るとルードスは高次元に逃げる。その頃クラルスはやっと12次元まで来ていたが、そこが限界。だがルードスは15次元に居てまといはクラルスにこの先は自分が行くと告げて進んだ。

あっさりまといが15次元に来た事に驚いたルードスに、覚醒したまといの剣が振り下ろされてヴァチカンを壊滅させたルードスも敢えなくやられた。

手負いのまま逃げた先でセトに会うルードスだったが、やられたと思っていたフェゴルが来てそいつはセトではないと言った。ルードスが消滅した後でフェゴルはお前は一体何物で何が目的だと問うが、こいつらの関係は何なんだ。

そして人間の居る次元では伸吾が何故今迄気が付かなかったのかと、向かった先にポチ。今回の妙な発言する迄はポチを疑ってなかったなあ。
参考資料

| | TrackBack (0)

灼熱の卓球娘・第10話

くるりがくるりとこよりに背を向けて(をい)、こよりではドキドキが自分に届かないと言う。その言葉通りにこよりの球はくるりには届かず悉く左にカーブして逸れてしまった。

こうしてこよりが全く歯が立たずにくるりが2ゲームを先取して、3ゲーム目。自分と対戦した相手はみんな絶望した顔をして3ゲームに臨むと言うくるりだが、こよりは違った。2ゲーム取られても凄い凄いとドキドキしながらあがり達と話しているのだ。

でもドキドキするだけではダメで、あのカーブドライブをどう返すのか。それはこよりがあがりとやった気持ちいいとこ探しが役に立つはず。どうやら卓球のラケットはスイートスポットがあって、そこに当たると気持ちいい音と供に球を弾き返せるのだそうだ。ここまで点を失っていたのは単に歯が立たなかったのではなく、それをこのカーブドライブに当てるトライをしていた。

こうして始まった3ゲーム目。これまで同様にカーブドライブを打って背を向けたくるりだったが、こよりのスイートスポットでの返球が決まる。思わず「くるり後ろ!」と声をかける石榴。そこにはこよりが返して来た球があった。
参考資料

まさか自分のカーブドライブが返されるなんて。いや、くるり一人のカーブドライブではない。練習の過程で石榴と一緒に生み出したカーブドライブだった。それが破られるなんてあってはいけない。

やっとこっちを向いてくれましたねと言うこよりにムキになってカーブドライブを連発するくるり。

だが何度やってもカーブドライブを返されるくるりはとうとうそのカーブドライブを打つ事すらしなくなる。これで完全にこよりのペースとなってゲームカウントは2対2。最後のゲームに勝敗がかかって来た。

このままでは負ける。石榴を繋ぎ止めておくには勝利をプレゼントするしかないのに負けてしまう。そうしたら石榴が去ってしまう。そう思うくるりにざくろはそっと手を伸ばして最後まで自分の卓球を貫いてと言ってくれた。くるりが思い込んでいたのは間違っていた。友達料なんて関係なく石榴は友達なんじゃないか。

破られてはならないと出すのを躊躇っていたカーブドライブを再び打つくるり。それは相変わらずこよりに返されるのだが、あがりが見たところ単にまたカーブドライブを打ち出したのではない。この状態になってさらにカーブドライブを進化させようとしている。

そして最後の一球、卓球の台を逸れる程にカーブしたドライブがこよりを遅う。そしてこよりもそれに全力で応える。こよりの打ち返した球は台の中に入ってくるりは最後のゲームを失って敗れるが、でもそれはさっきまで負けて何もかも失うと考えていたものではないのを知った。石榴が迎えてくれたばかりか、猛特訓によって一歩引いていたと考えていた他の部員もくるりの敢闘を喜んでくれているではないか。
参考資料

いやあ、灼熱の卓球娘の演出と作画って凄いと思う。話の筋をそれ以上に見せてくれる、特に今回とか。

試合は3勝2敗で雀が原の勝ちとなったが、良い試合をして部長の石榴は遠いところを来てくれてありがとうとキルカに感謝する。ほかのもず山の部員もそれぞれに雀が原の部員に挨拶して到着した時の全国の力を見せてやるぜな雰囲気からは一変していた。

一変したのはくるりで、死んだ魚の目にハイライトが入った。
参考資料
えー、でも今後ずっとそれになるんじゃなんだかくるりじゃないみたいw

さて、10話にしてひとつの山を終えて残り話数があと2話しかないんじゃ、終盤のどこかとの対決って展開にはならなそう。

| | TrackBack (0)

はがねオーケストラ・第9話

男だけの宣伝会議。そう言うのは需要がない。

だが男心を知る者達によってこそ思いつく事があると言い、スマホゲームは絵が命だからご褒美な絵があれば良いのだと想定。例えばツバキの絵とか。
参考資料

でもその後のクレハ達の想定された絵は色気がどうのこうのよりも元のキャラと合ってないのではなかろうか。元が誰だったのか思い出すのに苦労したぞ。

そんな宣伝会議はクレハ達の乱入で懲罰を受けた。
何しろ情報共有をしっかりしないとと、議事録がリアルタイムで流されたのだから。

それにしてもあの忍者はマーシャ親衛隊だったのか。

| | TrackBack (0)

ろんぐらいだぁす!は放送を中止して作り直すべき

ろんぐらいだぁす!第7話は「チームの絆」と言うサブタイで、亜美がデザインしたチームのお揃いのジャージを着て日光に行く話。同じジャージを着てチームの一体感を感じた亜美はカレーを食べる場面で自分のジャージを伸ばしてまじまじと眺め「私ここのカレーの味、一生忘れないと思う」と感じ入る。

そう言うジャージが主役の話だった。
なのにこの有様はどうだ。

亜美「紗希さんそのジャージ着てくれたんですね」
参考資料
左胸の黄色の部分が得体の知れない何かになっている。

因みに公式サイトの絵から拾うとこれが本来のデザインらしい。
参考資料
「ろんぐらいだぁす!」のロゴが入っている。
赤い部分は「チャンピオンシステム」のロゴでないとならないがこれまた得体の知れない横浜市営地下鉄のロゴが赤くなったみたいな物になっている。

その少し後の紗希の場面。
赤いロゴも黄色いロゴも全く違う。黄色い文字はJLCみたいな文字になっている。
参考資料

カレー到着後の亜美
チーム名はどうした!
参考資料
これはもう決定的にダメ。
チーム名が入っていないのはこの話を根本から否定しているから。

亜美、自分のジャージを眺めて「私ここのカレーの味、一生忘れないと思う」と言ってる場合じゃない。
参考資料
勿論この場面でもチャンピオンシステムのロゴは違う。

確かに小さい引いた絵では細かい点は省略される描き方はあるだろう。
だが、この場面では遠い亜美の胸には嘘なりとも、しかも黄色でなく赤文字のロゴが入っているが手前の大きく描かれた紗希の胸にはチャンピオンシステムのロゴが無い。
参考資料

こんな姿勢だから弥生の背中の女神フォルトゥーナが塗られていなかったり、雛子のジャージにはFORTUNAが描かれていなかったりが平気で行われる。
参考資料

それから絵を描く人間にステンシルの文字の意識が無いので、フォントのどこがどう繋がらないのかが全く分からずに適当にFORTUNAの文字が描かれている。


とにかく第7話の絵はチームの絆の証の筈のジャージの絵をズタズタにしている。まさか「絵」が作品の内容を完全否定して来るとは思わなかった。よくもまあこんな物を流せたものである。

レガリアが本来の質を維持出来なかったと言って放送延期にしたアクタスだが、このろんぐらいだぁす!は放送に供する質が伴っているとでも思っているのだろうか。このろんぐらいだぁす!も放送延期にして作り直しを行うべきであると考える。

| | TrackBack (0)

終末のイゼッタ・第10話

イゼッタがゾフィーにやられ、エイルシュタットの首都は陥落し、エイルシュタット軍は総崩れ。前回の引きではこのままイゼッタは囚われの身かと思ったが、エイルシュタット兵による決死の救出活動でイゼッタはゲルマニアから奪還された。その時の自分たちが盾となる、イゼッタにはいつも助けられているからと言う言葉が泣ける。

フィーネ達は近衛しか知らない抜け道を通って城の外へ。その後アルプス山中の地にある大昔の隠し砦に潜んだ。これはハプスブルク家の発祥の地みたいな場所ですか。

ゲルマニア皇帝オットーはこの大戦果にいたく喜ぶ。この功績に報いてベルクマンを少佐から中佐にするが、その一方で魔女に関しては今後は工房に任せてその指揮は自分で執ると言うのだ。魔女の件から外されたベルクマン、オットーに警戒されたらしい。

フィーネが落ち延びた隠し砦にイゼッタも回収される。しかし長い間目を覚まさなかったらしい。だからイゼッタが目を覚ました時の喜び様はフィーネもロッテもひとしお。ゼルン回廊の侵攻以来既に一ヶ月が経っていた。その辺りの事情をイゼッタはフィーネ達から聞く事になった。あのゾフィーは白き魔女の伝説の隠された姿。エイルシュタット大公家から排除されて異端審問にかけられた魔女の再来。

レイラインの無い場所でもゾフィーが魔法を使えたのは、あの赤い魔石の賜物だった。あの魔石はレイラインから魔力を吸い取って溜める事が出来る。そして魔力が吸い取られたレイラインは「枯れる」らしい。あのゼルン回廊でイゼッタが失速したのはイゼッタ自身から魔力が吸い取られたのではなく、レイラインが枯れてしまったから。つまり罠に嵌められた。

その頃ゲルマニア軍はゾフィーに魔力を吸い取らせてそれをV1号にこめ、ブリタニア侵攻に向かう。エイルシュタットは魚雷を改造してミサイルにしたけど、ゲルマニアには既にV1号があるのでそれを使ったか。ホーミングするV1号、凄いな。誘導ミサイルV1号によるロンデニオン空襲。ロンディニウムじゃないのか。

この絵は有名な1940年12月29日の空襲で煙に包まれるセント・ポール大聖堂の写真からですな。
参考資料
http://adf.liblo.jp/archives/45940688.html

このブリタニア侵攻は我々の史実でのロンドン空襲より決定的で、もうブリタニアはゲルマニアの攻撃を回避する事が出来ない。ただ、魔石を使った魔法はゾフィーの身体への相当な負担になる様だ。戦闘後に工房で痛み止めなどの治療を受けるゾフィー。この調子だと早晩今の身体はもたなくなるが、既に代わりのクローン体は作成が進んでいる。但し、今のゾフィーの意識が継承できるかは分からない。そんな状況でもゾフィーはエイルシュタットに復讐が出来るのなら構わないと言う。

イゼッタの身体は元の状態には戻っていなかった。足が不自由な状況だが、イゼッタはレイラインのある場所にさえ行かせて貰えれば魔法で未だ戦えると言う。この状況でイゼッタは戦わせられない。周囲はフィーネに亡命を進めた。亡命に躊躇いを見せるフィーネではあったが、イゼッタが無理に戦おうとするのを見て逆にそれを決意した。今や出来る事はもう無く、ここまでだと。だからイゼッタは無理に戦うなと。
参考資料

ブリタニアの降伏も視野に入って、オットーは同盟諸国との講和案を提示する。同盟諸国がアフリカから引き上げる事、ジブラルタルとマルタを引き渡す事、中東植民地を割譲する事、賠償金1,300億マルクを支払う事。こんな講和条件を相手が飲めるかと言う質問に、オットーは飲むしかなくなると言う。あの新型爆弾が同盟諸国のどこかの都市で炸裂するのだろうか。ロンデニオンでは政府機能を破壊してしまうから、マンチェスター辺りに?

そして講和がなったら次はボルガ連邦に侵攻を開始し、これを征服。欧州全土を支配において最終的にはアトランタ合衆国との決戦を行い、世界征服を目指すと言う。ゲルマニアとエイルシュタットの魔女を葬り去るとか言っていたアトランタはどうなっちゃったんだろうね。

このオットーの方針にエリオットは何だか反対したそうな顔をしていた。
参考資料

フィーネを悲しませてしまったと言うイゼッタは無理にでも動いて戦いに出ようとしたが、そんな身体ではない。だが、ジークが最後の手段はあると、あの魔石の片割れを取り出した。

| | TrackBack (0)

クラシカロイド・第9話

またベートーヴェンの「開けるな」の部屋である。

二週間前からベートーヴェンが部屋に篭って飲まず食わずで何かやっているらしい。普通は死んでる。でもクラシカロイドだから。そこでシューベルトが餃子でおびき出そうとするのだが、違う!と叫んで中からベートーヴェンがギターを投げつけて来た。

もう少しシューベルトさんにまともな役をあげて下さい。

話を聞いてみたら或る日ストリートミュージシャンの演奏を聞いて以来、何かがベートーヴェンの頭の中でひっかかって自分もギターを作って演奏してみずにはいられないと言うのだ。だが、その理想のギターがどうしても出来ない。

これを聞いて奏助がしめたと思った。ギターなら自分も多少なりとも嗜んでいる。ベートーヴェンと一緒にギターを弾いてムジークを習得し、そして最終的には女の子にチヤホヤされたいと考えるのだ。そこで家に戻ってベッドの下からホコリまみれのギターを取り出して来る。

しかし高校生の頃から自宅の部屋と音羽館の部屋と二つあるとは贅沢なヤツだな。

音羽館に持って来てジャーンと音を鳴らしてみせてベートーヴェンに渡すものの、ギターを受け取ったベートーヴェンがこれは一体どうやって演奏すれば良いのだと聞き返す。それなら自分が教えてやってもいいよと言う奏助に、ベートーヴェンは「愚かな未熟者に教えを請う事になろうとも」と教えて貰う事にした。

一言余計だと言う奏助だが、その後やった事を見るとやっぱり愚かな未熟者の所業ではなかろうか。形だけ教えてるのだから。

挙句の果てにベートーヴェンはこのギターは借りておくと奏助から取り上げた。そしてそのギターはベートーヴェンによって見る影も無く改造されてしまったのだ。
参考資料
いや、全然別物じゃん。

しかも例によって大火力の火を噴くし、そればかりか電気を食って音羽館のブレーカーを落としてしまい、歌苗から演奏禁止を言い渡された。ただ、ブレーカーが落ちて暗闇に飲み込まれた時にベートーヴェンの頭に何かが去来する。それ以降、その何かを求めておとなしくなるベートーヴェン。

奏助が街を歩いていたらポスターが目に入った。ギターコンテストが行われ、優勝賞品は「なんとあのクロッキー」と書かれている。あんな姿になってしまった奏助のギターの代用になるんじゃなかろうか。調べてみたら相当お高い。
参考資料
私はギターをまるきり知らないので検索してみたら「黒ッキー」じゃなくて「ブラッキー」と言うのがあった。
http://store.ishibashi.co.jp/ec/cmHeaderSearchProduct/doSearchProduct/cmHeader/%20/%20/1?wd=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC
これはお高いw

と言う事で、ベートーヴェンを焚き付けてギターコンテストに出場させる事にする。あの見る影もないギターを改造するのだが、それにはモーツァルト達も手伝う事になった。

ああ、またぞろトンデモナイ姿になったね。

しかし、実はこのギターコンテストはバッハの所のアルケー主催だった。ベートーヴェンがエントリーして来た事をチャイコフスキーが大バッハ様にご注進だべ。

当日、バッハ達が構えている中でコンテストが始まる。しかしベートーヴェンはなかなか来ない。未だ自分の中の闇を解決していなかったのだ。またあのストリートミュージシャンの所へやって来たりして。

ギリギリでやって来たベートーヴェンがステージに立ったが、バッハの指示で電源が落ちる。これじゃ演奏出来ないじゃない!と言う歌苗達だが、嘗ての音を失った記憶の闇からベートーヴェンは先へ進んだ様に、今度も闇の中からベートーヴェンは先へ進む。ムジークが発動。

デスヨネー
電気を介在した音なんて音楽ではないですよねー(をい

奏助はこの時にやっとベートーヴェンが過去に聴覚を失った歴史があったのを知って、帰りがけにそっとベートーヴェンに声をかけるのだが、もう今のこのベートーヴェンは終わった人間ではない、これから先に進むのだと。

そして優勝賞品(やはり優勝したのか。ちょっと卑怯ではないか?w)は自分の心を打ったあのストリートミュージシャンに渡す。
参考資料

| | TrackBack (0)

舟を編む・第8話

あれから13年。

早っ!登場時の荒木が同い年位かなと思ったけど今やもう70超えてる?私などあと13年後には生きてる自身無いよ。と言うか、50%以上の確率で多分死んでる。松本先生、大丈夫なのか?今回咳が・・・とか言っていたので危なさそうだなあ。

辞書編集部に段ボール箱を抱えた女性がやって来た。どうやら辞書編集部に異動になったらしい。ほう、流石にいきなり西岡を引っこ抜いたものの人手不足を認識して補充したのかなと思ったらなんだかおかしい。それが冒頭で書いた13年後(大渡海の編集が13年らしいので馬締が参加して西岡が去った時点からだと10年位?)とは。

辞書編集部は事実上社員は馬締一人になっていて、荒木は嘱託、佐々木は継続しての契約と言う非常に小さい体制。そこに岸辺みどりが異動となってやって来たのだ。前の職場はノーザンブラックと言うファッション誌の編集。入社何年かは分からないけど、雰囲気からずっとやっていた訳でもなさそうだしかと言って未だ一年目と言う訳でもなさそう。恐らく本館のビルから旧館になってしかもファッション誌の編集から辞書の編集って、自分では飛ばされた感が強いだろうなあ。
参考資料

馬締が主任になっていて辞書編集部の責任者になっている。そりゃ社員一人だしね。だけど例によって例のごとしの性格だから岸辺が異動の日だと言うのに気づいてないし、机の用意もしていない。岸辺と会った時に名刺を渡して岸辺が「名刺?」となんだそりゃな顔をしているが、これはどっちかな。どっちと言うのは、両手で段ボール箱持ってる相手に名刺渡すか?と言うのと、社内の人間に名刺渡すか?と言うの。後者は大きな会社だと普通にやってたりするけど。

岸辺は自分の席を用意する為に「仕方ない」と片付け始める。その言葉を漏らして良かったのだろうか。ともかく、ファイリングなどを済ませて行く。その時にまたも漏らした言葉が「アウェー感はんぱない」。これは馬締、絶対食いつくなと思ったら案の定食いついた。

どんな意味で使ったのかと聞いているうちに、自分が敵地に来てる感じがしてると言っちゃう岸辺。これまでファッション誌の編集をやって来たので自分が辞書の編集に向いていると思えないと言う。言っちゃった感はあるが、これは最初に言っておいた方が良いだろう。でも馬締はそんな事はないと言う。さっきからやっていた整理能力を指して辞書づくりに向いていると言うのだが、こんな事は誰だって出来るとこれだけじゃそりゃ納得出来まい。

翌日(かな?)、岸辺が旧館の前に立つ。「またここか」と言うのが気の毒な雰囲気だ。すると今日は来客があった。紙の製造業の会社の人で大渡海の為の紙を開発して製本形態にして持って来たのだ。岸辺はこの時点で大渡海の事を知らないので、まあ馬締の性格だからちゃんと説明していないのかそんな事も話してないのかと思う。

製紙会社の人は薄いけれども丈夫で裏写りしない紙を開発しました!とアピールして、岸辺はそれを見てファッション誌の編集では紙はもうある物を選ぶだけだと思っていたがわざわざ作るんだと感心して見る。

だが馬締はこの紙に駄目出し。ぬめり感が無い。辞書はページをどんどんめくる。その時に手に一枚だけ吸い付いてめくれる紙じゃないといけない。だがこの紙は見たところ一度に何枚もめくれてしまう。これを聞いて製紙会社の人はすみませんでした!と謝ってすぐに新しい紙を開発すると言う。おお、なんて好感の持てる人だろうか。と言うか、営業はこうでなくちゃいけないんだろうなあ。
参考資料

早雲荘で食事を摂る馬締と香具矢。年月が経ているのはどうもタケさんが亡くなったらしい点からも分かるし、雰囲気的に二人はもう結婚している。そんな夕食の場面で馬締が若い女性と心を通じるにはどうしたら良いかとか呟く馬締。まあ分かってるけどね、言葉選びが下手なのは。

新しく配属になった子が居ると聞いて、歓迎会はもうしたのと香具矢が聞くからしまった未だだと言って香具矢のお店が明日大丈夫なのか聞く。と言う事でいきなり明日岸辺の歓迎会。

席上には荒木と松本の他に西岡も来ていた。そんな訳で馬締が順に岸辺に紹介して行くのだが、西岡の紹介が食事の時に来る人ってのは酷いw

松本を送ると言って、松本達が帰るタイミングで西岡も席を外したからそこには岸辺と馬締だけが残った。店主の香具矢が挨拶に来て、香具矢と馬締が結婚していると聞いてびっくり。

酒のある席上、岸辺があおって酔っぱらって本音を言い出した。自分はノーザンブラックの編集部で編集長と色々意見対立があったから疎まれて辞書編集部に異動になっただけで辞書編纂には向いていないと。だが馬締は違うと言う。岸辺が辞書編集部に異動になったのは、ノーザンブラックの編集部で言葉のひとつひとつの選び方での意見の違いがあったのを見込まれたからだそうだ。いやいや、そう言う異動の理由は前職でも異動後でもその時にちゃんと言わないとダメだよ。

だが酔った岸辺は脱兎の如くその場を離れてしまう。店に後に残った馬締はちゃんと伝わらなかったと肩を落とすが、今や連れ合いの香具矢がちゃんと話を聞いてやれるから大丈夫かな。

ひとり佇む岸辺を西岡が発見した。西岡が岸辺の話を聞いて、じゃあ右を説明する時に君なら何と言うかと問うてみた。最初は結婚指輪をしない方だと言いかけたが、それはあまりに特異的な状況であると気が付いて、北を向いて東の方向が右だと言い直す。
参考資料
そう、それは馬締が言っていたものだ。

これを聞いて西岡が言う。大丈夫、君は辞書編纂に向いている。
俺が保証するよと。

西岡、仕事してるよ、馬締。

| | TrackBack (0)

響け!ユーフォニアム2・第9話

タイトル回収回ですよ、奥さま。

さて、愈々久美子があすかの家に行く日になる。夏紀は自分があすかの代わりにユーフォニアムのパートに入った事で久美子は不安じゃないのかと切り出す。そして自分としてもあすかには戻って来て欲しい。そこで久美子がそれは夏紀の本心なのかと切り込むが夏紀は本心なんだそうだ。そうだろう、夏紀には来年があるし、多分あすかとでは実力差が明確だし。

そしてあすかに戻って来て貰う為に、あすかの家に行く久美子に期待をかけるのだ。だが久美子はそれを切り出される前に「無理です!」とw 久美子なら出来ると言う夏紀に、自分の目を見て言えとw
参考資料
しかも久美子に期待をかけているのは夏紀だけでなく、香織からはあすかの母親には栗饅頭を持って行けば大丈夫だとのアドバイス。これってどんどん部の総意が久美子の双肩にかかって来ている事になる。このあと鎧塚と傘木にも期待されちゃうし。

一年生組も同じ期待を久美子に持っているが、一方でそれが大変なのも理解している。特に麗奈は何故久美子があすかの事でそこまで深刻な顔をしているのかを聞いて来た。姉の件があるんだよね。だから自分の意に反して吹奏楽をやめてしまうのを心配してる。

麗奈と一緒に音楽室の鍵を滝の所へ返しに行くと滝が机に突っ伏して寝ている。これはみっともない所を見られてしまいましたねと言う滝だが、こんな滝の姿を見られてのぼせる麗奈。しかし次の瞬間、アレを見てしまった。滝と橋本達が写っている写真。そこには滝の妻も写っていた。但し麗奈には未だ滝の過去を久美子は話していないのでそれが誰なのかは分からないのだが、雰囲気からして単なる友達ではないと感じたろう。

そして当日。昇降口ではあすかが待っていた。あすかと一緒に歩き始めるが、会話が続かない。あすかは新しい靴の話とかするんだけど。そこに香織が息せき切って走って来た。あすかが見えたからと言うのだが、ちょっと不自然だなと思ったら、香織が折角お勧めした栗饅頭を久美子がお土産にしていなかったのだ。香織の気持ちがぐっと来る。そしてあすかの靴の紐が緩んでいると結び直してやるが、ここの描写は何だったのだろう。

これで京アニお得意の太もも場面になるが、でもそれだけではない。靴紐を結び直している香織を見下ろすあすかの表情が優しくないしそれに久美子が気が付くし。何かありそうなんだけどな。

到着したあすかの家がでかい。父親が居ない、一人で育てた、今日は母が居ない、と言うのでもっと小さい母子家庭を想像したのだが、でかいのだ。ここで思ったのは経済的な云々ではなく、じゃあ他に親族居ないのか?と言う点。祖父母とか居たらあの雰囲気はもっと違ったろうに。

一応今日の建前上の勉強会が始まる。ノートを見てあすかがこれは重症ですぞと言うのだが、ノートを見ただけで分かる程に久美子の数学は重症なのか。

あすかは久美子が持って来た栗饅頭をお茶菓子にしようとするが、久美子が曖昧な返事をするとやっぱりそうかと。でも今日は母は夜遅くならないと帰って来ない。つまりみんなから託された久美子のあすか母説得大作戦は空振りになるが、あすかのあの人の事嫌いじゃないよと言う言葉の端を捕らえて久美子は切り込む。ここなんだな、久美子が人選されるのは。

そこからあすかが話を持って行き出す。このユーフォニアムの入門書知ってる?その著者が父なんだと。びっくりした久美子が「あの!それどころでなく!」
参考資料

つまりあすかの父親は有名なユーフォニアムの奏者。しかし名字が違って今は父が居ないと言うのは離婚してあすかは母に引き取られたからだ。ただ、2歳の頃の話なので父の記憶はほぼ無い。だけど小学生の時に突如巨大な荷物があすかに送られて来て、それがユーフォニアムだった。そこからあすかが音楽教室でユーフォニアムを始める。

これって、どうなんだ。さらっと流れたが、色々問題ありそうじゃないか。離婚した相手に引き取られた子に自分の面影の代理みたいなユーフォニアムを送りつけるとか。当然あすか母はあすかにユーフォニアムをやらせたくなかった。それなのにあすかが始めちゃえると言うのはどうしてなんだろう。小学校低学年相手なら「これはしまっておきます」で片付く気がする。

とにかくあすかはユーフォニアムを始めてしまう。そして上達する。一方で母は反対する。だからユーフォニアムを続ける代わりに成績が落ちない様にしていた。その時点ではユーフォニアムが吹ければ良いだけだった。

そこに滝がやって来て北宇治が俄に全国大会に行ける様になった。その全国大会の審査員にあすか父が居るのだ。話が違って来た。全国大会に出て良かったねではない。全国大会で金賞が取れる様な演奏をしたい、父の前で。だから傘木と鎧塚の騒動の時には何よりも部全体の質の維持を臨んだし、全国大会で金賞を取ろうと言う、それまでのあすかとはちょっと違う意気込みを見せた。

ところがそんな時にあの母親の行い。これって全部自分へのしっぺ返しなんだよねと。

自業自得と言うあすかに久美子は自分はあすかのユーフォニアムが好きだ。本心で好きなのだと言う。じゃあ吹いてみようかと、あすかがいつも練習に使っている河原へ。

こんな久美子をあすかがユーフォっぽい、自分はユーフォぽくないと言うのだが、はて、ユーフォっぽい人ってどんな人なんだろう。
参考資料
素直な気持ちを吐く子?

| | TrackBack (2)

« November 2016 | Start | Januar 2017 »