魔装学園H×H・第3話
愛音に続いてユリシアとハユルの戦闘力の高さアピール。しかし愛音の表情がおかしい。あの二人に匹敵する戦闘力を身につけないとならないと言う切実さが感じられる。
一方、ユリシアは先日の接続改装の威力を知って傷無にぺったりと寄り添う様になっていた。と言う訳で今回は残ったハユルの番かなと思ったのだが話はそっちには進まない。ハユルとの接続は先延ばし。今回、ちょっとだけ反応する場面はあったけど。
接続改装の威力は勿論愛音も認識していた。ただ愛音はちょっと普通じゃなくて、まず手作りサンドイッチで傷無に近づいて来る。でも手作りの定義が売られているサンドイッチを切ったのが手作りだと言うのだ。それに反論した傷無にだったら手作りとは何か、小麦を植える所からかとか言い出すが、そんなもの一般的に「素材」と言われる物から作った場合が手作りじゃないか。傷無もそれ位の反論はしろ。
サンドイッチを食べ終わったらこっちも食べろと愛音が言うので、何かデザートかと思った傷無だが、こっちと言って愛音はスカートをたくし上げる。傷無は驚いてこんな場所でと否定するのだが、この手の男性主人公の拒否ってホントに弱いよね。そうじゃないと話が発展しないんだけどさ。愛音は背徳改装によって戦闘力を上げて、ユリシアやハユルには負けない様にと言う思いがあると言うのだ。
だったらやってやろうかと胸を揉み出す傷無。でも途中でそんな顔されたら出来ないとやめる。ただ、これで傷無は何故愛音があんな事までして接続改装を求めるのか気にはなったろう。
愛音が逃げ出したタイミングで怜悧からちょっと来いと電話が入る。行ってみるとそこは傷無が忘れもしないハート・ハイブリッド・ギアを移植された所。傷無によると母の那由多に振り向いて貰いたいが為に進んで移植をして貰ったのだと言う。
そして最近分かった事実だと言って見せられた過去のVRではその母の那由多がハート・ハイブリッド・ギアの無理な人体実験をした挙げ句、ハイブリッド・カウントがゼロになると死に至るのだと言う。
この事実に傷無は驚いた。
でも驚いた方向が予想と違う。実の母が人体実験したあげく被験者を殺したと言うのに驚いたのかと思った。だって、明らかにハイブリッド・カウントがゼロになるまで飛ばせたのだから、意図的なのだ。
ところが傷無がまず驚いたのは、じゃあ愛音やユリシアやハユルもゼロになったら死ぬのか?と言う方だった。まあそっちも重大なんだけどね。でもこれで何があっても自分のエロスのハート・ハイブリッド・ギアで三人のハイブリッド・カウントが無くならない様にと言う使命感は植え込まれたろう。
もうひとつ、あの様子がおかしかった愛音は7年前に千鳥ヶ淵で発見された少女で、それが被験者として那由多に引き取られてハート・ハイブリッド・ギアを埋め込まれたのだと言う。だから愛音は自分の存在意義を戦って成果をあげる事だと思っている。
衝撃的な事実を知ってうかない顔で部屋に戻ってみたらそこではシルヴィアが食事を用意して待っていた。傷無のお世話をするのが自分の仕事だと言うが、中等部1年にしてこれだけやるとは献身的すぎるじゃないか。
と、こんなところで敵の大軍団が襲来。
これは次回は接続改装の登場待ったなしかと思ったら、それどころか絶頂改装だそうだ。