ビッグオーダー・第6話
鈴が半蔵の支配で連れ去られた。その黒幕が10年前の事件で死んだ筈のエイジの父親星宮源内だと言われても納得が出来ないエイジ。それはそれとして目先の目標は瀬奈を助ける為に出雲に居ると言う神魂命を探すことだ。柊は壱与を監視役として付ける事でエイジの出雲行きを認めた。
出雲に到着してさっそく出雲蕎麦を食べるものの、エイジの財布は鈴が持って行ってしまった。何か荷物を預けていたっけ?と言うか財布は身につけておけ。
壱与は会計は大宰府政庁が持つから安心しろと言うが、つまるところここの支払いは壱与がやり、あとで請求書をまわすのか。世界相手に戦ってるのに敵地での通貨を普通に使えるのかよ。
トラックの荷台の中で壱与はエイジとの二人きりの旅に胸おどらせる。あれは想像妊娠だったと言うけど、見事にお腹がふくらんだのは何だったんだのだ。
ところがエイジは鈴の事を気にしている。まあ無理ないと言えば無理もない。いくら仇扱いだろうとつい先日までずっと一緒に居たし、関節キスまでした。鈴が居なくなったらぽっかりと隙間が出来たみたいだろう。それに鈴の方が戦闘向きだしね。
こうして黄泉比良坂の入口に到着。まさかこんな所で「ノラガミARAGOTO」と舞台が重なるとはなあ。
ところが中に入ると落盤が起きる。どっちに進めばと言うエイジの問に壱与は迷った挙句に別の方向を示した。これ、結局はどうなったんだ。いまひとつ分からなかった。
落盤からは助かったが、今度は水の中。それもエイジが助ける。人工呼吸する直前に壱与が息を吹き返したからやらなかったと聞いて壱与は不満の様子。
エイジが自分の事を見てくれなくて鈴の事がかり気にしていると、壱与はとうとう服を全部脱ぎ捨てて、私を見て!と言う挙に出た。小さい頃から巫女としての能力が無くてやっと手に入ったその力で未来の夫を占ったらそれがエイジだった。それ以来ずっと好きでしたと。
壱与、とうとう大胆な告白しちゃったよ。
しかしこれを笑う者あり。それは出雲の能力者白拍子黒子、即ち神魂命だった。エイジがもたもたしていたのに腹を立てたらしい。
出雲と言えば縁結びでもあるのか、白拍子はエイジと壱与の二人の仲を応援するぞと言うが、瀬奈を助けるのは嫌だと。でも神上がりの儀式の蹴鞠を奪えたら考えてやろうと言う。そこでエイジはそれに乗るが、これがうまく行かない。
鞠の飛ぶ先を壱与が予知して示しても、それを喋ってエイジに伝えたのでは相手にもバレてしまう。二人は手を繋いで指で合図する事でとうとう鞠を奪った。
これには神魂命も納得したが、でもそれだと瀬奈が助かってエイジが世界と戦う理由が無くなってします。
と言う訳で都合よく水の能力者がやって来てこれを邪魔した。ここの展開はいいかげんだったなあ。戦術になるほど感も薄かったし、大体自分の能力をバラして戦うとかどんだけバカなんだよ。
敢え無く水使いは押さえられるが、そいつがデイジーを呼び出すと鈴達がその先に出現して、向こう側から十兵衛がこちらの神魂命達をぶった切る。ますます適当な展開にしか見えない。
とにかくこれで神魂命がどうやらやられてしまった様で、エイジの瀬奈の為の戦いは続く。