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ジョーカー・ゲーム・第6話

あじあ号ktkr
新京であじあ号にプラットホームは、嘗て「閃光のナイトレイド」でも登場したホーム
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多分新京のホームの写真はこれ位しかないんじゃないかな。これに限らないのだが、あじあ号のパシナのみならず客車とかとてもよく調べて描いていると思う。驚いたのは客車内を怯まずに自由自在に描いている点で、今回の話はあじあ号の中で発生して解決する話だから当然その背景として描かざるを得ないのだが、頑張って描いたなと思う。
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それから新京の風景としてはよく写真で出る官庁街の大同大街ではなく、商埠地らしき風景を描いたのはなかなか思い切った絵にしたものだと思う。
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あじあ号の展望室で暇をもてあましている三兄弟。この時代、あじあ号の展望車に居ると言う事は余程の階級の三兄弟の筈。

一方、今回のD機関の要員は田崎。アントン・モロゾフと接触して情報を受け取る筈だったが、モロゾフが席を離れてトイレの方に行った後を追おうとしたものの怪しげな人間が居てその後で行ってみたらモロゾフは殺されて手にしていた新聞は奪われていた。後ろから針の様な物を刺されて死亡した様子から後ろに立たれても不審に思わない相手。そしてポケットに入っていたタロットカードからスパイには死をと言う宣告の処刑だったらしい。わざわざ残すのかこんなもの。

自席に戻ってから田崎は考えた。奉天に着くまでの残り1時間で相手をどうやって見つけるか。手にした先ほどのタロットカードをくるくると見えたり見えなくしたりしていたらあの子供達が食いついてきた。おじさん、手品師なの?と。

色々出しゃばる次男(と思われる。以降三兄弟は長男、次男、三男と言う仮定で記述する)が長男があじあ号の事なら何でも知ってると言うので話を合わせてみたら、褒められた長男が気分を良くして色々話してくれた。東洋一(今は死語だよね、これ。ここでも何度か書いてるけど私が子供の頃に小田急デパートが開店した時は「東洋一の百貨店」と言うフレーズが未だ普通に生きていた)の特別急行あじあ号は本土のつばめ号やはと号よりも速い平均速度86km/h。多分時刻表の時間と距離で計算した値だろうから表定速度と思っても良いと思う。因みに首都圏で一番手軽に乗れる速い特急は京成スカイライナーで表定速度が89.4km/hなのであじあ号は相当頑張ってると思う。

そこで田崎は子供達に問題を出した。次の奉天に着いてからその次の大連に着くまでにこのあじあ号より速く届く方法はあるだろうかと。さっそく食いつく次男、おじさんさっきの話聞いてなかったの?あじあ号より速い乗り物なんて東洋にある訳ないじゃない、バカなの?とw

一応長男は冷静にひょっとして飛行機?と思ったが、航空機の方はよく分からないが奉天・大連間の定期便は未だ無いんじゃないかな。それに飛行機は飛行場まで行く時間がかかるしね。そもそも奉天近郊や大連近郊に民間機向けの飛行場があったかどうか。

答えは新聞にあると言って、車内で二三日前の新聞を読んでいる人が居たらその人の風体をよく観察してそっとこのタロットカードを足下に置いて来て欲しいと頼んだ。子供達は使命を与えられてどきどきしながら車内を探検に出る。古い新聞をと言うのはモロゾフが特殊インクで暗号を仕込むには時間がかかるから今日の新聞ではないだろうと踏んで、それを持ってるヤツがターゲットだろうと考えたからだ。

子供達が車内をウロウロして大人を見て回っても、それ自体は誰も不思議がらない。首尾良く子供達はそれを発見。言われたとおりにタロットカードをそっと置いた。でもいくら子供目線でそっと置いてもターゲットにはバレる。田崎は勿論それを念頭において、ターゲットにお前はもう見つかっていると示したかったのだろう。
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案の定ターゲットは動き出した。そして田崎がモロゾフと接触しようとした時にウロウロしていた鳥打ち帽を被っていたヤツと接触しようとしたところを逆に田崎に刺される。こちらは麻酔薬。長男の鋭い観察力も手伝って、白い服の裏地が黒い、車掌と同じ制服になっている情報を掴んだ田崎はターゲットが予測通り車掌のフリをしてモロゾフに近づいたのだろうと読んだのだ。
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そして鳥打ち帽を被った共犯者はモロゾフが入れあげて一緒に亡命しようとしたダンサー。脅されてやったらしいが、果たして本心はどこにあったのか。

奉天で降りる田崎は先ほどの子供達に約束通りあじあ号よりも速いものを見せてやる。それは「はと」だ。あじあ号はつばめ号より速くつばめ号ははと号よりも速いと言った子供達はなにそれと返すが、はとははとでも伝書鳩。追い風なら  km/hを出せる伝書鳩は、あじあ号で眠らされた二人があじあ号で到着するのを大連に居る結城達に連絡する為に伝書鳩を飛ばす。

しかし、折角入手した情報だが、ドイツの時もそうだったがどうやら日本はそれをうまく活かしていないらしい。それでもD機関の彼らは任務を遂行して行くだけ。

そして陸軍本部ではD機関に対する対抗組織を作り、D機関を葬り去ろうとしていた。

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