ビッグオーダー・第3話
瀬奈を助ける為には大宰府政庁の目論見に乗るしか無いとエイジは決心する。そして前向きに奴らを利用するんだと目論むが、そう簡単には行かなかった。
山口攻略作戦会議に呼ばれても王とは名ばかりの下っ端扱いで、作戦にも口出しを許されず、先ずは最前線に出る事になってしまう。特に作戦参謀の久能マリによる扱いは酷い。
これではダメだ。自分を十人衆に認めさせなければ瀬奈を救えないと、この後からは自分の実力を十人衆に認めさせる事を目標にする。
折しも東京政府から通信が入って太宰府の王のエイジと公開交渉が行われる事になる。相手は東京政府の総理だがマリに言わせるとボンクラで有名だと。いやいや、そう言うヤツに限ってしでかすんだよ。
予想通り大宰府政庁の十人衆はエイジの支配の力で無理矢理従わされていると言う建前を使って十人衆の在京の親族を捕らえたのを見せしめに次々と殺して行く。
弁慶は流石に動揺しなかったが、あの作戦参謀として偉そうにしていたマリは甥が殺されそうになって心を見だした。だがここでエイジが立ち上がった。人質を殺すなどそれは全く逆だ。こっちが十人衆を人質にしているのだからと次々と撃ち殺して見せた。もっとも銃弾はあの支配の力で寸止めだが。
これだけだと芝居に見えたかもしれないが、鈴が本気で襲いかかって来て、エイジが本気で撃ち殺す。鈴は死なないからね。でも東京の総理には本当に大宰府政庁の奴らを殺したと見せつけられて通信が切れる。
少しはエイジの機転を見せられたか。
さて、それでも作戦通りにエイジは少数の舞台で関門トンネルを抜けて下関へ。ただその舞台もエイジには何故自分たちがこんな奴にと思っているから、トンネル内の崩落の時に真っ先に逃げ出した。エイジは100%当たる占い巫女の壱与による誘導で無事にトンネルの先へ。
しかし下関へ入ってから鈴が勝手に離れて石人を呼び込んでしまった。エイジと壱与が二人きりの時にエイジはピコピコ動く壱与の頭のリボンを触ってみたくなるが、壱与に言わせるとこれを触られると赤ちゃんが出来てしまうのだそうだ。
しかし鈴が呼び込んだ石人からの逃走の時に思わずエイジはそのリボンを掴んでしまう。壱与がそう意識してるだけだろうと思ったのに、もう赤ちゃんが生まれるのだそうだ。
へ?w