ReLIFE・第5話
狩生が日代の鞄を隠そうとして持ち出したのを海崎が見咎め、止め様として二人とも階段から落下。それを日代が発見して保健室に連絡して海崎は見知らぬ天井で目が覚めた。
保健医の犬飼すみれ先生は呼び出しで出て行ってしまったので保健室には海崎と狩生だけとなり、やがて狩生も目を覚ます。狩生に対しては日代の鞄の事を問い質さずにはいられない。
盗んだのか?と言う問には否定するが、鞄を隠して日代を困らせ様としたのだと明かす。
ああ会社にも居たなと思い出す海崎。海崎は営業だったんだな。営業部門で常にトップに居た佐伯みちるを邪魔者扱いして小細工を弄したヤツら。相手を落とす事でしかもうその相手より上には行けないと考えるヤツら。
そう言う風に努力を諦める様な事をするなよと海崎は狩生に言うが、まあそう簡単にはこじれた感情は収まらない。でも自分の努力が無駄じゃなかったと言うのを海崎によって知る事が出来ると、ひっかかった物が取れた感じになった。大体、何をやってもダメとか言ったら、目の前に居る海崎君はどーなるですかw
海崎が先に帰途について校門に来ると、そこには日代が居た。どうしても解けない疑問があるから海崎に聞いてみようと待っていたのだ。一つは例の鞄の件。もう一つは海崎が狩生を抱きかかえているのを見て胸がモヤモヤした件wとりあえず後者は今回は保留にしておこうと。
何故狩生は自分の鞄を持っていたのか。海崎は一旦はあそこに放置したままだと無くなりそうだから狩生が持ちだしたと言って、日代もあっさり納得するが、夜明が言う綺麗な道だけを見せるのが人生の為じゃないと言うのを思い出して、それを即座に否定。狩生は日代を困らせ様としてやったのだと言う。
だが、それは日代には何故なのか分からない。狩生が自分を嫌っている?折角目を合わせたら笑顔を返す様になっていたのにと。海崎は、狩生がお前のシルバーピンが欲しいんだと言ってやる。それでどこまで理解したのかは別として、それなりに納得して今度は狩生に聞いてみると言う。お役御免になった海崎は日代を置いて帰る事に。
二人は分かれるが、これ、どっちが我慢出来なくて振り向くかと思ったら、我慢出来なかったのは海崎だった。日代はこの後ストレートな質問するぐらいだからなあ。
夜明と一緒に陰からそっと見守ると、狩生に相対した日代はストレートに聞き始める。直球すぎる日代に狩生は海崎から「逃げるな」と言われたのと「笑顔が苦手」と言われたのを思い出して日代に笑顔をさせて漸くこれが不器用な笑顔だと気が付いた。
そして改めて自分の間違いを狩生は謝る。それに対して日代は狩生にも一歩踏み出して友達になって下さいと言う事が出来た。
陰から見ていた海崎はブーメランなお説教だったが、それが日代と狩生の為になったのを実感していた。
これで日代・狩生の間の蟠りが解けて、次は何が起きるんでしょうね。