文豪ストレイドッグス・第６話

今回は国木田さん回ですか。
理想と言うメモ帳に基づいて実生活を実現させようとする国木田なのだが、理想は理想であって束縛とは違うと思うのだけど。理想どおりに行かなかった場合、かりかりしないで何故その理想が実現できなかったのかを考えた方が実りがあると思う。

予定より10秒早く到着したので武装探偵社のドアの前で10秒潰して部屋に入った国木田だったが、いきなり中島が泣きついて来て相も変わらず太宰が面倒を起こしていた。完全自殺読本に書かれていた毒キノコを食べようとしたら中途半端に毒なキノコでおかしくなったと言うのだが、単独で食べるとか、心中じゃなくていいのか太宰。

さて、今回は匿名のタレコミがあった。匿名でのタレコミとか、胡散臭さぷんぷんの話に先ずはタレコミ主の方の調査を行う事にする。その調査を依頼した違法ハッカー田口六蔵の所へ国木田と太宰、そして中島が向かう。電網潜士田口六蔵にかかれば何でも調べられると言うのだが、彼によるとタレコミ主は蒼の使徒だそうだ。その名前に反応する国木田。

この後の太宰が何故国木田はわざわざ中島を連れて田口に会いに来たのかと言うこの場面の構図が良かった。クレーンと三人の位置関係が秀逸。

次に三人はタクシーで廃病院へ。このタクシーの運転手は以前は役者をやっていたのだが売れなくてタクシー運転手に転職したのだそうだ。そして丁度失踪した者のうち二人を乗せていた。うーん、ちょっと遭遇率高杉じゃないですか。

監視カメラに写っている二人の共通点はメガネをかけていると言う事で、国木田君の出番だねと言う太宰だが、もう一人の方はメガネかけてるか見える？そもそも他の失踪者はメガネかけてない人が居て国木田に却下されるのだが。

廃病院の中をビクビクしながら歩く国木田だが、悲鳴が聞こえてそっちに行ってみると下着姿の女性が水槽に沈められていた。国木田が水槽を破壊して救出。

太宰はこの状況を分析して佐々城さんの格好がエロいと言うが、問題はそこじゃないだろう。犯人は何故佐々城信子を水槽に沈めるのに服は脱がしたのに下着を着けたままだったのかと言う点だろう(をい

そしてさらに助けを求める声が聞こえる。そっちに行ってみると今度は服を脱がされた失踪した男達がやはりガラス(?)越しの部屋に閉じこめられていた。国木田達が近づくと上からガスが放出され、助ける間もなく失踪した人達は死亡。しかもそれが監視カメラで捕らえられていて新聞には私立探偵が勝手に現場に行ったせいで失踪した人達が殺されたと報じられた。

あきらかに今回の目的は武装探偵社を陥れる為のもの。

一方、助けられた佐々城は太宰の家に一晩お世話になって今はベッドの上。太宰の家に泊まったのかと驚く国木田と中島なのだが、ここはマジで武装探偵社を陥れる目的なら何故佐々城だけ別に水槽に入れられたのかを疑うべきなんじゃ。

さて犯人が分かったと言う太宰。例のタクシーに乗って現場に行き「犯人はお前だ」と指したのはあの役者をやめたタクシー運転手。被害者が失踪したのは被害者がこのタクシーに乗ってから何日か後。それは監視カメラに写った姿でそう思われているが、でもそれはそう思わせているだけで、実は運転手が乗せた時に既に拉致して服を奪ってその後で「役者」の運転手がわざと監視カメラに写る様に行動した為。だから捕まっていた男達がみんな下着姿だった。そして誰もが帽子を被っていたり、或いはメガネをかけていたり、容姿を誤魔化しやすい対象だった。

うん、なるほど、下着姿だったのはそれが理由か。だとしたらますます下着姿だった佐々城信子は怪しくない？男達が下着姿な印象を逸らす為に佐々城信子は下着姿で水に放り込まれたとは思わないか？

追い詰められて白状した運転手は、自分はそそのかされただけで、ちゃんと軍警に白状するからその間は保護して欲しいと言う。その理由は臓器売買の関係者にポートマフィアが居るから自分の身が危ないからだと。

でももう既にポートマフィアに気づかれていてタクシーは包囲されて銃撃を受ける。慌てて逃げ出した運転手を国木田と中島が保護に向かい、国木田がポートマフィアと対決したがそこに出現したのがあの芥川。芥川に対して国木田がどう戦うかと思ったら吹き出した水の上に誘導してスタンガンか。独歩吟客便利だな。手帳より大きい物は実体化出来ないらしいが。

国木田の過去話で以前この病院であった爆発事件を知る中島。蒼の王の自爆で能力の無い普通の人間の刑事6人が突入して巻き添えの爆死をしたが、そこに至ったのは自分のせいであり、その中の刑事の一人の子供が田口なのだと言う。自分の責任だと思っている国木田が田口を気にしているのはそのせい。

そして今その場で見つけたのは爆弾解除依頼。今度こそそれを解除しないとまた同じ事を繰り返す事になると言う国木田。