魔装学園H×H・第7話
ある年齢より前の記憶が無いキャラはそれ以前に重要な事件があったの法則。もっとも物語上そうじゃないと記憶が失われたキャラに存在意義が無いのだが、一度位「あれ?なんだ全然平凡な人間だったんじゃん」みたいな肩すかしネタもあってもいいんじゃないかと。前回愛音が自分のギアと名前を明かしたら敵のアルディアが「へー」と言う顔をしたが、これだと記憶を失う以前はあっちの人間だった可能性が高い。
傷無とユリシアが「ランチミーティング」している所に学園の制服を着た子がやって来る。誰だっけ?と思ったら前回ユリシアに絶許と言っていたマスターズのリーダーのスカーレット。沖縄攻略戦の為に当面こちらに居るらしく、学園に入る事になったらしい。
このスカーレットも傷無の接続武装に興味津々。ラノベの主人公は楽でいいねw
ユリシアが止めるのも聞かずにスカーレットは傷無を無理矢理連れて行こうとするから、だったら勝負よ!と言う事になるのだが、それ以前に傷無はランチの途中で引っ張り出そうとする事に怒るべき。ちょっと考えてみれば当然で、お昼の途中に緊急事態でもないのに「お前ちょっと来い」は無いだろ。
ほら、未だ全然食べてないじゃん。
しかもこの「勝負」が情けない。ゲーセンに行って勝敗を決めようと言うのだ。どこのバカですかお前らは。もっともこれには布石が無い訳でもなくて、ゲーセン勝負でユリシアとスカーレットが同じ面が多いのを傷無は気づく。だから後でお前達って本当は仲が良いんじゃないのかと言う場面が出て来る。
ゲーセンで勝負がつかなくて、水着勝負。もっと頭の悪い勝負になった。スカーレットがユリシアの水着を剥いで恥ずかしがっている隙に傷無を連れて試着室へ。ここで傷無に接続改装がどんなものか迫ってみるのだが、作画がしょぼいわりに鏡の動画が少し頑張ったな。ちゃんとスカーレットの口が動いてる。
ラッキースケベであらぬ体勢となってスカーレットにはご期待どおりの接続改装のさわりが起きたところでユリシアが入って来てストップ。
とりあえず落ち着いて公園のベンチらしき所へ三人で座ったが、ユリシアは子供に煽られて大人げない事をしたと二人を残して立ち去った。二人だけになったところで傷無はユリシアとスカーレットの間に過去に何があったのかを聞くが、以前同じチームだった時にユリシアは自分達を捨て駒にして手柄を独り占めにしたのだと言う。だから絶許だと。そう言って今度はスカーレットが走り去り、あとからそれを聞いていたと言うユリシアが出て来る。ユリシアはあの子がそう言うならそうなんだと言うけど、後からその時の理由が出て来て果たして納得出来るストーリーに出来るんだろうか。
さて、バトランティス帝国側。何だかアルディアとグラベルの二人がオープンカーに乗って凱旋行進みたいなのをしていて、それを苦々しく見る二人あり。帝国側も色々ありそう。ここで気が付くのは歓声も女性の声しかないと言う点。ひょっとしてこっちの世界って女しか居ないとか?
もしそうだとしたら、その後のアルディアとグラベルの関係も割合納得が行く。取り敢えず今回のノルマ場面。睦言の中でグラベルがアルディアに足の長い戦艦の調達を依頼していた。そう言う立場なのだろうか。
アルディアがグラベルの期待に応えて戦艦を用意して侵攻を開始。と思ったらグラベルが単身で降りて戦う。グラベルの強さを強調するのだろうが、マスターズの連中が全く歯が立たずにやられる。そして駆けつけたアマテラスも。このどうしようもない状況をどうするのかと思ったら、愛音とそのギアのゼロスが目的で来たみたいな様子だったのに魔力を消費したと言ってさっさと帰還してしまった。いや、そこは作戦的には愛音を掠わないとおかしいだろ。
こんな訳の分からない理由で見逃された傷無達。圧倒的に強いグラベルに対してみんなで背徳武装でもするのだろうか。