Re:ゼロから始める異世界生活・第18話
大ボスのパックさん登場。あの強い怠惰すら鎧袖一触でひねり潰してしまう。そしてスバルにも三つの罪を問い質した。一つ目がよく分からなかったな、何の契約だって?残り二つはエミリアの言う事を聞かなかった件、そしてエミリアを死なせた件。でもエミリアが何故死んだのかパックには分かっているのだろうか。
こうしてスバルはまた死に戻り。しかし今回の死に戻ったスバルの顔つきが非常に悪い。あのミスターセーブポイントの店の前でまたもレムと顔を合わせる。レムの「はい、スバルくんのレムです」と言う返しが可愛すぎる。
そのレムの手を引いてスバルは走り出した。この駆けだしは急いで次の手を打とうと言うものではなかった。逃げ出したのだ。何度やってもエミリアは助けられない。そして直前のループでは他の王選候補者から散々な扱いを受けた。自分なんて何も出来ない要らないヤツなんだ、ならもう逃げるしかないじゃないかと。
あー、なんだ?飛んでもないヤツだな。打ちのめされて逃げる、それはひょっとしたらあるのかもしれない。でも逃げるにしても自分の安寧の為にレムを巻き込むか。そりゃレムはこの上もなくスバルを慕ってるが、それを利用するのか。最低なヤツだな。今すぐ死ねよ。
しかしこんなスバルに諦めるのは簡単だが諦めるのはスバル君には似合わないと言う。なおもお前は何も分かってないと喚き散らすスバルに分かってないのはスバルを見るレムだと返した。ここからのレムりんマジ天使ですよ。そのレムに言うに事欠いてレムがスバルを好きだと言った直後にスバルは俺はエミリアが好きだと言うんだから、なんですか、怠惰の代わりに、パックの代わりに私がこのバルスを殺してさしあげましょうか。
レムに抱きかかえられてのキスに漸くスバルが目を覚ます。長かったな。前回特に話に行った相手に悉く存在を否定された様な有様だったからあんな逃げる事しか考えない頭になっていたのかもしれないが、それにしても今回のスバルは残念すぎるヤツだった。
そもそもパックにあの絶大な力があるのを見せつけられたのに、何故死に戻りした瞬間に「よし!パックの力があればなんとかなる」って思わなかったのか。そりゃ日が沈んだら動けない精霊って制限があるが、そこを何とかしようと思わなかったのか。
そして前のループで単に直球でどなるだけで相手が全く動かなかったのを糧にしようとは思わなかったのか。絶望するならその前に嘘をついて騙してもいいからエミリアを動かすとか考えなかったのか。
レムに言われてやっとゼロからやり直す気になった。
こんなヤツにレムりんがぞっこんなのが許せんなあw