響け!ユーフォニアム2・第13話・最終回
全国大会が終わって三年生は本格的に引退。優子が先輩達からの指名を受けて次期部長となった。でもあの承認会議って、いやに人数が少ないなと思ったが、パートリーダー会議か。異論が無さそうと言う場面で長瀬が「えー」って顔をしたのは優子で決まりが「えー」なんじゃなくて後藤が「いいんじゃない」と言ったのに対しての「えー」だったんだw
そこをその瞬間に理解しないと副部長の選出の時に夏紀が立ち上がって「私も指名を受けた」と言う発言が「皮肉か?」とその時は思われた。でも本当に二人が指名を受けた訳で、今後はこの二人の指導部体制で行く事になる。
良い表情w
しかしやはり三年生が抜けた穴は大きい。それは指揮をした優子が一番分かる。音が薄い。当然滝にも分かる。特に滝は一年間育てて来たオケが一日にして音が薄くなってしまったのだから。しかし松本はこれはこれでまた一年から育てる楽しみがあり、それが学校の吹奏楽部なのだと。
ところでオケの音の薄い厚いはいくつか聴けば私程度でも分かる事で、一番驚いたのはカラヤンがベルリン・フィルとの来日公演をした時にライブで聴いた音。これが凄い。もの凄い厚みと言うか音圧でステージから音が飛んで来る。あの数の団員だからある意味当然と思われるかもしれないが、それなのに一個の楽器を聴いているかの様な音の乱れの無さで、全盛期(からちょっと過ぎていたけど)のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は凄まじかった。
三年生引退の喪失感は久美子にもあった。久美子の場合はそれだけじゃなかったけど。そんな会話をしている時に塚本が目の前を通り過ぎたのを葉月や緑輝に押されるのだが、多分あれだけなら行かなかったろうものを、何か貰ったんでしょとか言われたたらそれを質さずには居られまい。そんな流れで塚本の後を追う。でも考えてみれば塚本がわざわざそんな事を葉月と緑輝に言う訳が無い。どうやって知ったんだ二人は。やはり譜面台に置いたのが見咎められたのか。緑輝に聴いたらハイテンションで答えてくれたと言うが、それははるか以前の誕生日の時だから今このタイミングで囃し立てられるのも時間軸が合ってないと言うか。
そもかく二人の所をあすかと葵に見つかる。例によってあすかにはからかわれるものの、あっさりと立ち去るあすかに対して久美子はもう行っちゃうんですか?と。そういう久美子の吹くユーフォは傘木と鎧塚からはあすかのユーフォの音にそっくりだと言われた。久美子はあすかの影を追っていたのだ。
そして吹奏楽部の卒部会。出し物とともに思い出が交錯する。そして先ずは三年生の卒部演奏・・・ってこんなに三年生が居てこんなに抜けるのか!27人は居た。
お礼の優子のスピーチ。でも肝心の場面で噛んじゃうのが可愛い。
それに続く送別の演奏があの「三日月の舞」だった。在校生が演奏するのを後を頼んだ三年生が各々自分を託す様に見つめている。
とうとう卒業式。式が終わって各々が別れを惜しむ。モブキャラだろうと名前が決まってる筈の面々が様々な別れを。
やはり優子可愛い
その中を久美子があすかを探していた。探しに探して校門まで来た所を逆にあすかに発見された。またもあすかは恋愛相談?と茶化したものの今日の久美子はその通りだと言ってあすかへの想いを溢れさせた。
それに応えたあすかはあの父のノートをもう自分には必要ないから今度は久美子が持っていなさいとユーフォの音を継承させたのだ。そしてさよならは言わない、またねと。
北宇治高校吹奏楽部の音楽は未だ続くだろうが、ここで大きな一区切り。
Wikipediaで原作との差異をちょっとだけ知ると、それだけでも京アニがこの作品をとても上手にアニメ化したのだなと言うのが分かるし、実際に良かった。
区切りがついたものの、続編は見たい。
劇場版になりそうかな?
最後に、一期では葉月推しだったが(でも二期でほとんど出ない)、二期では優子推しだw