クロムクロ・第18話
洋海に呼ばれた由希奈と剣之介。姫が見つかったのか!と息巻く剣之介だが、洋海の用件は給与明細だった。三ヶ月分の給与がどーんと。もう社会人になっちゃってる目からはこの金額で妥当かどうかとか考えちゃうけど、高校生に三ヶ月分がいきなり数十万円程度来るんだからこれはもう由希奈とか浮かれちゃっても仕方ない。
剣之介はとりあえず白羽家へのおみやげ。それに比べて由希奈は家族に冷たいなとか言われてしまっている。でもそれは由希奈が命を張って稼いだお金だからね。でもこのタイミングでTVから上杉謙信公の秘湯と言うCMが流れて剣之介の目がそちらに惹き付けられる。
学校ではもうかなりの生徒が居なくなっていて、またぞろクラスのイケメンのノアが転校するんだと言う話をしていた。温泉に行っておきたいなんて話をチラと聞いた美夏が由希奈の温泉の話を元にクラス中で温泉行こうぜと提案する。
ところが蓋を開けてみたらノアが行けなくなったので女子がみんな辞退。剣之介と赤城と茅原とカルロスでは女子として行く価値がないと言う判断だった。
と言う事で、洋海を除いた白羽家の温泉旅行に美夏とソフィーと赤城と茅原とカルロスと傷心の茉莉那先生がくっついて来る組み合わせとなる。人数が膨れあがったので予約出来る旅館が無くてコテージとなった為に自炊となり、その為に剣之介が道具と材料を買い込んで来た。この釜、ポチったそうだ。剣之介、そう言う所は現代日本に馴染んでるな。その釜に本当に価値があったかどうかは分からないが。
茅原は自炊と聞いて温泉旅館の楽しみの食事が失われたと言うけど、旅館の食事なんて日本食しか出て来ないから何も食べられるものがないじゃないか<偏食家の言
コテージ到着後、温泉が無いと言うのを知らされる。温泉旅行で温泉無いって、そりゃ流石に茅原じゃなくても落胆するな。まあ赤城とカルロスは女子と一緒の旅行と言う一点で満足かもしれないがw
だが、温泉は無くても山の中に謙信公の秘湯露天風呂があると言う。但し、山道で熊も目撃されたとか言うので今から行くのはダメだと言われてしまい、この晩は行けない事に。到着してさっそく剣之介がカレーの仕込みを開始。スパイスを並べてゼロから始めるカレー作りにどれだけ時間がかかるのかと危惧されたが、無事夕食に間に合ったらしい。しかも誰も彼もが絶賛する味。
カルロスはあのコスプレ撮影の動画を編集した物を上映するものの、妙な方向に走ってしまったせいで全員から酷評。まあコスプレ動画であれはないわ。しかしどうしたら良かったのかと言う話でその場のみんなの議論が迷走。議論を悪化させる口火は酔っぱらった茉莉那先生だが、ソフィーの妙なこだわりでどんどんおかしくなってカルロスの動画は吹っ飛んでしまった。どうも最後に転校するだと言うのが入っていたみたいなのだが。
翌朝、午前中なら行けると言う露天風呂へ出発。但し赤城と茅原とカルロスは起きてこないのでメインは女子で剣之介が伴う。だが、途中で由希奈がタオルを忘れた事に気が付いて取りに帰った。一人ではと言う事で剣之介がついて。と言う訳で残りのメンバーで露天風呂へ。なかなか立派な露天風呂じゃないか。
この場面に並行してムエッタが傷ついた身体を露天風呂につける場面が登場。てっきり美夏やソフィー達の露天風呂かなと思った。それと、あの黒いスーツからひょっとしてコテージの管理人が言っていた熊ってのはムエッタの誤認なんじゃないかとも。食べ物も奪われたと言うし。
さて、遅れて露天風呂に向かった由希奈だが、分かれ道でどちらか迷う。由希奈って道に迷うよね。そして選んだのは「断層のあるところに温泉有り」で左側の道。きっと間違ったんだろうなと思ったら、案の定美夏達が行った風呂の設備とは違う。どうやらどっちに行っても露天風呂はあったらしい。それにしても第8話で「変性礫岩の不整合面」と言った由希奈が今度は断層の話を持ち出すとは、他の教科が赤点なのに地学だけは出来る地学少女だったか。
由希奈が風呂に入ると先客としてムエッタが居る。お互い相手が誰なのかすぐに気が付くが、重傷を負っているムエッタをなんとかしようとする由希奈は剣之介を呼ぶ。SPもすぐさま由希奈を安全な場所へ。ところがそれが仇となってエフィドルグのメカと思われる物に由希奈が拉致されてしまった。