Re:ゼロから始める異世界生活・第17話
霧の中に突如出現した巨大な目は白鯨。オットーは必死になって馬車を走らせる。スバルが一度振り落とされかけたのはレムが鎖で引き戻す。レムは何度も白鯨めがけて鎖をふるうが、白鯨は全く動じない。
スバルは何か打開策はと考えるが全く浮かばない。その時にレムが言った。自分が竜車を降りて白鯨を迎撃すると。そんな事をスバルが許容出来る筈がない。行かせないと言って抱きしめるが、レムはこの時の為に生まれて来たのだと満足してスバルを気絶させ、その隙に竜車を降りてしまった。
スバルが気が付くとレムは居ない。レムはどうしたとオットーに聞くと自分達の竜車を逃がす為に降りて白鯨に向かったと言う。そう、この時点ではオットーはレムの事を知っている。だが、その後、スバルが引き返せと言い出した頃にはオットーはレムの事をわからなくなって居た。
どう逃げても追って来る白鯨。そうか、ひょっとして自分の臭いを追って来てるのかと言い出したスバルの言葉に、オットーはスバルを突き落として逃げる事を選んだ。うーん、これは仕方ない。あんな恐ろしい目に遭って、しかも逃げても何故かこっちの方ばかりを追って来るのじゃスバルを突き落とすだろう。
突き落とされたスバルは負傷しながらも、死にたくないと走り始める。
あれ?
どうして?
お前は死に戻りが出来るだろうに。何故死にたくないとか言うんだ。
そして気がついてみると霧が晴れて白鯨は居ない。トボトボと歩いていると空になったオットーの竜車がやって来た。オットー、白鯨にやられたのか?でも竜車は残るんだ。
そのまま竜車に乗ってメイザース領の森に到着。あのアーラム村のペトラ達が迎えてくれた。今回は魔女教の襲撃の前に辿り着いたのだ。でももう今回も事実上失敗だよね。
ロズワールの城に辿り着いてそのまま倒れたスバルは気がついたら手当をされていてベッドの上だった。ふと横を見るとレムが。いや、これはきっとラムの見間違いだろうと思ったらやはりラム。スバルの事はエミリアが手当したと言う。普通ならところでレムはどうしたと聞いて来る筈が聞いて来ない。やはりラムの記憶からレムが消えている。そればかりかレムが居たという痕跡まで消えている。
こうなったらとスバルが扉を開けるのだが、てっきりベアトリスに会おうとしたのかと思ったらエミリアの方だった。そしてまた例によって説明もせずにオレの言う事さえ聞けばうまく行くなんてエミリアを強引に連れだそうとする。もう完全にこの回もダメ回ですな。
ついにスバルは禁断の嫉妬の魔女の事を話す事にした。自分の心臓が止められたって構わない。死に戻りの事を話し始めた途端、あの魔女の手の様な物がスバルの心臓に手をかけるが、それ以上の事をしない。おかしいと思ったスバルの目の前でエミリアが血を吐いて倒れる。魔女、決断したスバルの心臓を握りつぶさずにエミリアをやってしまったか。
エミリアを抱いて泣き崩れるスバルのところにやっとベアトリスがやって来た。オレを殺してくれと言うスバルにベアトリスはお前の言う事など聞かないと言って空間を開けて城の中からスバルを森の中に飛ばす。
そこに魔女教の連中がやって来た。怠惰は、これから殺そうとしていたエミリアを先にお前が殺すとは勤勉な奴と言うが、スバルが怠惰の背中から出た見えざる手を見てしまって様子が一変。見えてはいけない物を見たなと襲うが、それを何者かが止めた。
おまえはパック。
この間の巨大なのもパックかなと思ったが、この姿でも迫力あるな。
いくらパックが出ても今の状態だとこの回は失敗回だと思うのだが、どうにかなるんだろうか。でも、どうにかなってもそれはスバルの功績じゃない。やはりダメなんだろうな。
それにしても王選編になってから未来の見えない展開ばかりだなあ。
しかも一見大筋とは何の関係も無さそうな白鯨が出るし。